私の転生先を神様(竜神様)が"勝手に"決めました ~ドラゴンテイマーになりました~

黒炎 瑠懿

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1章 前編

ゲームの世界ぽい私の島(目が覚めると次の日でした。ので朝風呂しようかと思います)

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 気づいたらた、次の日になってた。私はベッドの上でぐっすり寝ていたらしい。ちゃっかり毛布をかけての熟睡だったみたい。
「クピー............クピー............」
 誰かの可愛らしい寝息が聞こえた。恐る恐る毛布を剥がすと胸元に小さなスカルドラゴンが寝息を発てていた。
 率直に言おう。大変可愛らしいと。むしろ尊い。とりあえず、私は彼が起きない程度に撫でた。
「クピー............キュウーン............クピー......」
くすぐったいらしい。頬辺りを撫でると寝ながら首を傾け気持ち良さそうにスリスリしてれた。本当に可愛い。もっと撫でたいけど、昨日お風呂に入っていない私は、今すごく服や体がベタベタしていて正直気持ち悪い。
 私はドレイクの小さい頬にキスをしてからこっそりベッドを出た。出る際彼の顔が少し赤らんだのは気のせいだと思う。



 脱衣所に入ると洗濯カゴの中に2枚のタオルが入っていた。2枚とも乾いていてフワフワした触り心地だった。勿論、洗濯機みたいな箱の中を見ても空っぽだった。誰が洗って干したのだろうか?鑑定した結果、どうやら謎の箱これも魔道具らしく"魔道洗濯乾燥箱"と言うらしい。装備品(武器を除く)や靴などを中に入れとくだけで、約5分程で乾燥まで終わらしてしまう超優れもので、頑固な汚れや血などの汚れも落としてしまうらしい。色落ち色移りもしないそう。また洗濯が終わり次第、洗濯カゴの中やその魔道具の横に置かれるそうだ。何て便利な。
 とりあえず、昨日着ていた服をその中に入れた。さぁお風呂に入ろう。


 お風呂はやっぱり気持ちいね!!それとお風呂も鑑定したら、こちらも魔道具で"自動湯沸かし機能付き薬効風呂桶"と言うらしい。お風呂のお湯は浴槽の横にあるひし形の宝石のような魔石に触ると、お湯が自動的に横の蛇口(?)から浴槽の中に注ぎ込まれる。
 念の為、蛇口(?)のお湯を鑑定したが普通のお湯としか表示されなかった。しかし、お風呂の中のお湯を鑑定したところ"身体浄化""血行改善""全身疲労浄化""むくみ解消"などの効果が出た。ちなみに先ほど触った魔石は、入浴する人が今一番必要な効果に近いお湯を出すための動力源らしい。
 なので、別に効果は必要なければ蛇口(?)の近くに手を伸ばせばお湯が出るらしい。
 何て便利なお風呂でしょう。私は大きな湯槽で朝風呂を楽しんだ。
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