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1章 前編

ゲームの世界ぽい私の島(竜神様の頼み事 2 )

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 どうやら、"平穏"と"安らかな眠り"を司っていたドラゴンが死ぬと、疫病や伝染病が蔓延し死んでしまえば疫病や伝染病を撒き散らすアンデッドとして各地を汚染しているらしい。人間たちはと言うと"誕生"と"生命"、"平穏"と"安らかな眠り"のドラゴンの肉を食べたので感染はおろか数を増やしてまた、ドラゴンを駆ろうとしているらしい。実に腹立たしことこの上ないな。どうしてかと言うと、ドラゴンは害獣として人間たちの"独自の宗教"に基づき国が定めたらしい。どの世界でも宗教問題があるんだなと私は思った。で、封筒の下にある本はドラゴンの育て方や地理、主な鉱石の図鑑本で育て方のヒントとかも載っている便利な本らしい。最後のページは手紙のやり取り機能があるらしい。
 早速、手紙を書いた。内容としては【素敵な島をありがとうございました】【質問 竜人がいるのに何をしているのか?】【意見 いっその事人間たちとドラゴンを隔離し距離をおくまたは、棲み分けをした方がいいのでは?】などしか書いていないが返事が返ってきた。
 自分の書いたページの下の空欄に返答が書いてあった。
 質問に対してまとめると、竜人たちは今餓えをしのぎながら生活しているらしい。冒険者の者もいるらしい。強いことには強いが餓えには勝てなく、かなり厳しいらしい。常に食糧難らしい。
 意見に対しては、全くその通り!!と返ってきた。そして竜神様に先ほど託された卵なのだが、どうやらこの状況を打破する鍵の1つらしい。で、私のテイマーのレベルを上げて"星屑の砂丘"を開放してくれとのこと。どうやら、あの卵はあのドラゴンで間違いないらしい。
 そして、もう1つの頼み事が人間たちの街に"星の皇帝の花嫁"がいるらしい。その奪還と全てのドラゴンたちや他の種族を人間たちから遠ざけてほしいとのこと。何でも、他の種族との揉め事や戦争を引き起こす人間たちに、愛想が完全に付きたそうだ。これもフォローできないな。
 どうやら、完全に人間たちと決別するそうだ。さよなら人間さん。そのための足掛かりを始めて欲しいそうだ。この頼み事はなるべく早くして欲しいが、先ずはドラゴンの一定数の増加が優先度が高いらしい。早く柱のドラゴンたちを助けて欲しいと催促が来た。
 また、ドラゴンたち(番のドラゴンたち)には連絡して、産まれない卵をこの島に連れてくるようにとの後達しと至急、避難せよとも言ったそうな。ヤァー仕事が速いな。
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