私の転生先を神様(竜神様)が"勝手に"決めました ~ドラゴンテイマーになりました~

黒炎 瑠懿

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1章 前編

ゲームの世界ぽい私の島(パートナー)

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「あのね、ドレイク。貴方とはテイムが出来ないみたいなの」
「キュー.........キュ」
 かなりショックだったらしい、尻尾が元気を失い垂れ下がり骨羽は折り畳み、声もなんだか元気がない。それでも、私は彼に伝えなきゃいけないので一気に言った。
「テイムにはなれないけど、私とパーティー組まない?一生面倒見るから私のパートナーになってください」
 彼は固まっていた。だけど理解したのか、次第に尻尾が持ち上がり、勢い良く左右き降り骨羽を大きく広げたかと思うと、私の胸に飛び込んできた。少しと言うよりかなり痛い。しかし、彼は嬉しさを最大限に表現しているらしい。ドレイクの顔が私の首元に近付いたかと思うと勢い良く顔をスリスリし、尻尾は腕にキツく絡めていた。
 ドレイクさん。嬉しいのは分かるけど、君の尻尾はかなり痛いんだけど、骨尻尾なんだから.........。だけど今気づいた。骨だらけの羽かと思ったら、透明な皮膜があり別に骨だけでくっついているわけではなかったらしい。後で詳しく調べないと。そう思いつつドレイクの背中を骨尻尾を絡めていない方のてで撫でていた。


 ようやく落ち着いたらしい。彼は自分の顔を私の首元から放し、俯向きながら反転し背中を私に預けていた。なんだか人ぽいな。冷静になったら、かなり恥ずかしいことをしていたことに気づいて、いたたまれなくなったんだろう。しかし、尻尾は腕からあまり放していなかったと思う。以外に素早いらしい。まあ俊敏持ちだし、深くは考えないで置こう。
「ドレイク。部屋の中見に行こう」
「キ......キュ」
 まだ恥ずかしいらしい。そんな彼が可愛くてついつい頭を撫で回す私でした。
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