私の転生先を神様(竜神様)が"勝手に"決めました ～ドラゴンテイマーになりました～

1章 前編

ゲームの世界ぽい私の島(家に在った懐かしい卵)

 中に入るとそこにはテーブルが1つと椅子が四脚、暖炉の前には大きなフカフカそうなソファーが1つサイドテーブルと足置き場まである。そして暖炉の横にはゲームで見たことのある卵置き場が在った。そこに自分の持っている卵を置こうと思ったのだが、もう1個卵があった。いつの間に在ったのだろう？とりあえず竜神様から渡された卵を近くの卵置き場に置き。卵をよく観察した。上から薄い紫、下は深紫のグラデーションが掛かった卵。しばらく見つめてから、私は思い出した。この卵はあの子だ！
 その卵はゲーム内でも有名な卵でメスなら可愛くオスなら格好いいと評価が爆上がりしたドラゴン。種族名は【冥王の子 スカルドラゴン】。
 余りに人気なってしまい、コンビニのグッズくじで縫いぐるみがはあった程。私もくじを引いたけど、なぜか1・2番の【月の女神 ルナドラゴン】と【星の皇帝 エンペラードドラゴン】しか当たらなかった。後は副賞で妖精のコースターとかは当たったかな。結局、ドラゴン好きの先輩と行った際、先輩がスカルドラゴンをオスメス当ててたのを貰ったんだっけか。あの時の先輩が「2つも当たったから篠原さんに1体上げるよ」と気さくに言いながら頭を撫でて少しだけ見上げた先輩の顔が優しかた。あの時も格好良かったなぁ。
 その後に、色々あって恋人になって、後2ヶ月ぐらいには結婚式だったのに。............なぜこうなったし。悔しいな。かなり、女性の倍率高かった人だったし。たぶん、私の婚期はもう2度と来ないだろうと言う感じの大恋愛だったのに。うまく行かないものだね。
 そんな思い出のある卵なのだ。うまく育てなくては......

 卵を1撫でした。やっぱり卵は暖かかった。すると、またウィンドウが出てきた。
[注意 【冥王の子 スカルドラゴン】(オス)が産まれそうです。名前を記入してう化させてください]と書いてあった。