私の転生先を神様(竜神様)が"勝手に"決めました ~ドラゴンテイマーになりました~

黒炎 瑠懿

文字の大きさ
上 下
1 / 158
序章

私は知らない部屋にいます。なぜ?

しおりを挟む
「お主を誤って滅してしもうた。すまんの」
「はぁ?」

 私は突然白い部屋に連れてこられて、目の前の白銀色のドラゴンに開口一番言われ唖然とするしかなかった。
 だってさっきまで自室で、"Luna Egg Monster's"をしていたのに?

 "Luna Egg Monster's"通称LEMエルイーエム。オンラインゲームで【モンスター好きの育成RPG】と言われている。主に自分専用島で色んなモンスターを育成し、時には町に降り対戦バトルやクエストなどしレベルを上げるゲームだ。
 神秘的かつ脈同感があるBGMと美しいグラフィックそして、モンスターたちがカッコカワイイのだ!!その中でもドラゴン種は幼体は可愛く、成体に近づくに連れドラゴン特有のゴツゴツした骨格や筋肉質な体躯に精悍な顔になっていく。ドラゴン好きの私は見ているだけで癒し効果抜群でご飯3杯はいける!!異論は認めない。

 そんな私がLEMを初開始した際、運命的な出逢いをした。下調べもせず、最初の卵だけはランダムだと知らず、また種族によってはドラゴンを育成が難しいクラスもあるとも知らず、注意文が卵選択パネルにデカデカと出てきた時は"どうゆうこと?!"と半ばパニック状態だった。
 そして選ばれたのはなんと黄金色のドラゴン。"ルナドラゴン"だった。この時ばかりは私も大はしゃぎしたよ。だって初っ端から大好きなドラゴンを引き当てるんだよ??ただし、アナウンスで【レインさんが称号を取得しました。"初のモンスターがドラゴン種入手"・"初のドラゴンテイマー"・"ドラゴンの覇者に選ばれし者"おめでとうございます】と大々的に祝福されたのは少し恥ずかしかった。それだけだったら良かったんだけど、ネット上の掲示板ではかなり騒がれた。名前は伏せられてはいたけどかなり探されていた。かなり怖かったのでそれ以降掲示板は見ていないし極力対戦バトルやフレンド登録は控えていた。そんな感じでLEMライフを満喫していた。
 今日も会社から帰ってきて自室のドアを開けて中に入り電気を着けたら目の前に今の状況なのですがどうします?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

ここは貴方の国ではありませんよ

水姫
ファンタジー
傲慢な王子は自分の置かれている状況も理解出来ませんでした。 厄介ごとが多いですね。 裏を司る一族は見極めてから調整に働くようです。…まぁ、手遅れでしたけど。 ※過去に投稿したモノを手直し後再度投稿しています。

3回目巻き戻り令嬢ですが、今回はなんだか様子がおかしい

エヌ
恋愛
婚約破棄されて、断罪されて、処刑される。を繰り返して人生3回目。 だけどこの3回目、なんだか様子がおかしい 一部残酷な表現がございますので苦手な方はご注意下さい。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ! 

タヌキ汁
ファンタジー
 国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。  これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

転生テイマー、異世界生活を楽しむ

さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。 内容がどんどんかけ離れていくので… ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ありきたりな転生ものの予定です。 主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。 一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。 まっ、なんとかなるっしょ。

婚約破棄され、平民落ちしましたが、学校追放はまた別問題らしいです

かぜかおる
ファンタジー
とある乙女ゲームのノベライズ版悪役令嬢に転生いたしました。 強制力込みの人生を歩み、冤罪ですが断罪・婚約破棄・勘当・平民落ちのクアドラプルコンボを食らったのが昨日のこと。 これからどうしようかと途方に暮れていた私に話しかけてきたのは、学校で歴史を教えてるおじいちゃん先生!?

元捨て子の新米王子様、今日もお仕事頑張ります!

藤なごみ
ファンタジー
簡易説明 転生前も転生後も捨て子として育てられた少年が、大きく成長する物語です 詳細説明 生まれた直後に病院に遺棄されるという運命を背負った少年は、様々な境遇の子どもが集まった孤児院で成長していった。 そして孤児院を退寮後に働いていたのだが、本人が気が付かないうちに就寝中に病気で亡くなってしまいす。 そして再び少年が目を覚ますと、前世の記憶を持ったまま全く別の世界で新たな生を受ける事に。 しかし、ここでも再び少年は生後直ぐに遺棄される運命を辿って行く事になります。 赤ん坊となった少年は、果たして家族と再会する事が出来るのか。 色々な視点が出てきて読みにくいと思いますがご了承ください。 家族の絆、血のつながりのある絆、血のつながらない絆とかを書いて行く予定です。 ※小説家になろう様でも投稿しております

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜

犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。 馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。 大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。 精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。 人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。

処理中です...