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閑話(過去の話~始まりの~)
義兄と私7
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誰かの視点
一番奥の部屋は最初に入った部屋よりかなり小さい書斎のような場所だった。周りは天井に届くほどの本と本棚にか困れ、奥には大きな机と椅子があり、その机の前には立派なソファーと大理石製のテーブルが置かれていた。ソファーに誘導され座ると少年は左目にてえ添えた。先程と同じように光がほとばしる。
「君の左目はどうやら魔力結晶で出来ているみたいだから、治りが遅いみたいだね。後回しにして正解だったかな?魔力残高も結構ギリギリぽいし」
独り言だと思う。辺りは眩しくて少年の顔は見えないが声が苦しそうだった。
「なら、辞めればいい。どうせ他人なのだから、見捨てればいいのではないだろうか?」
「それが出来たら苦労しないと思うよ?生憎俺は、諦めが悪くてね。自分の治す力が及ぶ者は、全てとは言えないが出来る範囲で助けるがモットーなのだよ。だから見捨てられない。だけど、仲間に手を出した時は容赦しないからね」
私は自分を見捨てる催促をしたのだが、少年は却下し苦笑いしながら答え、最後は不適な笑みを浮かべた。この少年は王族になれる素質があるかもしれない。直感でしかないけど、そう感じる。
「はい。終了。いやー、久々に大量の魔力を消費したわ」
少年は治療が終わり、額に大粒の汗を浮かべながら言った。汗をかいているが顔色はあまり変わらない。それほど、魔力を消費したようには見えない。もしかしら、少年の魔力はそれほど高いと言うことなのだろうか?普通に暮しているときはそれほど、魔力を消費し無いのではないだろうか?
「君の考えていることについて答えるなら、そうだよ。だけどね、俺の魔力を半分以上持っていかれたのは本当に初めてだからね。1、2回程度なら魔法は使えるかな。後、君の治療は終わったよ」
やっぱり、かなりの残高が残っているらしい。元々かなりの魔力量持ちらしい。そして、何故こちらの考えがわかるのか謎である。
一番奥の部屋は最初に入った部屋よりかなり小さい書斎のような場所だった。周りは天井に届くほどの本と本棚にか困れ、奥には大きな机と椅子があり、その机の前には立派なソファーと大理石製のテーブルが置かれていた。ソファーに誘導され座ると少年は左目にてえ添えた。先程と同じように光がほとばしる。
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独り言だと思う。辺りは眩しくて少年の顔は見えないが声が苦しそうだった。
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