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子供相撲

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 私の中学生時代の話。
 私は秋祭りの中に下は保育所から小学生まで子供相撲があり、人数的に余裕があるそうなので私と同級生(男子)が取ることになった。
 体格的にはわたしが身長体重が上。同級生は柔道の黒帯持ち。結果は見えているらしく、周りはにやにやしながら「ほら頑張れよ!!◯◯◯(男子の名前)」「手加減してやれよ瑠懿」と言われた。同級生は半ばやる気がなかった。むしろ断固拒否。嫌々引きずられながら、土俵入りしていた。
 私はどうでもいいし、早めに終わらすかとも考えて土俵入りした。

「はっけよい!!」
 とりあえず、線に手を付け睨み合う。早く終わらすには持ち上げそのまま土俵外に出せば終わる。なぁに、心配ない。60㎏ぐらいは両手で持ち上げれるし大丈夫だ。問題ない。と思い、私は合図を待った。

「のこった!!」
 合図と共に私は状態を少しだけ上げ地面を蹴った。相手の懐に入り組み合う。だが、決着は早めに着いた。










 なんと組み合った際、【ドッ!!】と言う音とともに同級生が消えた。

 正確には吹っ飛ばされたのだ。多分20秒も経っていないと思う。要するにタックルしたらぶっ飛ばされたらしい。



 これには相手や観客も行司も何なら私自身も困惑してしまった。
 1分ぐらいの静寂の後ドッと観客がわいたのは言うまでもない。




 やっちまったぜ(*ノω・*)テヘ!!
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