ブループリントシンデレラ

自分の肌の色も、目の色も、髪の色も、大嫌いだった。
何でこんな風に産まれたんだろう。神様は不公平だ。ずっとそう思ってた。
人より劣っている自分を、どうにかして隠したかった。変えたかった。

……でも本当は逆だった。
ただそのままを好きになってあげたかった。
何も変えない自分を認めてあげたかった。

この姿を選んで生まれて来た俺に、誇りを持ちたかったんだ!!


(心の弱さと劣等感を抱えた一人の男の子が、勇気を出して目を覚ましていくまでの物語)
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