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セフレ編
最悪という名の幸せ。変態という名の恋人。【前編】
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不審者。
イヤな予感に苛まれるが、なんて耳馴染みのよいフレーズ。
ボーイズらの親はすかさず表情を変え、我が子に駆け寄り声をかける。
「不審者はどこのトイレにいたの?」
「顔は覚えてる?」
「服装は?」
大まかにはこんな感じで質問攻めだ。
キッズたちの反応はさまざまで、しかし似通っている証言がひとつあった。
それは
『学校の雑巾の臭いがしたぁ』
———はい、決定。
変質者の正体は、春太郎である濃厚さが増した。
ヤツがこのバーベキュー会場にいる。
でもたぶん何もしていないのに『変質者』に疑われている哀れな春太郎。まず間違いなくやましいことをしているわけはないだろう、おそらくアルバイト関連で来たのだと思われる。
ばくんばくんと暴走する俺の鼓動は、偶然にも近くにいるという嬉しさによる胸の高鳴りか、『変質者』春太郎と遭遇してしまうかもしれないという焦りか。
さて俺の心は———ドゥルルルルルルルル・・・・・・だだんッ!
前者二割、後者八割といったところ・・・・・・。
百パーセント「焦り」にならないあたり、末期ですわな。
特に何かされたのでもなく、外見を見て騒いでいるだけなのだから、気にせず放っておくべきと思うけど。
何やらザワザワとし始めたぞ?
んん? あれは女子だ。
キッズの次に駆け込んできたのは女性社員。
「女子トイレに気持ち悪いおっさんがいましたぁーーー!」
と戻ってくるなり、大きな声で報告をしてくれた。
ホウ(報告)レン(連絡)ソウ(相談)がなっていて非常に優秀だが、聞き捨てならない報告だな・・・・・・?
これは通報される流れが見える。
そしてこちらのグループだけでなく、他所でも大ごとな雰囲気になってきている模様。
「ちょっと・・・・・・待ちませんか!」
気づくと、俺の口からはその言葉が飛び出していた。
けっこうなボリュームで叫んでしまい、皆が俺の方を振り向く。
コイツは何を言っているんだと、明らかに不信感の混じった眼差しだ。
けれども怯まず、俺は言った。
「確認をしてからにしましょう、僕が見てきますよ」
すると、女性社員の集団から野次が飛んでくる。
「この子が嘘を言ってるっていうんですか?」
やけに当たりが強い。と思ったらトモちゃんではないか。
靡かなかったことを根に持っているのか、手のひら返しが見事だな。
んで、トップオブ女子の言うことだからか、女性社員は全員うんうんと頷きやがる。
便乗するようにキッズらの親がトモちゃんに頷き、大多数が頷けば、ちらほらといた無関心派も空気を読んで頷く。
身内しかいない空間で俺だけが孤立してゆくぅ———。
祀りあげられるのが早いよ。
睨まれる筋合いはないんですが? ひーん。全人類の敵にみたいになってるんですけどぉ・・・・・・。
「まあまあ、もう居ないかもしれませんし。居るかどうかの確認はしても良いかと思いますよ。そうゆうことだよな、野々村?」
はわわわ、この声は・・・・・・。
颯爽と助け舟を出してくれたのは湯門だった。
遅れて登場した彼は果敢にも女性社員の輪の中を通り、労わるように彼女らの肩や背中を順番にさする。
イケメンじゃなければ訴えられる所業である。
だがありがたく俺は湯門船長の舟に乗っかった。
「そうです、危険なので皆さんはここにいてください」
船長は「俺も行くよ。ちょうどトイレ我慢してたんで」と援護射撃までかましてくれる。
「なんだあ、それならそうと言ってくださいよぉ」
女帝トモちゃんの言葉は絶対。トモちゃんが笑えば、場の空気が良い方向にシフトする。
トモちゃんはすでに船長のことしか見ていない。
そのあいだに殺伐とした空間から距離を取り、俺はようやく胸を撫で下ろし息を吐く・・・・・・はずだったのに、一秒後には吐いた息が「ずぼぼぼぼーーーーッ」と喉を逆流した。
「野々村どうしたぁっ?!!」
湯門船長が瀕死状態の俺の肩を揺さぶる。
「せ、船長・・・・・・あれを」
ぷるぷると力なく俺が指を差したのは公衆トイレだ。
「な??! そんな・・・・・・」
湯門がガクリと膝を落とす。
公衆トイレの入り口には清掃道具を手にした春太郎がいた。
やっぱり、春太郎だった。
通常どうりのもっさりボサボサヘアに、服装は汚れた作業服・・・・・・下はどうした? なぜズボンを履いていない?
ん、なんだ?
遠くから見ていると、春太郎は自分の尻に向かって何か喋っていた。
ついに本格的におかしくなったか? と思っていたら、俺は絶句する。
尻の陰からイタズラ小僧がニマニマと顔を出して笑っていた。
信じられないことに、春太郎はちびっ子相手に追い剥ぎにあっていたのである。
下着だけは懸命に手で押さえて死守しており、フルチンは免れているが、取られるのも時間の問題。
どうして今日に限ってツナギじゃない作業服なんだ・・・・・・違うか、むしろ、ツナギじゃなくてよかったと思うべきだな。
一枚つなぎの服だったら、一瞬ですっぽんぽんにされていたかもしれん。
アーメン、神さま。どうか彼を救いたまえ。
しかし神は残酷だった。
なぜにそこまで春太郎のパンツが欲しいのか・・・・・・、ムキになった子どもにパンツをずり下げられた瞬間、子どもの母親がトイレから出てきてドッキングした。
神ぃぃぃ! おっさん天使でも見捨てないでェェェ!!!
目ん玉をひん剥いた親が(まあ、気持ちはわかるけども)春太郎から子どもを引き剥がし、悲鳴をあげたものだから、まるで春太郎が子どもにちょっかいをかけていたかのような場面が作り上げられてしまった。
———下半身丸出しの露出狂スタイルで。
これはもうアウトだ。
じきに警察がきて春太郎は捕まる。取り調べで春太郎は上手く説明ができるのだろうか。できたとしても、春太郎が何をどう弁解しても誰も信じないだろう。
助けなきゃ。
俺の身体は勝手に動いた。
「・・・・・・! タ、むっ」
名前を言いかけて、春太郎は口を押さえた。
春太郎にとって俺は名前を言ってはいけないあの人。悪い意味でじゃないよ。
「失礼ですが、お子さんがこの人の服を脱がそうとしていました」
俺はデスゾーンの中心に割って入り、自分の着ていたシャツを春太郎の下半身にそっとかけた。
だが子どもを侮辱されたと思い込んだ母親は激昂する。
「そんなはずないじゃない!! わかったわ! あなたもこの人とグルなんでしょ!」
「へ?」
「そうなのね! なんて気持ちが悪い!!」
俺へ向けられた視線が動揺から軽蔑の色に変わる。
「・・・・・・ち、ちが」
なんてこった。春太郎を庇って、完全なる流れ弾を全身で喰らった。
でも、でも、追い詰められてようやく俺は気付かされた。後ろで子鹿のごとく震えている春太郎を助けたことに後悔は微塵も感じない。
たとえ世界中の人がキミを敵に回しても、俺だけは・・・・・・俺だけは、キミの味方だよ。
映画かドラマか、どこかの主人公がそんなことを言っていた。よく聞く言葉だ。非現実的で、臭いセリフ。
そのセリフを真剣に伝えた主人公を白けた顔で見ていた小学生時代の俺よ、よく聞きなさい。
———現実にありえたんだよなぁ。
驚き固まった春太郎を背中に庇い俺は立ち尽くし、俺の前に立ちはだかってくれた・・・・・・船長。
「あとは任せろ。面倒が増える前に、春太郎をつれてはやく行け」
ありがとう湯門。もはや戦友、心の友よ。
「船長。今度、なにかお礼をさせてくれ」
「ふ、そうか。楽しみにしておくぜ」
そうして春太郎の手を引いて駆け出した俺を見送り、湯門は
「・・・・・・船長ってなに?」
と首を傾げた・・・・・・。今ごろかよ。
イヤな予感に苛まれるが、なんて耳馴染みのよいフレーズ。
ボーイズらの親はすかさず表情を変え、我が子に駆け寄り声をかける。
「不審者はどこのトイレにいたの?」
「顔は覚えてる?」
「服装は?」
大まかにはこんな感じで質問攻めだ。
キッズたちの反応はさまざまで、しかし似通っている証言がひとつあった。
それは
『学校の雑巾の臭いがしたぁ』
———はい、決定。
変質者の正体は、春太郎である濃厚さが増した。
ヤツがこのバーベキュー会場にいる。
でもたぶん何もしていないのに『変質者』に疑われている哀れな春太郎。まず間違いなくやましいことをしているわけはないだろう、おそらくアルバイト関連で来たのだと思われる。
ばくんばくんと暴走する俺の鼓動は、偶然にも近くにいるという嬉しさによる胸の高鳴りか、『変質者』春太郎と遭遇してしまうかもしれないという焦りか。
さて俺の心は———ドゥルルルルルルルル・・・・・・だだんッ!
前者二割、後者八割といったところ・・・・・・。
百パーセント「焦り」にならないあたり、末期ですわな。
特に何かされたのでもなく、外見を見て騒いでいるだけなのだから、気にせず放っておくべきと思うけど。
何やらザワザワとし始めたぞ?
んん? あれは女子だ。
キッズの次に駆け込んできたのは女性社員。
「女子トイレに気持ち悪いおっさんがいましたぁーーー!」
と戻ってくるなり、大きな声で報告をしてくれた。
ホウ(報告)レン(連絡)ソウ(相談)がなっていて非常に優秀だが、聞き捨てならない報告だな・・・・・・?
これは通報される流れが見える。
そしてこちらのグループだけでなく、他所でも大ごとな雰囲気になってきている模様。
「ちょっと・・・・・・待ちませんか!」
気づくと、俺の口からはその言葉が飛び出していた。
けっこうなボリュームで叫んでしまい、皆が俺の方を振り向く。
コイツは何を言っているんだと、明らかに不信感の混じった眼差しだ。
けれども怯まず、俺は言った。
「確認をしてからにしましょう、僕が見てきますよ」
すると、女性社員の集団から野次が飛んでくる。
「この子が嘘を言ってるっていうんですか?」
やけに当たりが強い。と思ったらトモちゃんではないか。
靡かなかったことを根に持っているのか、手のひら返しが見事だな。
んで、トップオブ女子の言うことだからか、女性社員は全員うんうんと頷きやがる。
便乗するようにキッズらの親がトモちゃんに頷き、大多数が頷けば、ちらほらといた無関心派も空気を読んで頷く。
身内しかいない空間で俺だけが孤立してゆくぅ———。
祀りあげられるのが早いよ。
睨まれる筋合いはないんですが? ひーん。全人類の敵にみたいになってるんですけどぉ・・・・・・。
「まあまあ、もう居ないかもしれませんし。居るかどうかの確認はしても良いかと思いますよ。そうゆうことだよな、野々村?」
はわわわ、この声は・・・・・・。
颯爽と助け舟を出してくれたのは湯門だった。
遅れて登場した彼は果敢にも女性社員の輪の中を通り、労わるように彼女らの肩や背中を順番にさする。
イケメンじゃなければ訴えられる所業である。
だがありがたく俺は湯門船長の舟に乗っかった。
「そうです、危険なので皆さんはここにいてください」
船長は「俺も行くよ。ちょうどトイレ我慢してたんで」と援護射撃までかましてくれる。
「なんだあ、それならそうと言ってくださいよぉ」
女帝トモちゃんの言葉は絶対。トモちゃんが笑えば、場の空気が良い方向にシフトする。
トモちゃんはすでに船長のことしか見ていない。
そのあいだに殺伐とした空間から距離を取り、俺はようやく胸を撫で下ろし息を吐く・・・・・・はずだったのに、一秒後には吐いた息が「ずぼぼぼぼーーーーッ」と喉を逆流した。
「野々村どうしたぁっ?!!」
湯門船長が瀕死状態の俺の肩を揺さぶる。
「せ、船長・・・・・・あれを」
ぷるぷると力なく俺が指を差したのは公衆トイレだ。
「な??! そんな・・・・・・」
湯門がガクリと膝を落とす。
公衆トイレの入り口には清掃道具を手にした春太郎がいた。
やっぱり、春太郎だった。
通常どうりのもっさりボサボサヘアに、服装は汚れた作業服・・・・・・下はどうした? なぜズボンを履いていない?
ん、なんだ?
遠くから見ていると、春太郎は自分の尻に向かって何か喋っていた。
ついに本格的におかしくなったか? と思っていたら、俺は絶句する。
尻の陰からイタズラ小僧がニマニマと顔を出して笑っていた。
信じられないことに、春太郎はちびっ子相手に追い剥ぎにあっていたのである。
下着だけは懸命に手で押さえて死守しており、フルチンは免れているが、取られるのも時間の問題。
どうして今日に限ってツナギじゃない作業服なんだ・・・・・・違うか、むしろ、ツナギじゃなくてよかったと思うべきだな。
一枚つなぎの服だったら、一瞬ですっぽんぽんにされていたかもしれん。
アーメン、神さま。どうか彼を救いたまえ。
しかし神は残酷だった。
なぜにそこまで春太郎のパンツが欲しいのか・・・・・・、ムキになった子どもにパンツをずり下げられた瞬間、子どもの母親がトイレから出てきてドッキングした。
神ぃぃぃ! おっさん天使でも見捨てないでェェェ!!!
目ん玉をひん剥いた親が(まあ、気持ちはわかるけども)春太郎から子どもを引き剥がし、悲鳴をあげたものだから、まるで春太郎が子どもにちょっかいをかけていたかのような場面が作り上げられてしまった。
———下半身丸出しの露出狂スタイルで。
これはもうアウトだ。
じきに警察がきて春太郎は捕まる。取り調べで春太郎は上手く説明ができるのだろうか。できたとしても、春太郎が何をどう弁解しても誰も信じないだろう。
助けなきゃ。
俺の身体は勝手に動いた。
「・・・・・・! タ、むっ」
名前を言いかけて、春太郎は口を押さえた。
春太郎にとって俺は名前を言ってはいけないあの人。悪い意味でじゃないよ。
「失礼ですが、お子さんがこの人の服を脱がそうとしていました」
俺はデスゾーンの中心に割って入り、自分の着ていたシャツを春太郎の下半身にそっとかけた。
だが子どもを侮辱されたと思い込んだ母親は激昂する。
「そんなはずないじゃない!! わかったわ! あなたもこの人とグルなんでしょ!」
「へ?」
「そうなのね! なんて気持ちが悪い!!」
俺へ向けられた視線が動揺から軽蔑の色に変わる。
「・・・・・・ち、ちが」
なんてこった。春太郎を庇って、完全なる流れ弾を全身で喰らった。
でも、でも、追い詰められてようやく俺は気付かされた。後ろで子鹿のごとく震えている春太郎を助けたことに後悔は微塵も感じない。
たとえ世界中の人がキミを敵に回しても、俺だけは・・・・・・俺だけは、キミの味方だよ。
映画かドラマか、どこかの主人公がそんなことを言っていた。よく聞く言葉だ。非現実的で、臭いセリフ。
そのセリフを真剣に伝えた主人公を白けた顔で見ていた小学生時代の俺よ、よく聞きなさい。
———現実にありえたんだよなぁ。
驚き固まった春太郎を背中に庇い俺は立ち尽くし、俺の前に立ちはだかってくれた・・・・・・船長。
「あとは任せろ。面倒が増える前に、春太郎をつれてはやく行け」
ありがとう湯門。もはや戦友、心の友よ。
「船長。今度、なにかお礼をさせてくれ」
「ふ、そうか。楽しみにしておくぜ」
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