どうして?なんだろう・・・
不思議だ
あなたにおすすめの小説
天上の銀の卵、雪
多々良
ライト文芸
くたびれた男が、天上へと続くリフトに揺られて上がっていく。
遥かな足元は金属の大地、上がる先は金属でできた空。
決まった時間に、その空から人工の雪が降る。
慰めとして、美しいものの代名詞として___。
ほっこり系日常短編
流音あい
ライト文芸
さらっと読める日常短編集。一話完結型の、ちょっと馴染みのないかもしれない日常のほっこり系短編(SS)五編です。
1『反射の連鎖でアナウンス』 車内で起きた、ちょっとした人の温かさの話
2『きらめきの再発芽』 マニキュアをきっかけにおばあさんが元気になります
3『じゃがいもスイッチ、コロッケ変化』 近所の人との交流話
4『誤解の隙間にベビーカー』 ケンカップルを目の当たりにした奥さんの話
5『レターオープンリスタート』 若い女性とおばあさんのほっこり話
あの日
霜月麗華
ライト文芸
島である『茅島』には、最近建てられたホテルがある。そのホテルは、パーティ会場として使われるらしい。
とある大金持ちの大家族はホテルを貸し切って、三男の5歳の誕生日パーティを開いたがーー
ストーリーによって、キャラクターの視点が変わります。
*は、残酷描写があります。
結論、ヤバいです。
Sissy
ROSE
ライト文芸
人と違うことを間違いだとは思っていない。個性という物は限界まで尖らせるべきだ。
幼馴染みの遙は才能があるくせに人前に出られない意気地なしだ。そんな彼女を見ると腹が立つと同時に放っておけない。
Liar Liar Endless Repeat Liar の番外編的な短編です。
悲鳴じゃない。これは歌だ。
羽黒 楓
ライト文芸
十五歳の〝私〟は死に場所を求めて家出した。
都会の駅前、世界のすべてを呪う〝私〟はしかし、このとき一人の女性と出会う。
彼女は言った。
「あんた、死んだ私の知り合いに似てる――」
そこから始まる、一人の天才ロックシンガーの誕生譚。
満腹龍神様と3つのご飯
坂
ライト文芸
東京都内でウェブデザイナーをしている早乙女小春は、日々の生活に忙殺され、死んだような日々を過ごしていた。
そんなある日、小春は実家からの電話により祖母トメの訃報を知る。
葬儀のために実家に帰った小春が見つけたのは、トメが生前大切にしていた、何でも好きなものを三つ食べさせてくれるという満腹龍神が宿る水晶だった。
水晶を貰い受けた小春は、水晶の異質さを感じながらも、すっかり仕事の業務に忙殺されてしまう。
ボロボロになって帰宅した小春は、空腹に耐えかね、何気なく水晶の満腹龍神にお願いを捧げる。
「頼むよぉ、龍神様ぁ。ナムナム」
――その願い、聞き届けたり。
不思議な声と共に水晶が輝きだし、小春の前に姿を見せたのは、一匹の穏やかな顔をした二足歩行の龍だった。
驚きのあまり目を丸くする小春に向かい、龍は穏やかに言った。
「儂の名は満願福腹之神(まんがんふくふくのかみ)。満腹龍神と、そう呼ばれておるよ」
小春は、満腹龍神の三つのご飯を通して、失ってしまったかつての夢と、祖母との思い出を取り戻していく。
トラックメイカー
Luna
ライト文芸
2020年。日本、アメリカ、スイス等々の素粒子物理学研究所の度重なる実験によりパラレルワールドは次々に破壊されていった。加速器やレーザを使った実験は表向きで、裏では黒い噂が絶えなかった。秘密裏に行われている謎の大規模実験、ブラックホール、パラレルワールドの破壊、人類滅亡等々、2020年よりも前からそのような噂はあったのだが学者や専門家は2020年頃から相次いで警告を表明した。
そしてそれから10年が経った2030年。学者や専門家が恐れていたことが現実となった。現実の世界は消失した。