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裏。ー影。ー

ゆるさなくて構いません。ー神世の落涙。ー

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『わたしの身一つで適うなら。
お前らの「慰みもの」となろう。
わたしの身体で満足させてやろうじゃないか。
跪け!』

【……ああ、愛い仔……けれど……。
あなたの願いは聞いてあげられません……それが心苦しい……あなたの想いは、きちんと届いております……】

【___その想い大事にして、あなたの匃をいつか。
わたしに聞かせてくださいな_____。】

『そこの【人間】。そうだ、右隣の……ああ。
紋様が腕にあるお前だ。
いいから。
這え。
拒むんじゃない。』

腕に契って。
腕をちぎって。
四肢をちぎって。
頭をちぎって。
内臓を引きずり出して。
ばらばらに。
ばらばらにして。
燃やして。
領地系にそれを掲げ。
串刺しにして。

その搾った血で、腕輪を創り上げた邪神は。

咲って。

囁いてそれを拝借した借り受けた上。

そして【人間】は快く承諾をした。

するとそれに満足したのか、屈んでいられるうちに。

動き回れるように固定してやった上で。

動けない『仔』を慈しむように。

いとつれなく、なにもと思ひたらぬさまにてつけた。

……とは言えども、『仔』にも判らなかった。

海面の岩のごとく、うまく隠れていて。

つれないままだ。

『……面をあげよ』
『ほう、なかなか可愛い顔をしている』

『気に入った……おまえはわたしの許に来い』

とおいひと女神様だと烏滸がましくも寂しいと思った。
『それに侘び寂びを感じて、どうすることも出来ないままです。』

そう、【人間】はつい口を開きたくなったが。
どうしようもなく伝えたくなって。
辛抱しなくてはならないと思い至って。
臆病な『人の仔』種族たちらは。
否、【人間】共は辟易しながらもこらえた。

幸運なことに、今は女神様の御前なのだから。

【わたしのエゴのために、わたしを犠牲にするのみの“邪神わたし”を。】

『___…………借り受けよう。』
『いつか出逢えたなら、その時に_____。』
『おまえは可愛いな』
『感謝します』

『____それがわたし達の悦びよ!』
【ゆるさなくて構いません、愛い仔よ。それがわたしの___わたし達なのです。】

あっという間に“何人”もの神々に囲まれていきます。
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