可笑しな漫画家が異世界転生した模様。ーただの神様達と神獣や少女で漫画家を困らせるようです。ー

神獣たちと名もなき悪魔と『故郷を護れなかった少女』の歩みー薬は何処にあるのでしょうね？ー

「『主』はこそばゆいので『アリア』と呼んでくださいませ。
敬語もいりません。」
『ああ、分かった。
ところでお前たちの、『主』と『アリア』の『あのひと』が逃げちまったな。
……これからどうする？
『薬』探すか？』
「いいえ、『薬』はあれのことですし用意周到に粉々にされ、簡単に復元されないように細工されていることでしょう。
であるならば、私たちで新たな薬の原料になるものを探せばよいのです。
……ただ、困ったことに何の薬かまだ分からないのですよ。
つまり何の効果があるか、解らないのです。
それに、『あのひと』の秘匿の体質もあるでしょうしやはりサンプルが必要なようです。」
『……………それならやはり、世界を回ろう。
『アリア』もいいだろう？』
「ええ、いいですよ。
で、どこを回る予定なんです?」
『フルリィスムネーケヒィ』というまあ亜人が管理している『国』を回る予定と『ツクユセメヒ』。
この近くの街だな、さあ行こう。
『発動』。』

『着いたぞ、『アリア』。
『かの愚かな悪魔』も来たみたいだ。
『フューイ』も早いな。』
『当然だよ、『サングライメーヘ』。』
『ああ、そうだなぁ……ふぁーあ……｡
……ふぁーあ………。』