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第113話 第三王子は力を貸すことになる!
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食べきれないりんごを無理矢理押し付けられた「シュウ」です。
「え~と、それは…… 水スライムという魔物です」
「魔物とな?」
「ええ、そうです。水スライムは水の中には生息する魔物で、汚水を食べて水を浄化します。水スライムは温厚で気の弱い性格をしていますので、人を襲うことはありません」
「人を襲わないのか?」
「はい。万が一の事も考え、『テイム』という魔物を使役させる魔法もありますが?」
「うむ、人を襲わないと言うのであれば、エリス嬢を信用しよう。では、水スライムを頼めるだろうか?」
「ハイ。ありがとうございます。愛情を注げばマリーパパさんに懐くと思いますよ!」
「そうか、愛情を注ぐのだな? わかった。水スライムとは、よき友人になろう」
「ええ、それがよろしいかと」
――マリーパパが水スライムに愛情を注ぐのかぁ。ぷよぷよ水スライムがガチガチ水スライムになる未来しか見えないのだが……
「では、旦那様。下水処理施設をどこに作るかですが、あまり大がかりすぎると目立ってしまいます」
「ん~、そうだな。目立ちすぎるのも良くないな」
「それなら、お庭の一角をいただけましたら、小ぢんまりとした施設を作りますが?」
「ほぉ、やってくれるか」
「ええ、こちらでさせていただきます。シュウ君、日頃の成果が試される時が来たわね」
「ああ、マリーパパさん。僕らに委せておいて下さい!」
「ならば俺も手伝だわせてくれ」
ここで影の薄かったバットがここにも俺もいるんだぞ! 存在感アピールを始めた……
「バット、助かるよ。おもいっきりやろうな」
「おう、任せておけ!」
「おい、おい、バット君。キミは手伝いと言っても何が出来るんだね?」
「公爵殿、俺も魔法が使えますから大丈夫です」
「ハアァァァァァ!? キミも魔法を使えるのかね?」
マリーパパとゴリーさんはバットが魔法を使えることに驚いていた。
「お父様、実は私もエリスから教わり魔法が使えるようになりました」
「ニャアァァァアにィィィイ!? マリー、お前もか!?」
マリーパパが今回の話し合いの中で一番、動揺していた。
マリーパパもさすがに自分の娘が魔女の仲間入りしているとは思ってもいなかっただろうが、これが現実だ! マリーは魔女になったのだァァァア! マリーオヤジざまぁ! お土産の怨みを思い知れ!
「まったく一体どうなっているのやら……」
「私も頭がどうにか、なりそうです……」
「まったくだ……」
――マリーパパもゴリーさんもあまりの情報の多さに頭を抱えていた。ハルタンに関わると数百年後の未来にタイムスリップした感覚になるからなぁ……
「ああ、我が家に水洗トイレが来るのね! あとは、銭湯だけね」
――マリーは水洗トイレと水スライムに魅了されており、余程嬉しいんだろう。マリーとマリーパパのテンションの違いにドン引き……
「マリー。ついでに銭湯も作る?」
「えっ!? 良いのエリス!」
「下水処理場が出来たら作れるわよ」
「ありがとう、エリス。あとは、シュウしだいね」
「シュウ君には、是非とも頑張ってもらわないとねっ!」
「了解! 頑張るよ」
「ただ、問題が一つあるの……」
エリスは深刻な表情を浮かべた。
「どうしたの?下水処理以外に問題があるの?」
「ええ、問題と言われると問題なんだけど……」
「どうしたエリス嬢? 私たちに遠慮は要らないから言ってごらんなさい?」
マリーパパがエリスに問いかける。
「では、お言葉に甘えて…… 実は…… ハルタンにでは、大工仕事のほとんどが魔物さん達がしているんです。もし、大工作業があれば魔物さん達をお屋敷まで連れて来なければ行けません」
「えっ!? 魔物が我が屋敷に来て作業をするとな?」
「まことですか、エリス様?」
「ハァ? サムソン達がこっちに来るの?」
「ええ、こちらに来て作業をすることになります」
「旦那様~。魔物ですぞ…… ど、どういたしましょう……」
「ゴリーよ。狼狽えるものでない!」
「しかし、旦那様……」
マリーパパとゴリーさんは魔物さん達がお屋敷に来ることに動揺していた。逆にマリーはお世話になっている魔物さん達を招待できると嬉しそうだった……
「エリス嬢。質問だが、私と魔物達とは友好関係になれるのだろうか? 建国前の事とはいえ一度は魔境の森を焼き払おうとした民族だ。許してくれるだろうか?」
「それなら、心配ありません。もう過去のことです。そして、我らハルタンの者は過去の出来事は気にしておりません。過去にこだわり続けていたら前には進めませんから」
「そう言ってもらえたら助かるが……」
「まずは、マリーパパさんがハルタンにいらっしゃれば魔物さん達にも会えますので、そのその時にお話ししてみてはどうでしょうか?」
「話しをするかぁ…… そうだな。話しをしてみなければお互いわからないからな……」
マリーパパは深い瞑想にトリップしてしまった!
「よし! ゴリーよ。ハルタンへ行くぞ! 急ぎ予定を組め! エリス嬢、こちらが予定がつき次第、マリーと伺うとしよう」
「はい、その時は連絡を頂ければ、案内いたします。」
マリーパパの興味本位からのハルタン来訪から未来の友好関係構築の為の来訪へと変わった……
「え~と、それは…… 水スライムという魔物です」
「魔物とな?」
「ええ、そうです。水スライムは水の中には生息する魔物で、汚水を食べて水を浄化します。水スライムは温厚で気の弱い性格をしていますので、人を襲うことはありません」
「人を襲わないのか?」
「はい。万が一の事も考え、『テイム』という魔物を使役させる魔法もありますが?」
「うむ、人を襲わないと言うのであれば、エリス嬢を信用しよう。では、水スライムを頼めるだろうか?」
「ハイ。ありがとうございます。愛情を注げばマリーパパさんに懐くと思いますよ!」
「そうか、愛情を注ぐのだな? わかった。水スライムとは、よき友人になろう」
「ええ、それがよろしいかと」
――マリーパパが水スライムに愛情を注ぐのかぁ。ぷよぷよ水スライムがガチガチ水スライムになる未来しか見えないのだが……
「では、旦那様。下水処理施設をどこに作るかですが、あまり大がかりすぎると目立ってしまいます」
「ん~、そうだな。目立ちすぎるのも良くないな」
「それなら、お庭の一角をいただけましたら、小ぢんまりとした施設を作りますが?」
「ほぉ、やってくれるか」
「ええ、こちらでさせていただきます。シュウ君、日頃の成果が試される時が来たわね」
「ああ、マリーパパさん。僕らに委せておいて下さい!」
「ならば俺も手伝だわせてくれ」
ここで影の薄かったバットがここにも俺もいるんだぞ! 存在感アピールを始めた……
「バット、助かるよ。おもいっきりやろうな」
「おう、任せておけ!」
「おい、おい、バット君。キミは手伝いと言っても何が出来るんだね?」
「公爵殿、俺も魔法が使えますから大丈夫です」
「ハアァァァァァ!? キミも魔法を使えるのかね?」
マリーパパとゴリーさんはバットが魔法を使えることに驚いていた。
「お父様、実は私もエリスから教わり魔法が使えるようになりました」
「ニャアァァァアにィィィイ!? マリー、お前もか!?」
マリーパパが今回の話し合いの中で一番、動揺していた。
マリーパパもさすがに自分の娘が魔女の仲間入りしているとは思ってもいなかっただろうが、これが現実だ! マリーは魔女になったのだァァァア! マリーオヤジざまぁ! お土産の怨みを思い知れ!
「まったく一体どうなっているのやら……」
「私も頭がどうにか、なりそうです……」
「まったくだ……」
――マリーパパもゴリーさんもあまりの情報の多さに頭を抱えていた。ハルタンに関わると数百年後の未来にタイムスリップした感覚になるからなぁ……
「ああ、我が家に水洗トイレが来るのね! あとは、銭湯だけね」
――マリーは水洗トイレと水スライムに魅了されており、余程嬉しいんだろう。マリーとマリーパパのテンションの違いにドン引き……
「マリー。ついでに銭湯も作る?」
「えっ!? 良いのエリス!」
「下水処理場が出来たら作れるわよ」
「ありがとう、エリス。あとは、シュウしだいね」
「シュウ君には、是非とも頑張ってもらわないとねっ!」
「了解! 頑張るよ」
「ただ、問題が一つあるの……」
エリスは深刻な表情を浮かべた。
「どうしたの?下水処理以外に問題があるの?」
「ええ、問題と言われると問題なんだけど……」
「どうしたエリス嬢? 私たちに遠慮は要らないから言ってごらんなさい?」
マリーパパがエリスに問いかける。
「では、お言葉に甘えて…… 実は…… ハルタンにでは、大工仕事のほとんどが魔物さん達がしているんです。もし、大工作業があれば魔物さん達をお屋敷まで連れて来なければ行けません」
「えっ!? 魔物が我が屋敷に来て作業をするとな?」
「まことですか、エリス様?」
「ハァ? サムソン達がこっちに来るの?」
「ええ、こちらに来て作業をすることになります」
「旦那様~。魔物ですぞ…… ど、どういたしましょう……」
「ゴリーよ。狼狽えるものでない!」
「しかし、旦那様……」
マリーパパとゴリーさんは魔物さん達がお屋敷に来ることに動揺していた。逆にマリーはお世話になっている魔物さん達を招待できると嬉しそうだった……
「エリス嬢。質問だが、私と魔物達とは友好関係になれるのだろうか? 建国前の事とはいえ一度は魔境の森を焼き払おうとした民族だ。許してくれるだろうか?」
「それなら、心配ありません。もう過去のことです。そして、我らハルタンの者は過去の出来事は気にしておりません。過去にこだわり続けていたら前には進めませんから」
「そう言ってもらえたら助かるが……」
「まずは、マリーパパさんがハルタンにいらっしゃれば魔物さん達にも会えますので、そのその時にお話ししてみてはどうでしょうか?」
「話しをするかぁ…… そうだな。話しをしてみなければお互いわからないからな……」
マリーパパは深い瞑想にトリップしてしまった!
「よし! ゴリーよ。ハルタンへ行くぞ! 急ぎ予定を組め! エリス嬢、こちらが予定がつき次第、マリーと伺うとしよう」
「はい、その時は連絡を頂ければ、案内いたします。」
マリーパパの興味本位からのハルタン来訪から未来の友好関係構築の為の来訪へと変わった……
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