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第18話 紅葉と焼肉計画
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自信満々に答える僕を疑いの目を向けるサンペータ達。
「アレクに任せると碌な事にならないからなぁ」
サンペータが僕をまるで信用していない口調で答える。
「まずは僕の案を聞いてくれ」
「おう、聞いてやろうじゃないか。その案とやらを聞かせてみろ」
サンペータ、お前不敬罪で制裁するぞ。
「ゴホン 今は紅葉が見頃な時期だ。ファンクラブのヤツらを連れて高原で紅葉を見ながら食事をするんだ。10人1グループにしてな」
僕は咳払いをしてドヤ顔で答えてやった。
「10人1グループだって!? 1グループ以上にするってことか? お前、何グループにするつもりだよ」
ドールは驚いた顔で僕に聞いて来た。
「今回は人数制限はしない。ファンクラブ以外の者も呼ぶつもりだ」
「ハァ~? アレク。どれだけの人数になると思ってるんだよ」
「そりゃあ大人数だろうが、僕は大丈夫だ。前回はヤベェヤツはヤバエリートであり、少数精鋭ゆえにキャラが濃かったのではと考察している」
「確かにキャラは濃かったな」
サンペータは前回の集いを思い出したのか、頭を抱え込んだ。サンペータにそれだけのトラウマを植え付けるほどの衝撃だったのだろう。僕だって同じだ。その為に僕は全力を持って回避する可能性を模索する。
「ファンクラブのヤツらはほとんどが普通のヤツだと思う。もうこれ以上ヤベェキャラの登場は無いと信じたい…… 大人数の普通の中に少数のヤベェヤツが入っても大したことは事はないと思う」
「まあ、10人中9人のヤベェヤツより10人中1人のヤベェヤツの方が気持ち的に楽だかなら」
ルブランが僕の言いたいことを理解してくれたようだ。
「そう言うことだ。これで僕のHPをゴリゴリ削られる事は少なくなると言うことだ」
「前回は俺達もゴリゴリに削られたからな。さすがの婚約者様も自分達と同じ人種なのかって、アレクを同情してたぞ」
ドールの婚約者様も僕に同情してくれたのか……
「食事をすると言っていたがどうするだ?」
ルブランが聞いて来た。
「折角の紅葉だ。紅葉を見ながら肉を焼こうと思っている」
「おいおい、肉を焼くって材料とかとうするんだよ?」
「肉はこれから狩りに行く。肉を焼く機材も僕の魔法で準備するよ。荷物は多くなるが収納魔法で持ち運ぶから心配ない。あと、マルクス達、ファンクラブに関係ない者にも声を掛けようと思っている」
「ファンクラブのヤツら以外にも好感度を上げようと考えているのか?」
「好感度を上げるつもりは無いよ。マルクス達には世話になっているからな。そのお礼かな」
僕は如何にも好感度は考えていませんよ。とサンペータ達に見せているが、本音は一般の生徒にも良い人に見られたいのだ。
「お前…… なんだかんだ言って、みんなにに良い人に見られたいと思っていか? それと、楽しみにしてるだろ?」
「ギクッ そ、そんな事は無いぞ」
「ホントにかぁ……」
マリックは僕に疑いの目を向けて、僕の本心をついて来た。
――高原でバーベキューってだけで心が踊らないヤツがどこにいる。僕はバーベキューと聞いただけで、テンションは爆上がりだぞ。しかも、バーベキューコンロなどこの『プリスト』の世界には無い。バーベキューコンロと焼肉のたれを作って、この僕がこの乙女ゲーム世界で、飯テロを起こしてやる! 待ってよ。ファンクラブのヤツらめ! グハハハハ!!
「じゃあ、ルナール嬢に話をつけてくる」
僕は調子に乗ってルナール嬢に突撃しようとした時、
「アレク…… お前…… 記憶喪失なのか? ルナール嬢の事は俺に丸投げしてただろ」
ルブランが調子に乗った僕にツッコミを入れてきた。
「今日は気分が良いからな! 僕自ら交渉して来るよ」
僕はそう言い残し、ルナール嬢のいる教室へ向かった。
ルナール嬢は教室に居たがルナール嬢の周りにはヒロインどもが群がっていた。
ゲームなら敵対同士のヒロインどもと悪役令嬢だが、この世界だと仲が良いみたいだ。ルナール嬢に近付き、
「やあ、みんなお揃いで」
「「「アレク様!」」」
教室に居た女子生徒が一斉に僕を見た。
僕はみんなに手を振り、愛想を振り撒く。バーベキューが出来ると思うだけで、テンションが爆上がり状態故に出来る技である。
「アレク様が私に会いに来てくれた!」
マリア嬢が満面の笑みで僕に近づいて来た。
――テメェに会いに行くわけねぇーだろ! 少しは考えろよ! マリア嬢にはどこまでも辛辣になれる自分が好き!
「アレクに任せると碌な事にならないからなぁ」
サンペータが僕をまるで信用していない口調で答える。
「まずは僕の案を聞いてくれ」
「おう、聞いてやろうじゃないか。その案とやらを聞かせてみろ」
サンペータ、お前不敬罪で制裁するぞ。
「ゴホン 今は紅葉が見頃な時期だ。ファンクラブのヤツらを連れて高原で紅葉を見ながら食事をするんだ。10人1グループにしてな」
僕は咳払いをしてドヤ顔で答えてやった。
「10人1グループだって!? 1グループ以上にするってことか? お前、何グループにするつもりだよ」
ドールは驚いた顔で僕に聞いて来た。
「今回は人数制限はしない。ファンクラブ以外の者も呼ぶつもりだ」
「ハァ~? アレク。どれだけの人数になると思ってるんだよ」
「そりゃあ大人数だろうが、僕は大丈夫だ。前回はヤベェヤツはヤバエリートであり、少数精鋭ゆえにキャラが濃かったのではと考察している」
「確かにキャラは濃かったな」
サンペータは前回の集いを思い出したのか、頭を抱え込んだ。サンペータにそれだけのトラウマを植え付けるほどの衝撃だったのだろう。僕だって同じだ。その為に僕は全力を持って回避する可能性を模索する。
「ファンクラブのヤツらはほとんどが普通のヤツだと思う。もうこれ以上ヤベェキャラの登場は無いと信じたい…… 大人数の普通の中に少数のヤベェヤツが入っても大したことは事はないと思う」
「まあ、10人中9人のヤベェヤツより10人中1人のヤベェヤツの方が気持ち的に楽だかなら」
ルブランが僕の言いたいことを理解してくれたようだ。
「そう言うことだ。これで僕のHPをゴリゴリ削られる事は少なくなると言うことだ」
「前回は俺達もゴリゴリに削られたからな。さすがの婚約者様も自分達と同じ人種なのかって、アレクを同情してたぞ」
ドールの婚約者様も僕に同情してくれたのか……
「食事をすると言っていたがどうするだ?」
ルブランが聞いて来た。
「折角の紅葉だ。紅葉を見ながら肉を焼こうと思っている」
「おいおい、肉を焼くって材料とかとうするんだよ?」
「肉はこれから狩りに行く。肉を焼く機材も僕の魔法で準備するよ。荷物は多くなるが収納魔法で持ち運ぶから心配ない。あと、マルクス達、ファンクラブに関係ない者にも声を掛けようと思っている」
「ファンクラブのヤツら以外にも好感度を上げようと考えているのか?」
「好感度を上げるつもりは無いよ。マルクス達には世話になっているからな。そのお礼かな」
僕は如何にも好感度は考えていませんよ。とサンペータ達に見せているが、本音は一般の生徒にも良い人に見られたいのだ。
「お前…… なんだかんだ言って、みんなにに良い人に見られたいと思っていか? それと、楽しみにしてるだろ?」
「ギクッ そ、そんな事は無いぞ」
「ホントにかぁ……」
マリックは僕に疑いの目を向けて、僕の本心をついて来た。
――高原でバーベキューってだけで心が踊らないヤツがどこにいる。僕はバーベキューと聞いただけで、テンションは爆上がりだぞ。しかも、バーベキューコンロなどこの『プリスト』の世界には無い。バーベキューコンロと焼肉のたれを作って、この僕がこの乙女ゲーム世界で、飯テロを起こしてやる! 待ってよ。ファンクラブのヤツらめ! グハハハハ!!
「じゃあ、ルナール嬢に話をつけてくる」
僕は調子に乗ってルナール嬢に突撃しようとした時、
「アレク…… お前…… 記憶喪失なのか? ルナール嬢の事は俺に丸投げしてただろ」
ルブランが調子に乗った僕にツッコミを入れてきた。
「今日は気分が良いからな! 僕自ら交渉して来るよ」
僕はそう言い残し、ルナール嬢のいる教室へ向かった。
ルナール嬢は教室に居たがルナール嬢の周りにはヒロインどもが群がっていた。
ゲームなら敵対同士のヒロインどもと悪役令嬢だが、この世界だと仲が良いみたいだ。ルナール嬢に近付き、
「やあ、みんなお揃いで」
「「「アレク様!」」」
教室に居た女子生徒が一斉に僕を見た。
僕はみんなに手を振り、愛想を振り撒く。バーベキューが出来ると思うだけで、テンションが爆上がり状態故に出来る技である。
「アレク様が私に会いに来てくれた!」
マリア嬢が満面の笑みで僕に近づいて来た。
――テメェに会いに行くわけねぇーだろ! 少しは考えろよ! マリア嬢にはどこまでも辛辣になれる自分が好き!
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