30 / 42
学園編(初等部)
2人組の戦い
しおりを挟む
私はレイピアを鞘にしまう。ゼネアは後ろへ倒れ大の字になる。
「セシリアさん。楽しかったっす。」
「それは良かったです。」
「今回は負けたっすけど、次は必ず勝つっす!」
「楽しみにしています。」
「ライバルごっこか?面白いこった。何が楽しいんだよ。」
振り向くと窓に座り片足を上げている少年がいた。
紺碧の髪に左側が長く右が短いアシンメトリーの髪型。瞳は白藍色で右耳にピアスをつけている美少年。
「あんたこそなんすか。ライバルごっこじゃないっす。ライバルっすよ!」
「笑えるよ。友情やライバルを語る奴は。どうせ人は裏切る・・・」
「そんな事ないっすよ!本当の友情は競い合って強い絆が生まれるんすよ。」
「っつ!?何が本当の友情だ!見せかけの絆に名前なんてないんだよ!」
「あるっす。さっきからなんすか!そんなに言うなら勝負して下さいっす!」
「フン。残念だな。お前はもう勝負出来ない。それにお前じゃ俺に敵わない。」
「勝負しないと分からないっす!」
「ゼネアさん。その人の言う通りです。貴方は失格しています。この試合で戦えません。」
「!?」
「そう言う事だ。諦めな。」
「ですが、私との勝負は別ですよ。」
「敵討ちか?つまんないな。」
「そんな事関係ありません。私はただ、この選手決定戦をするだけですから。」
「そうか。だがお前も残念だな。」
私が柄を掴んだ時、アナウンスが鳴り響いた。
「時間となり、これで終了します。」
アナウンスを聞き、私は柄から手を離した。
「そう言う事だ。あんまり信じてると命を落とすぞ。」
「待つっす!俺はゼネアっす。あんたの名前はなんすか。」
「・・・俺の名はアズサ。」
「覚えておくっす。」
まあ、色々あったが無事終了した。だが、予想外の事にゼネアが失格から復活したのだ。
理由は1年生の合格者が非常に少なく、2日目の選手決定戦に支障が出る為、2人復活したのだ。
2年生は3分の2以上が失格し、3分の1いかないぐらいが合格したのだ。
~~そして2日目。
2人ペアを組んで2対2の対決だ。4組のペアが勝ち残れる。私のペアはゼネアだ。
「宜しくお願いしますっす!」
「こちらこそ、宜しくお願いします。」
私とゼネアの最初の対決相手は、レズとエランの2人組だ。レズが剣とエランは槍。
「張り切って行くっす!」
「ゼネアさん。気をつけて下さい。」
「何がっすか?」
「エランさんは槍で距離を取りつつ、心理戦をする方です。」
「まじっすか!俺、心理戦は苦手っす。」
でしょうね。とは言わない。
「ならレズって人はどんな戦いをする人っすか?」
「レズさんはパワー型で一直線な戦い方です。」
「おー!何か親近感が湧くっす!」
ゼネアがレズと似た様なタイプだものね。
「始め!」
審判の言葉に一直線に踏み込むゼネアとレズ。
エランは動かずこちらを観察している様だ。レズはゼネアではなく、私に攻撃をして来た。
私はレズの攻撃を受け止め、ゼネアに告げた。
「ゼネアさん。エランさんに気をつけて下さい。狙いは貴方です。」
「流石はセシリア嬢。よく気がつくな。まあ、作戦は詳しくは知んないけど。」
《ゼネア視点》
俺はセシリアさんの忠告を聞き、エランに意識を集中する。
レズがセシリアさんに攻撃を仕掛けた瞬間、エランが俺に攻撃して来た。
エランの攻撃を受け止め、攻撃にてんずる。セシリアさんはエランに気をつける様言っていたが。
別段気をつける様な攻撃はして来ていない。充分戦える。そう思っていた。
「矢張り、直接的な攻撃は意味がない様ですね。」
その言葉を発した瞬間、エランの攻撃が変わった。
攻撃を防いだ筈なのに攻撃が俺に当たった。かわしても攻撃が当たる。
「なんすかこれ。攻撃をかわしても当たるっす。」
どうすればいいかわからない。
《セシリア視点》
レズの攻撃を防ぎつつ、ゼネアに視線を向ける。エランの攻撃は恐らくフェイントを加えている。
ゼネアは真っ直ぐな太刀筋だから、フェイント攻撃は苦手だろう。
つまり、ここで苦手を克服しない事には、エランの攻撃を防げない。
このままでは、防ぐ事に集中し過ぎて攻撃を行う事すらままならない。
私に出来る事はゼネアを信じてレズを倒す事。今はレズに集中しなくてはいけない。
「ゼネア達の戦いが気になるのか?」
「いいえ。まずは貴方を倒す事が先決ですので。」
「そうか。なら、面白い戦いになりそうだな。」
剣とレイピアのぶつかり合う最中、会話をする。
私はレイピアで突きの連撃をレズに喰らわせる。しかし、レズは剣で突きの連撃を受け止めた。
「危な!ギリギリセーフだな。」
「それはどうでしょうか。」
レズの剣が折れ、上の部分が落ちた。
「なっ!?」
私は柄頭でレズの鳩尾に攻撃した。レズは膝をつき崩れ落ちた。気絶したのだ。
私はゼネアの方へ視線を向けると驚いた。ゼネアが倒れ、エランが槍を肩にかけ立っている。
ゼネアが負けたのか。まあ、どちらにせよ私が勝てばいいだけだ。
エランがこちらに振り返り、歩いて来る。私はレイピアを構えたがレイピアを下ろした。
理由は1つ。エランの後ろにいるゼネアが立ち上がったからだ。
「待つっす。俺はまだ、戦えるっすよ。」
「君では僕に勝てない。」
ファルシオンを構える。エランはゼネアに視線を向ける。
「そんな事簡単に決めるなっす。セシリアさん、ここは俺に任せて欲しいっす。」
ゼネアの言葉を聞いて私はレイピアを鞘にしまった。
「ゼネアと貴女が2人で攻撃すれば、勝率が上がるんですよ。」
「ゼネアさんが任せて欲しいと言いました。」
その言葉を否定する事はしてはならない。
「ありがとうございますっす。」
ゼネアはエランに向かって走る。
「まだ戦うつもりか。分からないなら何度でも攻撃しましょう。」
エランは槍を構える。だけどゼネアは真っ直ぐエランに走る。
フェイント攻撃をされる寸前、ゼネアは瞳を閉じた。
「攻撃が見えなきゃ、その攻撃は効かないっす!」
「目が見えなかったら、かわせないのは同じです。馬鹿にするのもいい加減にしろ!」
エランは怒るが、ゼネアは瞳を閉じたままエランの攻撃を避けた。
「っな!?どうしてだ!」
「俺は攻撃の気配を少しだけ感じられるっす。」
「何だと。そんな筈が。」
焦ったエランの攻撃は、ゼネアの思う壺。
意図的にゼネアが作り出した訳ではないだろうが、焦れば焦るだけゼネアに攻撃の気配を感じさせる。
その事に気づかない限り、エランに勝機はない。
「次は俺の攻撃の番っす!」
ゼネアはエランに攻撃を仕掛けた。私とゼネアは勝利し、その後も勝つ事に成功した。
見事に勝ち残った4組の1組になった。明日は準備の日なので試合はない。
つまり、大会の選手権を勝ち取ったと言う事だ。後は試合を待つだけである。
「セシリアさん。楽しかったっす。」
「それは良かったです。」
「今回は負けたっすけど、次は必ず勝つっす!」
「楽しみにしています。」
「ライバルごっこか?面白いこった。何が楽しいんだよ。」
振り向くと窓に座り片足を上げている少年がいた。
紺碧の髪に左側が長く右が短いアシンメトリーの髪型。瞳は白藍色で右耳にピアスをつけている美少年。
「あんたこそなんすか。ライバルごっこじゃないっす。ライバルっすよ!」
「笑えるよ。友情やライバルを語る奴は。どうせ人は裏切る・・・」
「そんな事ないっすよ!本当の友情は競い合って強い絆が生まれるんすよ。」
「っつ!?何が本当の友情だ!見せかけの絆に名前なんてないんだよ!」
「あるっす。さっきからなんすか!そんなに言うなら勝負して下さいっす!」
「フン。残念だな。お前はもう勝負出来ない。それにお前じゃ俺に敵わない。」
「勝負しないと分からないっす!」
「ゼネアさん。その人の言う通りです。貴方は失格しています。この試合で戦えません。」
「!?」
「そう言う事だ。諦めな。」
「ですが、私との勝負は別ですよ。」
「敵討ちか?つまんないな。」
「そんな事関係ありません。私はただ、この選手決定戦をするだけですから。」
「そうか。だがお前も残念だな。」
私が柄を掴んだ時、アナウンスが鳴り響いた。
「時間となり、これで終了します。」
アナウンスを聞き、私は柄から手を離した。
「そう言う事だ。あんまり信じてると命を落とすぞ。」
「待つっす!俺はゼネアっす。あんたの名前はなんすか。」
「・・・俺の名はアズサ。」
「覚えておくっす。」
まあ、色々あったが無事終了した。だが、予想外の事にゼネアが失格から復活したのだ。
理由は1年生の合格者が非常に少なく、2日目の選手決定戦に支障が出る為、2人復活したのだ。
2年生は3分の2以上が失格し、3分の1いかないぐらいが合格したのだ。
~~そして2日目。
2人ペアを組んで2対2の対決だ。4組のペアが勝ち残れる。私のペアはゼネアだ。
「宜しくお願いしますっす!」
「こちらこそ、宜しくお願いします。」
私とゼネアの最初の対決相手は、レズとエランの2人組だ。レズが剣とエランは槍。
「張り切って行くっす!」
「ゼネアさん。気をつけて下さい。」
「何がっすか?」
「エランさんは槍で距離を取りつつ、心理戦をする方です。」
「まじっすか!俺、心理戦は苦手っす。」
でしょうね。とは言わない。
「ならレズって人はどんな戦いをする人っすか?」
「レズさんはパワー型で一直線な戦い方です。」
「おー!何か親近感が湧くっす!」
ゼネアがレズと似た様なタイプだものね。
「始め!」
審判の言葉に一直線に踏み込むゼネアとレズ。
エランは動かずこちらを観察している様だ。レズはゼネアではなく、私に攻撃をして来た。
私はレズの攻撃を受け止め、ゼネアに告げた。
「ゼネアさん。エランさんに気をつけて下さい。狙いは貴方です。」
「流石はセシリア嬢。よく気がつくな。まあ、作戦は詳しくは知んないけど。」
《ゼネア視点》
俺はセシリアさんの忠告を聞き、エランに意識を集中する。
レズがセシリアさんに攻撃を仕掛けた瞬間、エランが俺に攻撃して来た。
エランの攻撃を受け止め、攻撃にてんずる。セシリアさんはエランに気をつける様言っていたが。
別段気をつける様な攻撃はして来ていない。充分戦える。そう思っていた。
「矢張り、直接的な攻撃は意味がない様ですね。」
その言葉を発した瞬間、エランの攻撃が変わった。
攻撃を防いだ筈なのに攻撃が俺に当たった。かわしても攻撃が当たる。
「なんすかこれ。攻撃をかわしても当たるっす。」
どうすればいいかわからない。
《セシリア視点》
レズの攻撃を防ぎつつ、ゼネアに視線を向ける。エランの攻撃は恐らくフェイントを加えている。
ゼネアは真っ直ぐな太刀筋だから、フェイント攻撃は苦手だろう。
つまり、ここで苦手を克服しない事には、エランの攻撃を防げない。
このままでは、防ぐ事に集中し過ぎて攻撃を行う事すらままならない。
私に出来る事はゼネアを信じてレズを倒す事。今はレズに集中しなくてはいけない。
「ゼネア達の戦いが気になるのか?」
「いいえ。まずは貴方を倒す事が先決ですので。」
「そうか。なら、面白い戦いになりそうだな。」
剣とレイピアのぶつかり合う最中、会話をする。
私はレイピアで突きの連撃をレズに喰らわせる。しかし、レズは剣で突きの連撃を受け止めた。
「危な!ギリギリセーフだな。」
「それはどうでしょうか。」
レズの剣が折れ、上の部分が落ちた。
「なっ!?」
私は柄頭でレズの鳩尾に攻撃した。レズは膝をつき崩れ落ちた。気絶したのだ。
私はゼネアの方へ視線を向けると驚いた。ゼネアが倒れ、エランが槍を肩にかけ立っている。
ゼネアが負けたのか。まあ、どちらにせよ私が勝てばいいだけだ。
エランがこちらに振り返り、歩いて来る。私はレイピアを構えたがレイピアを下ろした。
理由は1つ。エランの後ろにいるゼネアが立ち上がったからだ。
「待つっす。俺はまだ、戦えるっすよ。」
「君では僕に勝てない。」
ファルシオンを構える。エランはゼネアに視線を向ける。
「そんな事簡単に決めるなっす。セシリアさん、ここは俺に任せて欲しいっす。」
ゼネアの言葉を聞いて私はレイピアを鞘にしまった。
「ゼネアと貴女が2人で攻撃すれば、勝率が上がるんですよ。」
「ゼネアさんが任せて欲しいと言いました。」
その言葉を否定する事はしてはならない。
「ありがとうございますっす。」
ゼネアはエランに向かって走る。
「まだ戦うつもりか。分からないなら何度でも攻撃しましょう。」
エランは槍を構える。だけどゼネアは真っ直ぐエランに走る。
フェイント攻撃をされる寸前、ゼネアは瞳を閉じた。
「攻撃が見えなきゃ、その攻撃は効かないっす!」
「目が見えなかったら、かわせないのは同じです。馬鹿にするのもいい加減にしろ!」
エランは怒るが、ゼネアは瞳を閉じたままエランの攻撃を避けた。
「っな!?どうしてだ!」
「俺は攻撃の気配を少しだけ感じられるっす。」
「何だと。そんな筈が。」
焦ったエランの攻撃は、ゼネアの思う壺。
意図的にゼネアが作り出した訳ではないだろうが、焦れば焦るだけゼネアに攻撃の気配を感じさせる。
その事に気づかない限り、エランに勝機はない。
「次は俺の攻撃の番っす!」
ゼネアはエランに攻撃を仕掛けた。私とゼネアは勝利し、その後も勝つ事に成功した。
見事に勝ち残った4組の1組になった。明日は準備の日なので試合はない。
つまり、大会の選手権を勝ち取ったと言う事だ。後は試合を待つだけである。
0
お気に入りに追加
161
あなたにおすすめの小説
仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
【完結】いてもいなくてもいい妻のようですので 妻の座を返上いたします!
ユユ
恋愛
夫とは卒業と同時に婚姻、
1年以内に妊娠そして出産。
跡継ぎを産んで女主人以上の
役割を果たしていたし、
円満だと思っていた。
夫の本音を聞くまでは。
そして息子が他人に思えた。
いてもいなくてもいい存在?萎んだ花?
分かりました。どうぞ若い妻をお迎えください。
* 作り話です
* 完結保証付き
* 暇つぶしにどうぞ
彼女が望むなら
mios
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の婚約は円満に解消された。揉めるかと思っていた男爵令嬢リリスは、拍子抜けした。男爵令嬢という身分でも、王妃になれるなんて、予定とは違うが高位貴族は皆好意的だし、王太子殿下の元婚約者も応援してくれている。
リリスは王太子妃教育を受ける為、王妃と会い、そこで常に身につけるようにと、ある首飾りを渡される。
亡くなった王太子妃
沙耶
恋愛
王妃の茶会で毒を盛られてしまった王太子妃。
侍女の証言、王太子妃の親友、溺愛していた妹。
王太子妃を愛していた王太子が、全てを気付いた時にはもう遅かった。
なぜなら彼女は死んでしまったのだから。
【完結】愛も信頼も壊れて消えた
miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」
王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。
無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。
だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。
婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。
私は彼の事が好きだった。
優しい人だと思っていた。
だけど───。
彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
子爵令嬢と伯爵令息の勘違い
柚木ゆず
恋愛
王立ティアテス学院に通う、ハネット子爵令嬢のリーズとフィラミス伯爵令息のロベール。2人はロベールがリーズを介抱したことによって距離が縮まり始め、その結果お互いが密かに好意を抱いていました。
そんな2人はある日、ついに告白をすると決めたのですが――。
その直前に起きてしまった出来事がきっかけとなり、リーズとロベールは勘違いを繰り返すことになってしまうのでした。
あなたが望んだ、ただそれだけ
cyaru
恋愛
いつものように王城に妃教育に行ったカーメリアは王太子が侯爵令嬢と茶会をしているのを目にする。日に日に大きくなる次の教育が始まらない事に対する焦り。
国王夫妻に呼ばれ両親と共に登城すると婚約の解消を言い渡される。
カーメリアの両親はそれまでの所業が腹に据えかねていた事もあり、領地も売り払い夫人の実家のある隣国へ移住を決めた。
王太子イデオットの悪意なき本音はカーメリアの心を粉々に打ち砕いてしまった。
失意から寝込みがちになったカーメリアに追い打ちをかけるように見舞いに来た王太子イデオットとエンヴィー侯爵令嬢は更に悪意のない本音をカーメリアに浴びせた。
公爵はイデオットの態度に激昂し、処刑を覚悟で2人を叩きだしてしまった。
逃げるように移り住んだリアーノ国で静かに静養をしていたが、そこに1人の男性が現れた。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※胸糞展開ありますが、クールダウンお願いします。
心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。イラっとしたら現実に戻ってください。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる