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第1話 親と息子
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母親と共に暮らす仮説住宅に戻って来たマイク。
丁度時間もいつも帰る頃になっていたため気まずさは思ったよりも少なかった。
「ただいま……」
「おかえりなさい……」
やはり父親が死んだ事を引きずっており元気はない母親。
だからこそアストラルシティへ移住する権利を得て安心させたいのだが今日はその夢から遠ざかってしまった。
「はぁ……」
椅子に座り思わず溜息を吐いてしまう。
すると母親もマイクの落ち込んだ様子に気付いたようで。
「お仕事で何かあった?」
溜息を吐いてしまったのは自分だ、ここで誤魔化した所で余計に関係は気まずくなってしまうだろう。
なのでマイクは正直に伝える事にした。
「正社員が入るからってクビになっちゃった……」
落ち込んでいる理由を伝えると母親は答える。
「……最近あなた無理してた、だからいい機会じゃない? もっと自分に合った仕事探すさ」
先程のアレックスと同じような事を言う母親。
しかしマイクは心外だった。
「何言ってんだよ……母さんとアストラルシティに住めるよう頑張ってきたんだ、それが無駄になったんだよ」
「言ってるじゃない、私のために無理する必要ないって。私は今のままで十分だからマイクはもっと自分のために生きなさい」
母親はマイクの気持ちを汲んではくれない。
あくまで自分のために生きろと説教をして来る。
「でも父さんは母さんや俺のためを想ってくれた、そのまま死んじまったのが不憫で……」
父親の惨めな最期を目の当たりにしているからこそ彼の想いは決して無駄ではなかったと証明したいのだ。
「だからって貴方が背負う必要ないでしょ? もう一回言うけど私は今のままで十分、余計な心配はかけさせないで」
その一言でマイクは頭にカチンと来てしまう。
「何だよ余計って、父さんの想いまで余計って言ってるようなもんだぞ?」
せっかく最期まで想ってくれたというのにそれを余計だと言った母親に思わず怒りを露わにしてしまう。
それでも母親は持論を曲げなかった。
「でもそれで父さんは苦しんで死んだでしょ? 私は望んでなかったのに無理したから……本当にそんな必要なかったのよ?」
彼女も彼女なりに辛いのだろう、夫が余計な苦しみを経て死んだ事に責任を感じているのだ。
しかしそれでもマイクは憤慨してしまう。
「何でそんなこと言うんだよ……っ⁈」
「病気になったのもダスト・ショックの時に知らない子を助けたから、自分より他人を優先したからなのよ? 無理に他人のためを想うと自分が傷付くのに……!」
母親と言い合いに発展してしまった。
「何言ってんだ、そこで助けなきゃ父さんは後悔に苦しめられてたよっ……父さんの事わかってやってくれっ」
「マイクッ……」
そしてマイクは自分が抱いている気持ち、父親に対して抱いていた尊敬の気持ちを語り出す。
「その生き方自体は間違ってると思えないんだ……!」
しかしその言葉を聞いた母親は完全に気力を失くしてしまう、そして瞳に涙を浮かべ呟いた。
「でもやっぱり私は望んでなかった、私のせいで苦しまれるなんて……どう責任取ればいいのっ?」
そこでマイクは気付く。
母親は単に父の生き方を否定したのではない、自分を想い苦しんだ父親への責任を感じていたのだ。
「……大丈夫。俺は後悔しない、苦しまないから」
そう言って気まずさから一度家を出てしまうマイク。
息子が出て行った扉を見て母親はとうとう泣き崩れてしまった。
☆
外からに出るとたまたまそこにおりマイクの様子を心配したジョンおじさんに声を掛けられる。
「どうしたマイク?」
「……クビになりました」
「うわマジか」
落ち込みながら出て来たマイクと住まいを交互に見て母親と何があったのか想像できてしまった。
「そんでお袋さんと一悶着あった感じか」
「そうっすね……」
そしてお金の相談をしだす。
「何で分かってくれないんすかね? サテライトエリアで働くってなっても金は余計に苦しくなるし……」
「多分あれだろ、世話しなくて良いって話だろ? 自分は支援だけで何とかなるからお前は一人暮らししろって事じゃね?」
「それじゃ心配が過ぎますって……余計不安でマトモに暮らせませんよ」
「まぁお前がそーゆー奴だってのは知ってる」
落ち込む理由が何よりも母親を心配してとの事でマイクを憐れに思ったジョンおじさんはある提案をした。
「……誘おうか迷ってたんだけどよ、一緒にバイトしねぇか?」
「何のバイトっすか……」
「確定するまで詳細は言えないが一回でとんでもねぇ報酬もらえるぞ。ホラ、俺の前回の報酬」
そう言ってスマホで金額を見せつけて来る。
そこに書いてある額は想像を遥かに超えるものだった。
「え、これ一回で⁈」
しかしマイクは察してしまう。
これだけの金額が一度に貰えるバイトは怪しい。
「……でも危ない仕事なんじゃないすか? 犯罪とか」
「言っちまえばそうだ。でもプロが一緒に来てくれるから大丈夫だよ」
そしてマイクの顔を覗き込みながら伝える。
「アストラルシティで働くには今時なんか資格あった方が良いだろ、でもそれには金もかかる。稼ぐに越した事ねぇだろ」
「っ……」
「家買うための貯金も崩したくねぇだろ? なら乗らない選択肢はないと思うが」
深く考えるマイク。
犯罪に手を染めてしまう事はリスクが大きかった。
しかし難民であるという事だけで既にリスクは大きいのだ。
「……やります」
「よし、そう来なくちゃな」
こうしてマイクは詳細を聞いた。
翌日からいきなり犯罪紛いのバイトを行う事が決定したのだ。
☆
翌日、マイクは闇深い仕事の依頼主から支給された黒いバンの後部座席に座っていた。
ガスマスクも支給され顔につけており、服装は偽装の制服だ。
「え、正面から入るんですか?」
目の前には汚染区域となったエリアを区切る大きな壁。
プロである二人は運転席と助手席に座り同じ偽装の制服を身につけている。
「ビヨンドに物資を支給する政府の役人共に成り済ますんだ、そうすりゃ裏道を通るリスクは避けられる」
マイクはドキドキしながらプロの二人が壁の入り口にいる見張りと話している姿を見ていた。
そして何とか許可を得られたようで彼らは汚染区域に足を踏み入れる事となる。
「……この先にビヨンドが居るんですよね」
住む場所を奪った得体の知れないビヨンドという存在の住処である場所に踏み入ろうとしている事に恐れを抱いてしまう。
「最近はビヨンド内でも縄張り争い多いみたいだから随分と数は減ってるみたいだぞ、安心しな」
「そうなんすね……」
それでも恐れは変わらないマイク、
そのまま彼らは汚染区域内を進んで行った。
「じゃあ盗んでくるから、帰りの運転よろしくな」
「はい……っ」
そしてプロ二人は周囲を確認してから寂れた場所に停車するとバンから降りて汚染区域の探索に向かう。
代わりにマイクが運転席に座り助手席にジョンおじさんが座った。
「ふぅ、ここまでは順調だな。後は頼むぜ、元タクシー運転手って事で運転を任されて雇ってもらえたんだから」
ジョンおじさんは未だに緊張しているマイクの背中を叩き勇気づけた。
「はい。でもまさかですよ、汚染区域のもの盗むサポートなんて……」
「意外な掘り出し物とか発掘できるしな、裏社会では高値で取引されるから盛んらしいぜ」
そして今回の依頼の話もする。
「しかも今回の依頼主は裏社会の大物らしい、だから報酬もこれまでよりデカいんだ」
「なるほど……」
「だからお前には感謝してるんだ、このタイミングで来てくれてよ。お友達紹介で俺はボーナスまで貰える!」
喜びを表すジョンおじさんだったがマイクは未だに少し後悔してしまっている。
「まぁでも……これで母さんのためになるなら」
そう呟いて自分を納得させた時だった。
バンの後ろの扉が勢いよく開いたのだ。
「よし盗ったぞ! 早く出ろ!」
プロ二人が大きな荷物を抱えながら慌てて入り込んで来る。
ここからはマイクが運転し逃げる作戦だ、しかしマイクは盗んだというものを見て驚愕してしまった。
「え……?」
盗んだもの、それは黒い布で全身を包まれた縦長のもの。
そして上の方は露出しており肌色のものと黒く長いものが見える。
そしてそこから音を発していた。
「んー! んーっ!」
なんとそれは人だった。
厳密には汚染区域に住んでいるビヨンドと言うべき存在だが姿形は人間とまるで同じなのだ。
更にそのビヨンドはマイクと年の近く見える女の子だったのだ。
「ホラ早く出ろ! 追手が来るぞ!」
その声で我に返り慌ててアクセルを踏むマイク。
何故女の子なのか、物ではなかったのか。
そのような疑問に答えが出せぬままバンは走り出す。
TO BE CONTINUED……
丁度時間もいつも帰る頃になっていたため気まずさは思ったよりも少なかった。
「ただいま……」
「おかえりなさい……」
やはり父親が死んだ事を引きずっており元気はない母親。
だからこそアストラルシティへ移住する権利を得て安心させたいのだが今日はその夢から遠ざかってしまった。
「はぁ……」
椅子に座り思わず溜息を吐いてしまう。
すると母親もマイクの落ち込んだ様子に気付いたようで。
「お仕事で何かあった?」
溜息を吐いてしまったのは自分だ、ここで誤魔化した所で余計に関係は気まずくなってしまうだろう。
なのでマイクは正直に伝える事にした。
「正社員が入るからってクビになっちゃった……」
落ち込んでいる理由を伝えると母親は答える。
「……最近あなた無理してた、だからいい機会じゃない? もっと自分に合った仕事探すさ」
先程のアレックスと同じような事を言う母親。
しかしマイクは心外だった。
「何言ってんだよ……母さんとアストラルシティに住めるよう頑張ってきたんだ、それが無駄になったんだよ」
「言ってるじゃない、私のために無理する必要ないって。私は今のままで十分だからマイクはもっと自分のために生きなさい」
母親はマイクの気持ちを汲んではくれない。
あくまで自分のために生きろと説教をして来る。
「でも父さんは母さんや俺のためを想ってくれた、そのまま死んじまったのが不憫で……」
父親の惨めな最期を目の当たりにしているからこそ彼の想いは決して無駄ではなかったと証明したいのだ。
「だからって貴方が背負う必要ないでしょ? もう一回言うけど私は今のままで十分、余計な心配はかけさせないで」
その一言でマイクは頭にカチンと来てしまう。
「何だよ余計って、父さんの想いまで余計って言ってるようなもんだぞ?」
せっかく最期まで想ってくれたというのにそれを余計だと言った母親に思わず怒りを露わにしてしまう。
それでも母親は持論を曲げなかった。
「でもそれで父さんは苦しんで死んだでしょ? 私は望んでなかったのに無理したから……本当にそんな必要なかったのよ?」
彼女も彼女なりに辛いのだろう、夫が余計な苦しみを経て死んだ事に責任を感じているのだ。
しかしそれでもマイクは憤慨してしまう。
「何でそんなこと言うんだよ……っ⁈」
「病気になったのもダスト・ショックの時に知らない子を助けたから、自分より他人を優先したからなのよ? 無理に他人のためを想うと自分が傷付くのに……!」
母親と言い合いに発展してしまった。
「何言ってんだ、そこで助けなきゃ父さんは後悔に苦しめられてたよっ……父さんの事わかってやってくれっ」
「マイクッ……」
そしてマイクは自分が抱いている気持ち、父親に対して抱いていた尊敬の気持ちを語り出す。
「その生き方自体は間違ってると思えないんだ……!」
しかしその言葉を聞いた母親は完全に気力を失くしてしまう、そして瞳に涙を浮かべ呟いた。
「でもやっぱり私は望んでなかった、私のせいで苦しまれるなんて……どう責任取ればいいのっ?」
そこでマイクは気付く。
母親は単に父の生き方を否定したのではない、自分を想い苦しんだ父親への責任を感じていたのだ。
「……大丈夫。俺は後悔しない、苦しまないから」
そう言って気まずさから一度家を出てしまうマイク。
息子が出て行った扉を見て母親はとうとう泣き崩れてしまった。
☆
外からに出るとたまたまそこにおりマイクの様子を心配したジョンおじさんに声を掛けられる。
「どうしたマイク?」
「……クビになりました」
「うわマジか」
落ち込みながら出て来たマイクと住まいを交互に見て母親と何があったのか想像できてしまった。
「そんでお袋さんと一悶着あった感じか」
「そうっすね……」
そしてお金の相談をしだす。
「何で分かってくれないんすかね? サテライトエリアで働くってなっても金は余計に苦しくなるし……」
「多分あれだろ、世話しなくて良いって話だろ? 自分は支援だけで何とかなるからお前は一人暮らししろって事じゃね?」
「それじゃ心配が過ぎますって……余計不安でマトモに暮らせませんよ」
「まぁお前がそーゆー奴だってのは知ってる」
落ち込む理由が何よりも母親を心配してとの事でマイクを憐れに思ったジョンおじさんはある提案をした。
「……誘おうか迷ってたんだけどよ、一緒にバイトしねぇか?」
「何のバイトっすか……」
「確定するまで詳細は言えないが一回でとんでもねぇ報酬もらえるぞ。ホラ、俺の前回の報酬」
そう言ってスマホで金額を見せつけて来る。
そこに書いてある額は想像を遥かに超えるものだった。
「え、これ一回で⁈」
しかしマイクは察してしまう。
これだけの金額が一度に貰えるバイトは怪しい。
「……でも危ない仕事なんじゃないすか? 犯罪とか」
「言っちまえばそうだ。でもプロが一緒に来てくれるから大丈夫だよ」
そしてマイクの顔を覗き込みながら伝える。
「アストラルシティで働くには今時なんか資格あった方が良いだろ、でもそれには金もかかる。稼ぐに越した事ねぇだろ」
「っ……」
「家買うための貯金も崩したくねぇだろ? なら乗らない選択肢はないと思うが」
深く考えるマイク。
犯罪に手を染めてしまう事はリスクが大きかった。
しかし難民であるという事だけで既にリスクは大きいのだ。
「……やります」
「よし、そう来なくちゃな」
こうしてマイクは詳細を聞いた。
翌日からいきなり犯罪紛いのバイトを行う事が決定したのだ。
☆
翌日、マイクは闇深い仕事の依頼主から支給された黒いバンの後部座席に座っていた。
ガスマスクも支給され顔につけており、服装は偽装の制服だ。
「え、正面から入るんですか?」
目の前には汚染区域となったエリアを区切る大きな壁。
プロである二人は運転席と助手席に座り同じ偽装の制服を身につけている。
「ビヨンドに物資を支給する政府の役人共に成り済ますんだ、そうすりゃ裏道を通るリスクは避けられる」
マイクはドキドキしながらプロの二人が壁の入り口にいる見張りと話している姿を見ていた。
そして何とか許可を得られたようで彼らは汚染区域に足を踏み入れる事となる。
「……この先にビヨンドが居るんですよね」
住む場所を奪った得体の知れないビヨンドという存在の住処である場所に踏み入ろうとしている事に恐れを抱いてしまう。
「最近はビヨンド内でも縄張り争い多いみたいだから随分と数は減ってるみたいだぞ、安心しな」
「そうなんすね……」
それでも恐れは変わらないマイク、
そのまま彼らは汚染区域内を進んで行った。
「じゃあ盗んでくるから、帰りの運転よろしくな」
「はい……っ」
そしてプロ二人は周囲を確認してから寂れた場所に停車するとバンから降りて汚染区域の探索に向かう。
代わりにマイクが運転席に座り助手席にジョンおじさんが座った。
「ふぅ、ここまでは順調だな。後は頼むぜ、元タクシー運転手って事で運転を任されて雇ってもらえたんだから」
ジョンおじさんは未だに緊張しているマイクの背中を叩き勇気づけた。
「はい。でもまさかですよ、汚染区域のもの盗むサポートなんて……」
「意外な掘り出し物とか発掘できるしな、裏社会では高値で取引されるから盛んらしいぜ」
そして今回の依頼の話もする。
「しかも今回の依頼主は裏社会の大物らしい、だから報酬もこれまでよりデカいんだ」
「なるほど……」
「だからお前には感謝してるんだ、このタイミングで来てくれてよ。お友達紹介で俺はボーナスまで貰える!」
喜びを表すジョンおじさんだったがマイクは未だに少し後悔してしまっている。
「まぁでも……これで母さんのためになるなら」
そう呟いて自分を納得させた時だった。
バンの後ろの扉が勢いよく開いたのだ。
「よし盗ったぞ! 早く出ろ!」
プロ二人が大きな荷物を抱えながら慌てて入り込んで来る。
ここからはマイクが運転し逃げる作戦だ、しかしマイクは盗んだというものを見て驚愕してしまった。
「え……?」
盗んだもの、それは黒い布で全身を包まれた縦長のもの。
そして上の方は露出しており肌色のものと黒く長いものが見える。
そしてそこから音を発していた。
「んー! んーっ!」
なんとそれは人だった。
厳密には汚染区域に住んでいるビヨンドと言うべき存在だが姿形は人間とまるで同じなのだ。
更にそのビヨンドはマイクと年の近く見える女の子だったのだ。
「ホラ早く出ろ! 追手が来るぞ!」
その声で我に返り慌ててアクセルを踏むマイク。
何故女の子なのか、物ではなかったのか。
そのような疑問に答えが出せぬままバンは走り出す。
TO BE CONTINUED……
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