1 / 2
前編
しおりを挟むあたし、昨日婚約破棄を告げられちゃったんだ! どうしてか分かる? ええとね、がさつすぎるって言われて、それで捨てられちゃったんだ。がさつすぎる、って……ちょっと酷いよね。急にそんなこと言い出すって何なの? って感じしない? でも実際そういう感じで婚約破棄されちゃったからさ、もうその現実は変えられないしどうしようもないんだよね。
だからあたし、前を向いて生きていこうと思うの!
彼はあたしを愛せなかった。
でもそれはあたしが無価値ってことじゃないよね?
だからさ!
あたしはいつかきっと大事にしてもらえる場所へ行って生きるんだ!
親とか友人とか、みんなあたしのことを心配してくれている。それはとっても嬉しくて。けどちょっと、申し訳なさもあるんだよね。なんていうか、あたしだけ平気っていうか。周りの方がちょっと色々重く感じているって感じかな。
若干周囲と温度差があるんだよね……。
でもそれも悪いことじゃないよ。
だってみんなあたしを良い意味で想ってくれているってことだから。
どんなものも良い方向に捉えて、一つの糧として、あたしはこれからも進んでいくよ!
9
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
失礼な人のことはさすがに許せません
四季
恋愛
「パッとしないなぁ、ははは」
それが、初めて会った時に婚約者が発した言葉。
ただ、婚約者アルタイルの失礼な発言はそれだけでは終わらず、まだまだ続いていって……。
魔法を使える私はかつて婚約者に嫌われ婚約破棄されてしまいましたが、このたびめでたく国を護る聖女に認定されました。
四季
恋愛
「穢れた魔女を妻とする気はない! 婚約は破棄だ!!」
今日、私は、婚約者ケインから大きな声でそう宣言されてしまった。
父が再婚してから酷い目に遭いましたが、最終的に皆罪人にして差し上げました
四季
恋愛
母親が亡くなり、父親に新しい妻が来てからというもの、私はいじめられ続けた。
だが、ただいじめられただけで終わる私ではない……!
王太子から愛することはないと言われた侯爵令嬢は、そんなことないわと強気で答える
綾森れん
恋愛
「オリヴィア、君を愛することはない」
結婚初夜、聖女の力を持つオリヴィア・デュレー侯爵令嬢は、カミーユ王太子からそう告げられた。
だがオリヴィアは、
「そんなことないわ」
と強気で答え、カミーユが愛さないと言った原因を調べることにした。
その結果、オリヴィアは思いもかけない事実と、カミーユの深い愛を知るのだった。
友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった
海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····?
友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる