らりらるれら

四季

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らりらるれら

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ふと道端の落葉樹を見上げ
故郷を思い出すと
懐かしさという過去の自分が顔を出し
なぜかとても切なくなる

らりらるれら 不思議な感覚になる

らりらるれら なんとなく夢みたい

声をかけられた気がして振り返り
誰もいないと
物悲しさという過去の遺物を思い出し
なぜかとても苦しくなる

らりらるれら 奇妙な経験なのに

らりらるれら 怖くはない

哀愁はいつも
この身の傍らにあり
何も言わず
そっとこちらを見つめている

らりらるれら 春は過ぎた

らりらるれら 夏は終わり

らりらるれら 秋も過ぎて

でも

らりらるれら 冬はもう来ない
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