雨の日、婚約破棄を告げられ歩いていると、アレになってしまいました……。

四季

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雨の日、婚約破棄を告げられ歩いていると、アレになってしまいました……。

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 それはまだ暖かい季節のある雨の日。
 私は婚約者バルディエから告げられてしまった。

「お前との婚約、破棄とする!!」

 はっきりと言われてしまってはどうしようもない。
 私は彼の前から去ることにしたのだが。

「う"っ!!!!!!」

 そう、突如ぎっくり腰になってしまったのである。

 とはいえそれが人生に関係したかというと、案外そんなことはなく。その時のぎっくり腰はしばらく安静にしていることで改善した。

 その後私は数年を実家で過ごし、その後に一人の男性と結婚した。
 この人生を選んだことを後悔してはいない。

 ちなみに、バルディエはというと、あの後毎日腰の痛みが発現する謎の病にかかってしまったらしい。
 彼の姿を見た人によれば『八十歳くらいに見える」とのことだ。
 そんな酷い身体の状態のため結婚など夢のまた夢で、彼は、寝たきりに近い暮らししかできないとのことである。


◆終わり◆
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