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ちょっぴりひとやすみ? 詩のコーナー

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『共に歩めるなら』

手を取り合って
共に歩めるなら
きっと未来は幸せなものなのだろうと
そういうものと信じていた
あなたと隣り合って行く未来には
苦しみも
悲しみも
存在しないのだろうし
もし仮に
そういったものが存在したとしても
あなたとなら乗り越えられる
そう思っていた
そう信じていた
誰かと共に歩めるなら
人は強く突き進めるもの
だから
わたしも
あなたと共にあれるならきっと
どんな苦しみも
そんな悲しみも
怖くはないのだと
恐れはしないと
そう思っていたし
きっとそうだった
それは確かなことだった

手を取り合って
共に歩めるなら
きっと未来は幸せなものなのだろうと
そういうものと信じていた

ねぇ
もしも運命が
こんな形で
二人を引き裂かなかったなら
きっと
わたしたち今も
笑い合いながら
共に歩めたのだろうか?

手を取り合って
共に歩めるなら
きっと未来は幸せなものなのだろうと
そういうものと信じていた



『想いとは難しいものね』

想いとは難しいものね
どうしても湧いてくるし
手放そうとしても不可能だし
刃で刺し貫いても
何度でも蘇ってくる
まるで闇魔術でも使ったかのように
想いとは不老不死なの
だから何度でも蘇り
まるで呪いのようだと思うわ
この身を縛りつけて
毒々しい色をした感情をいくつも刻み込む
そう
この身体に
想いさえなければきっと
苦しみも
痛みも
生まれはしないのでしょう
それでも一度誕生してしまったなら
その想いというものは簡単には消えてくれない
想いは死なない
何千回でも
何万回でも
死んでも蘇るものだから
死なないと同義
そうよ
だから
ただ苦しみ続けることになる
永遠に
闇に抱かれて
痛いよと
辛いよと
そう言ってもそんな声は無視されるだけ
ああ
なんて独りよがりなのだろう
想いとは身勝手なものね
この身体に
この心に
しみついて
洗い落とそうとしても落とせない
ただ繰り返す
迷宮に入り込んでしまったかのよう
きっと
誰も助けてはくれないわ
いいえ
誰にも助けられないの

想いとは難しいものね



『また夜が来るたび思い出せる』

沈みゆく太陽を眺めるたびに
切なさに満ちた記憶が蘇る
そうよ
あなたとの日々
そうよ
あなたとの日常
あの頃は些細な出来事さえも幸せに感じて
だからどんな時も笑っていられた
暑い夏だって
寒い冬だって
あなたの隣でならば乗り越えられるのは
きっと
わたしの中に愛という炎があったから
それは身も心も温めてくれる
それは前を向く力を与えてくれる
だから
どんな時もどんなことも恐れない強さを
わたしにくれるのでしょう

あの頃の愛は偉大だった
それは確かなこと
もう曖昧な匂いしか残っていなくても
また夜が来るたび思い出せる

触れた肌の甘い香りを

もしもこの先ずっと独りでも
あなたと過ごせた日々はずっと宝物
何度も泣いて
何度も傷ついて
そういうことはきっとあるのだろうけれど
それでも立ち上がって
また歩き出すでしょう

人とはそういうもの
わたしとはそういう人

あの頃の愛は偉大だった
それは確かなこと
もう曖昧な匂いしか残っていなくても
また夜が来るたび思い出せる

触れた肌の甘い香りを
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