25 / 71
ちょっぴりひとやすみ? 詩のコーナー
しおりを挟む
『共に歩めるなら』
手を取り合って
共に歩めるなら
きっと未来は幸せなものなのだろうと
そういうものと信じていた
あなたと隣り合って行く未来には
苦しみも
悲しみも
存在しないのだろうし
もし仮に
そういったものが存在したとしても
あなたとなら乗り越えられる
そう思っていた
そう信じていた
誰かと共に歩めるなら
人は強く突き進めるもの
だから
わたしも
あなたと共にあれるならきっと
どんな苦しみも
そんな悲しみも
怖くはないのだと
恐れはしないと
そう思っていたし
きっとそうだった
それは確かなことだった
手を取り合って
共に歩めるなら
きっと未来は幸せなものなのだろうと
そういうものと信じていた
ねぇ
もしも運命が
こんな形で
二人を引き裂かなかったなら
きっと
わたしたち今も
笑い合いながら
共に歩めたのだろうか?
手を取り合って
共に歩めるなら
きっと未来は幸せなものなのだろうと
そういうものと信じていた
『想いとは難しいものね』
想いとは難しいものね
どうしても湧いてくるし
手放そうとしても不可能だし
刃で刺し貫いても
何度でも蘇ってくる
まるで闇魔術でも使ったかのように
想いとは不老不死なの
だから何度でも蘇り
まるで呪いのようだと思うわ
この身を縛りつけて
毒々しい色をした感情をいくつも刻み込む
そう
この身体に
想いさえなければきっと
苦しみも
痛みも
生まれはしないのでしょう
それでも一度誕生してしまったなら
その想いというものは簡単には消えてくれない
想いは死なない
何千回でも
何万回でも
死んでも蘇るものだから
死なないと同義
そうよ
だから
ただ苦しみ続けることになる
永遠に
闇に抱かれて
痛いよと
辛いよと
そう言ってもそんな声は無視されるだけ
ああ
なんて独りよがりなのだろう
想いとは身勝手なものね
この身体に
この心に
しみついて
洗い落とそうとしても落とせない
ただ繰り返す
迷宮に入り込んでしまったかのよう
きっと
誰も助けてはくれないわ
いいえ
誰にも助けられないの
想いとは難しいものね
『また夜が来るたび思い出せる』
沈みゆく太陽を眺めるたびに
切なさに満ちた記憶が蘇る
そうよ
あなたとの日々
そうよ
あなたとの日常
あの頃は些細な出来事さえも幸せに感じて
だからどんな時も笑っていられた
暑い夏だって
寒い冬だって
あなたの隣でならば乗り越えられるのは
きっと
わたしの中に愛という炎があったから
それは身も心も温めてくれる
それは前を向く力を与えてくれる
だから
どんな時もどんなことも恐れない強さを
わたしにくれるのでしょう
あの頃の愛は偉大だった
それは確かなこと
もう曖昧な匂いしか残っていなくても
また夜が来るたび思い出せる
触れた肌の甘い香りを
もしもこの先ずっと独りでも
あなたと過ごせた日々はずっと宝物
何度も泣いて
何度も傷ついて
そういうことはきっとあるのだろうけれど
それでも立ち上がって
また歩き出すでしょう
人とはそういうもの
わたしとはそういう人
あの頃の愛は偉大だった
それは確かなこと
もう曖昧な匂いしか残っていなくても
また夜が来るたび思い出せる
触れた肌の甘い香りを
手を取り合って
共に歩めるなら
きっと未来は幸せなものなのだろうと
そういうものと信じていた
あなたと隣り合って行く未来には
苦しみも
悲しみも
存在しないのだろうし
もし仮に
そういったものが存在したとしても
あなたとなら乗り越えられる
そう思っていた
そう信じていた
誰かと共に歩めるなら
人は強く突き進めるもの
だから
わたしも
あなたと共にあれるならきっと
どんな苦しみも
そんな悲しみも
怖くはないのだと
恐れはしないと
そう思っていたし
きっとそうだった
それは確かなことだった
手を取り合って
共に歩めるなら
きっと未来は幸せなものなのだろうと
そういうものと信じていた
ねぇ
もしも運命が
こんな形で
二人を引き裂かなかったなら
きっと
わたしたち今も
笑い合いながら
共に歩めたのだろうか?
手を取り合って
共に歩めるなら
きっと未来は幸せなものなのだろうと
そういうものと信じていた
『想いとは難しいものね』
想いとは難しいものね
どうしても湧いてくるし
手放そうとしても不可能だし
刃で刺し貫いても
何度でも蘇ってくる
まるで闇魔術でも使ったかのように
想いとは不老不死なの
だから何度でも蘇り
まるで呪いのようだと思うわ
この身を縛りつけて
毒々しい色をした感情をいくつも刻み込む
そう
この身体に
想いさえなければきっと
苦しみも
痛みも
生まれはしないのでしょう
それでも一度誕生してしまったなら
その想いというものは簡単には消えてくれない
想いは死なない
何千回でも
何万回でも
死んでも蘇るものだから
死なないと同義
そうよ
だから
ただ苦しみ続けることになる
永遠に
闇に抱かれて
痛いよと
辛いよと
そう言ってもそんな声は無視されるだけ
ああ
なんて独りよがりなのだろう
想いとは身勝手なものね
この身体に
この心に
しみついて
洗い落とそうとしても落とせない
ただ繰り返す
迷宮に入り込んでしまったかのよう
きっと
誰も助けてはくれないわ
いいえ
誰にも助けられないの
想いとは難しいものね
『また夜が来るたび思い出せる』
沈みゆく太陽を眺めるたびに
切なさに満ちた記憶が蘇る
そうよ
あなたとの日々
そうよ
あなたとの日常
あの頃は些細な出来事さえも幸せに感じて
だからどんな時も笑っていられた
暑い夏だって
寒い冬だって
あなたの隣でならば乗り越えられるのは
きっと
わたしの中に愛という炎があったから
それは身も心も温めてくれる
それは前を向く力を与えてくれる
だから
どんな時もどんなことも恐れない強さを
わたしにくれるのでしょう
あの頃の愛は偉大だった
それは確かなこと
もう曖昧な匂いしか残っていなくても
また夜が来るたび思い出せる
触れた肌の甘い香りを
もしもこの先ずっと独りでも
あなたと過ごせた日々はずっと宝物
何度も泣いて
何度も傷ついて
そういうことはきっとあるのだろうけれど
それでも立ち上がって
また歩き出すでしょう
人とはそういうもの
わたしとはそういう人
あの頃の愛は偉大だった
それは確かなこと
もう曖昧な匂いしか残っていなくても
また夜が来るたび思い出せる
触れた肌の甘い香りを
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
父が再婚してから酷い目に遭いましたが、最終的に皆罪人にして差し上げました
四季
恋愛
母親が亡くなり、父親に新しい妻が来てからというもの、私はいじめられ続けた。
だが、ただいじめられただけで終わる私ではない……!
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
踏み台令嬢はへこたれない
三屋城衣智子
恋愛
「婚約破棄してくれ!」
公爵令嬢のメルティアーラは婚約者からの何度目かの申し出を受けていたーー。
春、学院に入学しいつしかついたあだ名は踏み台令嬢。……幸せを運んでいますのに、その名付けはあんまりでは……。
そう思いつつも学院生活を満喫していたら、噂を聞きつけた第三王子がチラチラこっちを見ている。しかもうっかり婚約者になってしまったわ……?!?
これは無自覚に他人の踏み台になって引っ張り上げる主人公が、たまにしょげては踏ん張りながらやっぱり周りを幸せにしたりやっと自分も幸せになったりするかもしれない物語。
「わたくし、甘い砂を吐くのには慣れておりますの」
ーー踏み台令嬢は今日も誰かを幸せにする。
なろうでも投稿しています。
変態婚約者を無事妹に奪わせて婚約破棄されたので気ままな城下町ライフを送っていたらなぜだか王太子に溺愛されることになってしまいました?!
utsugi
恋愛
私、こんなにも婚約者として貴方に尽くしてまいりましたのにひどすぎますわ!(笑)
妹に婚約者を奪われ婚約破棄された令嬢マリアベルは悲しみのあまり(?)生家を抜け出し城下町で庶民として気ままな生活を送ることになった。身分を隠して自由に生きようと思っていたのにひょんなことから光魔法の能力が開花し半強制的に魔法学校に入学させられることに。そのうちなぜか王太子から溺愛されるようになったけれど王太子にはなにやら秘密がありそうで……?!
※適宜内容を修正する場合があります
冤罪を受けたため、隣国へ亡命します
しろねこ。
恋愛
「お父様が投獄?!」
呼び出されたレナンとミューズは驚きに顔を真っ青にする。
「冤罪よ。でも事は一刻も争うわ。申し訳ないけど、今すぐ荷づくりをして頂戴。すぐにこの国を出るわ」
突如母から言われたのは生活を一変させる言葉だった。
友人、婚約者、国、屋敷、それまでの生活をすべて捨て、令嬢達は手を差し伸べてくれた隣国へと逃げる。
冤罪を晴らすため、奮闘していく。
同名主人公にて様々な話を書いています。
立場やシチュエーションを変えたりしていますが、他作品とリンクする場所も多々あります。
サブキャラについてはスピンオフ的に書いた話もあったりします。
変わった作風かと思いますが、楽しんで頂けたらと思います。
ハピエンが好きなので、最後は必ずそこに繋げます!
小説家になろうさん、カクヨムさんでも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる