38 / 103
ちょっぴりひとやすみ? 詩のコーナー
しおりを挟む
『人生は春夏秋冬』
春はいつだって
心躍りながら始まる
軽やかなステップを踏む女神が
長い金髪を風に揺らすように
初々しい春の風が
今年もまた恋を連れてくる
笑わせてくれるのね
小さな芽吹きは確かに
心を潤してくれる
軽やかに歩ける力を与えてくれる
女神が背をそっと押してくれる
人生は春夏秋冬
夏は汗が飛び散るほどに
情熱的な愛を交わす
唇触れさせるだけでも
心は溶け合って
甘い匂いに包まれながら
紅い花を胸に咲かせる
歌わせてくれるのね
燃え上がる二人は確かに
指を絡めていた
力強さという匂いをまとわせて
紅い花を手で包むの
人生は春夏秋冬
秋はいつも唐突に
訪れる終焉の風
燃え盛っていたはずの愛は
気づけば徐々に勢いを弱め
少しずつ遠ざかり
手の内の花を握り潰した
「婚約破棄」
貴方の唇が発する
氷のような言葉は
胸を貫き紅に染め上げる
冬は涙さえも凍り付く
心も感情も
全部が冷たさに覆われて
固まってしまえば
苦痛すらも消える
絡めた指先の温もりも
過ぎ去ったものとなり
貴方と交わした愛の熱すらも
遠ざかり消えゆく
記憶という広大な海に沈めば
二度と戻らない
人生は春夏秋冬
泣いても笑っても
明日は来るもの
泣いても笑っても
一年は巡るもの
そしてまたいずれ来る春を待ち続ける――
人生は春夏秋冬
『花のように生きる。』
そうよわたし
たとえどんなことに出会ってしまったとしても
それでも前を向いて進むわ
そうよわたし
たとえどんな辛さに心潰されたとしても
それでも負けたりはしないわ
婚約破棄された苦しみ
それすらも
必ず希望に変えてみせる
いつも笑うの
いつも歌うの
咲き乱れる花のように
あの楽園で
誰よりも煌めく花のように
わたしは生きるわ
花のように生きる。
生きている限り
痛みも
苦しみも
時に出会う
巡り会うことでしょう
けれども未来を
光ある明日を諦めない
闇の中でも光を求め続ける
決して負けはしない
どんな絶望に見舞われたとしても
たとえ心折れても
いつかまた立ち上がって
必ず希望へと至り
そして楽園の舞台のど真ん中に立って
歌い踊る
あの美しい伝説の女神のように
花のように生きる。
春はいつだって
心躍りながら始まる
軽やかなステップを踏む女神が
長い金髪を風に揺らすように
初々しい春の風が
今年もまた恋を連れてくる
笑わせてくれるのね
小さな芽吹きは確かに
心を潤してくれる
軽やかに歩ける力を与えてくれる
女神が背をそっと押してくれる
人生は春夏秋冬
夏は汗が飛び散るほどに
情熱的な愛を交わす
唇触れさせるだけでも
心は溶け合って
甘い匂いに包まれながら
紅い花を胸に咲かせる
歌わせてくれるのね
燃え上がる二人は確かに
指を絡めていた
力強さという匂いをまとわせて
紅い花を手で包むの
人生は春夏秋冬
秋はいつも唐突に
訪れる終焉の風
燃え盛っていたはずの愛は
気づけば徐々に勢いを弱め
少しずつ遠ざかり
手の内の花を握り潰した
「婚約破棄」
貴方の唇が発する
氷のような言葉は
胸を貫き紅に染め上げる
冬は涙さえも凍り付く
心も感情も
全部が冷たさに覆われて
固まってしまえば
苦痛すらも消える
絡めた指先の温もりも
過ぎ去ったものとなり
貴方と交わした愛の熱すらも
遠ざかり消えゆく
記憶という広大な海に沈めば
二度と戻らない
人生は春夏秋冬
泣いても笑っても
明日は来るもの
泣いても笑っても
一年は巡るもの
そしてまたいずれ来る春を待ち続ける――
人生は春夏秋冬
『花のように生きる。』
そうよわたし
たとえどんなことに出会ってしまったとしても
それでも前を向いて進むわ
そうよわたし
たとえどんな辛さに心潰されたとしても
それでも負けたりはしないわ
婚約破棄された苦しみ
それすらも
必ず希望に変えてみせる
いつも笑うの
いつも歌うの
咲き乱れる花のように
あの楽園で
誰よりも煌めく花のように
わたしは生きるわ
花のように生きる。
生きている限り
痛みも
苦しみも
時に出会う
巡り会うことでしょう
けれども未来を
光ある明日を諦めない
闇の中でも光を求め続ける
決して負けはしない
どんな絶望に見舞われたとしても
たとえ心折れても
いつかまた立ち上がって
必ず希望へと至り
そして楽園の舞台のど真ん中に立って
歌い踊る
あの美しい伝説の女神のように
花のように生きる。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
王命って何ですか?
まるまる⭐️
恋愛
その日、貴族裁判所前には多くの貴族達が傍聴券を求め、所狭しと行列を作っていた。
貴族達にとって注目すべき裁判が開かれるからだ。
現国王の妹王女の嫁ぎ先である建国以来の名門侯爵家が、新興貴族である伯爵家から訴えを起こされたこの裁判。
人々の関心を集めないはずがない。
裁判の冒頭、証言台に立った伯爵家長女は涙ながらに訴えた。
「私には婚約者がいました…。
彼を愛していました。でも、私とその方の婚約は破棄され、私は意に沿わぬ男性の元へと嫁ぎ、侯爵夫人となったのです。
そう…。誰も覆す事の出来ない王命と言う理不尽な制度によって…。
ですが、理不尽な制度には理不尽な扱いが待っていました…」
裁判開始早々、王命を理不尽だと公衆の面前で公言した彼女。裁判での証言でなければ不敬罪に問われても可笑しくはない発言だ。
だが、彼女はそんな事は全て承知の上であえてこの言葉を発した。
彼女はこれより少し前、嫁ぎ先の侯爵家から彼女の有責で離縁されている。原因は彼女の不貞行為だ。彼女はそれを否定し、この裁判に於いて自身の無実を証明しようとしているのだ。
次々に積み重ねられていく証言に次第追い込まれていく侯爵家。明らかになっていく真実に、傍聴席で見守る貴族達は息を飲む。
裁判の最後、彼女は傍聴席に向かって訴えかけた。
「王命って何ですか?」と。
✳︎不定期更新、設定ゆるゆるです。
アシュリーの願いごと
ましろ
恋愛
「まあ、本当に?」
もしかして。そう思うことはありました。
でも、まさか本当だっただなんて。
「…それならもう我慢する必要は無いわね?」
嫁いでから6年。まるで修道女が神に使えるが如くこの家に尽くしてきました。
すべては家の為であり、夫の為であり、義母の為でありました。
愛する息子すら後継者として育てるからと産まれてすぐにとりあげられてしまいました。
「でも、もう変わらなくてはね」
この事を知ったからにはもう何も我慢するつもりはありません。
だって。私には願いがあるのだから。
✻基本ゆるふわ設定です。
気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
✻1/19、タグを2つ追加しました
婚約者と妹に毒を盛られて殺されましたが、お忘れですか?精霊の申し子である私の身に何か起これば無事に生き残れるわけないので、ざまぁないですね。
無名 -ムメイ-
恋愛
リハビリがてら書きます。
1話で完結します。
注意:低クオリティです。
【完結】返してください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
ずっと我慢をしてきた。
私が愛されていない事は感じていた。
だけど、信じたくなかった。
いつかは私を見てくれると思っていた。
妹は私から全てを奪って行った。
なにもかも、、、、信じていたあの人まで、、、
母から信じられない事実を告げられ、遂に私は家から追い出された。
もういい。
もう諦めた。
貴方達は私の家族じゃない。
私が相応しくないとしても、大事な物を取り返したい。
だから、、、、
私に全てを、、、
返してください。
王族に婚約破棄させたらそりゃそうなるよね? ……って話
ノ木瀬 優
恋愛
ぽっと出のヒロインが王族に婚約破棄させたらこうなるんじゃないかなって話を書いてみました。
完全に勢いで書いた話ですので、お気軽に読んで頂けたらなと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる