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ニンニクの匂い、夕暮れ
しおりを挟むニンニクの匂いが漂う夕暮れ
ふと
何事かと思い
空を見上げてみた
そこに浮かんでいたのは
見たことのない鳥
匂いのもとがその鳥かは
誰にも分からないけど
きっとそうなのだろうなと解釈する
ニンニクの匂いがする
そんな鳥のことは知らないけれど
そこにいたから
きっとそうなのだろうと思う
ニンニク料理は嫌いではなかった
ニンニク風味タレも嫌いではない
それでも
茜色の空からニンニクの匂いがするのは
あまり嬉しくはない
食べるには良くとも
それ以外では良くはないのだから
ニンニクの匂いが充満する夕暮れ
ふと
何が起きたのかと
空を見上げてみた
そこに飛んでいたのは
これまで一度も見かけたことのない鳥
その正体が何なのか
いまだに分からない
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