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けれどもカゼインとその親は攻撃的な態度を取ってきた。
「アメリアさん! うちの息子に何の文句があるんですの!?」
カゼインの母親は派手な外見だ。長い金髪はアップにしていて、前髪も顔の皮が引きつりそうなほど強く引き上げている。また、首には大きな宝石がたくさんついたネックレスをかけていて、指には大きな石のついた指輪がいくつもはめてある。
「ですから、息子さんがそういうお店にいつも通っていらっしゃることに関して……」
「男の子ですもの! 仕方ないではありませんの!」
母親は妙に声を荒くしてくる。
こちらは攻撃的な言い方をしてはいないのに。
婚約者がいるというのに異性と関わる店に行っている息子を恥ずかしいとは思わないのだろうか。いや、もちろん、一度や二度ならまだ理解できないこともないのだ。数回のやらかしなら起こり得るだろう、生物として。だが、連日そういうところに通っているとなると、話は別だ。
「仕方ない、ですか。本当にそう思っていらっしゃるのですか?」
「えぇ! うちの息子の人生に口出ししないでちょうだい!」
「すみません、それは無理です。婚約者ですから。そういうお店にいつもいつも通っている方と結婚して上手くやっていく自信はありません」
女性漁りを楽しみたいなら独身のまま楽しめばいい。
「まぁ! 何て生意気なお嬢さんなの!」
「そういう言い方でごまかさないでください」
「貴女は妻らしく大人しくしていれば良いのよ! うちの息子だって人殺しをしたわけではないのだから、そんな風に文句を言わないでちょうだい。そういうことは本人の自由じゃない。女性は大人しく夫に従っていればそれでいいのよ!」
なんのこっちゃら、である。
カゼインの母親は息子を擁護することしか考えていないようだ。どうやら、私の主張に耳を貸す気はさっぱりないらしい。息子を守ることに必死みたいだ。
このまま話し合いを継続しても意味がない、と判断した私は、後日再び話し合いをすることを決めた。
また、その時には私の両親も参加することとした。
あちらにだけ親がついているのは不公平だから。
「アメリアさん! うちの息子に何の文句があるんですの!?」
カゼインの母親は派手な外見だ。長い金髪はアップにしていて、前髪も顔の皮が引きつりそうなほど強く引き上げている。また、首には大きな宝石がたくさんついたネックレスをかけていて、指には大きな石のついた指輪がいくつもはめてある。
「ですから、息子さんがそういうお店にいつも通っていらっしゃることに関して……」
「男の子ですもの! 仕方ないではありませんの!」
母親は妙に声を荒くしてくる。
こちらは攻撃的な言い方をしてはいないのに。
婚約者がいるというのに異性と関わる店に行っている息子を恥ずかしいとは思わないのだろうか。いや、もちろん、一度や二度ならまだ理解できないこともないのだ。数回のやらかしなら起こり得るだろう、生物として。だが、連日そういうところに通っているとなると、話は別だ。
「仕方ない、ですか。本当にそう思っていらっしゃるのですか?」
「えぇ! うちの息子の人生に口出ししないでちょうだい!」
「すみません、それは無理です。婚約者ですから。そういうお店にいつもいつも通っている方と結婚して上手くやっていく自信はありません」
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「まぁ! 何て生意気なお嬢さんなの!」
「そういう言い方でごまかさないでください」
「貴女は妻らしく大人しくしていれば良いのよ! うちの息子だって人殺しをしたわけではないのだから、そんな風に文句を言わないでちょうだい。そういうことは本人の自由じゃない。女性は大人しく夫に従っていればそれでいいのよ!」
なんのこっちゃら、である。
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