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45.ほんのり余所者感
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シュヴェーアとの結婚が決まる。
お金はあるから売らなくていい、と伝えたのだが、彼はそれに頷くことなく甲冑を売ってしまった。ただ一つ、頭部だけを残して。
その結果、凄まじい額が入ってきた。
彼自身もよく知らなかったそうなのだが、商売人によると、その甲冑はかなりの高級品だったらしい。
「……予想以上に、儲かった」
「びっくりしましたねー!」
一連の話を聞いたダリアは驚きのあまり大声を発していた。
だが、驚いたのは私も同じ。性格上私はダリアほど大きなリアクションを取ることができないが、彼女と同じくらい驚いているはずである。
「……あぁ、同感だ。だが……セリナのために、使えるのであれば……それは、嬉しい……」
シュヴェーアには甲冑への未練など欠片も存在していなかった。否、未練がないどころか、むしろ晴れ晴れとした顔をしている。
「でも、お金はうちが出せますよ」
「……私の、ものも……できれば、使ってほしい……」
「そうですね。では分けましょっか」
「……力に、なりたい」
ダリアとシュヴェーアは二人で言葉を交わしながら話を進めていく。私はどこか余所者のようだ。私は社会について詳しくないし、大人みたいには話せないので、余所者のようになってしまうのも仕方ないといえば仕方ないのだが。ただ、心なしか疎外感を感じずにはいられない。
「これはどうします? これとこれがあるんですけど」
「……どちらが、良いものか」
「そうですねー。私は個人的にはこっちの方が好きですけど、シュヴェーアさんが良いと思う方で構いませんよ」
私はただ二人のやり取りを見ているだけ。
心の内側を哀愁の木枯らしが吹き抜けていく。
「……うう、迷う」
「ゆっくり考えて下さいねー」
「そう……だな。少し……暫し、待ってくれ……」
「えぇ。待ちますよー」
結婚するのは私なのだから、私も話に入れて!? と言いたい気分。でも、自らズカズカ入り込んでいくほどの度胸はない。
そこで、私は、別のことを考えることにした。
入れてもらえないとウジウジしていても何の進展もない。それならば、もっと、楽しくなるようなことを自分で考えよう。
そんな風に思って。
「……よし、では……こちらに、しよう」
「良いですね!」
「……同意見の、ようだ」
「ホッとしました! じゃあ次、これについて考えましょっか」
何か楽しいこと、と思って、良さそうなテーマを探す。
店が繁盛して大金持ちになる。急に近所の人から褒められる。新しいタイプの美味しいパンが発売される。
明るい気持ちになれるテーマは、探せばいくらでもある。
が、そのほとんどが敢えてじっくり考えるほどではない細やかな内容だった。
この作戦は失敗かもしれない。
「……あぁ、これとこれが……ある、のか」
「そうです! これとこれ、あと、これ」
「……多いな」
一人で想像して楽しめることを探す作戦は失敗。私は良いテーマを見つけようとすることを諦め、大人しくダリアとシュヴェーアの会話を聞いておくことにした。なんだかんだで、それが一番楽だし簡単だ。
「ねぇセリナ! 花、どれがいい?」
「えっ」
「赤、黄、桜、橙——色々あるわよー」
急に意見を求められたが、すぐには答えられない。
「花って?」
「結婚式の時に飾る花束の色よー」
それを先に言ってほしかった……。
「色はセリナが選ぶといいわ」
「うーん」
こういう時だけは、何でも即決できる性格の人が羨ましい。
一度でいいから、一時的にでもいいから、決断力のある人になってみたいものだ。
今は花の色を選ばなくてはならないのに、私の脳は別のことばかり考えようとしてしまう。
「母さんはどれがいいと思う?」
「そうねー……黄かしら」
「えっ。そんなところ!?」
「あくまで私の意見よー。決めるのはセリナだわ」
長年私を見てきた母が言うのだから、黄が良いのかもしれない。私自身も黄色は嫌いではないし。でも「こんなすぐに決めていいのか?」と思う気持ちも多少はあって。とはいえ、自分の中にこれといったはっきりした選択肢があるわけでもない。
「……黄色、か」
「あ! シュヴェーアさんはどれが良いと思う?」
思いきってシュヴェーアに話を振ってみた。
仕入れる意見は多い方が良い。
「……そう、だな……良いと、思うが」
「黄色?」
「……あぁ」
ダリアもシュヴェーアも黄色を推してくる。
黄色は元気な感じがするし、それで良いかもしれない。
◆
数日後、朝。
私が起き上がるとシュヴェーアはいなくなっていた。
「あれ? シュヴェーアさんは?」
既に起床し朝食と思われる料理を作っているダリアに尋ねる。
するとダリアは「ちょっと買い物とか言って、出ていったわよー」と情報を与えてくれた。
この感じだと、シュヴェーアのいない朝食になりそうだ。ダリアと二人での食事、それは、何となく新鮮な気がする。もっとも、シュヴェーアが来るまではほとんどずっとそうだったのだけれど。
「朝ごはん食べましょっか」
「うん」
今日の朝食は何だろう? と考えつつ、椅子に座る。
するとダリアが器を持ってきてくれた。
「これね。先に渡しておくわー」
「ありがとう」
ダリアがくれた深さのある器に入っていたのは野菜のスープ。煉瓦色の汁の中に、くたくたになった葉野菜がたくさん入っている。
私は貰ったスプーンを手に取り、先にスープを食べ始めておく。
スープは良い味だった。好みの味付けで、止まることなく食べられる。具も葉野菜だけというシンプルさなので、なおのこと食べ進みやすい。
残量が半分に達したタイミングで、ダリアが次の皿を持ってきてくれた。
「お待たせー。はい、これね」
「これは……燻製肉?」
シュヴェーアがいつか獲ってきてくれた肉だろうか。
今我が家にある肉類は、大抵、シュヴェーアが獲ってきてくれたものだ。
「そうよー。改めてちょっとだけ焼いてみたわ」
「へぇ。美味しそう」
燻製肉特有の少々癖のある匂いと、焼いた肉から立ちのぼるこげのような香りが、半々で混じり合っている。ほんの少し癖のある香ばしさ。最初だけは若干戸惑ったけれど、十秒も経てば匂いの癖は気にならなくなった。
「一口サイズに切ってあって食べやすそう」
「切っちゃったわー」
肉自体は嫌いではないが、食べづらいと上手く完食できないことがある。だから、一口で食べられるサイズにしてもらえているとありがたい。確実に食していくことができる状態になっているのは嬉しい。
お金はあるから売らなくていい、と伝えたのだが、彼はそれに頷くことなく甲冑を売ってしまった。ただ一つ、頭部だけを残して。
その結果、凄まじい額が入ってきた。
彼自身もよく知らなかったそうなのだが、商売人によると、その甲冑はかなりの高級品だったらしい。
「……予想以上に、儲かった」
「びっくりしましたねー!」
一連の話を聞いたダリアは驚きのあまり大声を発していた。
だが、驚いたのは私も同じ。性格上私はダリアほど大きなリアクションを取ることができないが、彼女と同じくらい驚いているはずである。
「……あぁ、同感だ。だが……セリナのために、使えるのであれば……それは、嬉しい……」
シュヴェーアには甲冑への未練など欠片も存在していなかった。否、未練がないどころか、むしろ晴れ晴れとした顔をしている。
「でも、お金はうちが出せますよ」
「……私の、ものも……できれば、使ってほしい……」
「そうですね。では分けましょっか」
「……力に、なりたい」
ダリアとシュヴェーアは二人で言葉を交わしながら話を進めていく。私はどこか余所者のようだ。私は社会について詳しくないし、大人みたいには話せないので、余所者のようになってしまうのも仕方ないといえば仕方ないのだが。ただ、心なしか疎外感を感じずにはいられない。
「これはどうします? これとこれがあるんですけど」
「……どちらが、良いものか」
「そうですねー。私は個人的にはこっちの方が好きですけど、シュヴェーアさんが良いと思う方で構いませんよ」
私はただ二人のやり取りを見ているだけ。
心の内側を哀愁の木枯らしが吹き抜けていく。
「……うう、迷う」
「ゆっくり考えて下さいねー」
「そう……だな。少し……暫し、待ってくれ……」
「えぇ。待ちますよー」
結婚するのは私なのだから、私も話に入れて!? と言いたい気分。でも、自らズカズカ入り込んでいくほどの度胸はない。
そこで、私は、別のことを考えることにした。
入れてもらえないとウジウジしていても何の進展もない。それならば、もっと、楽しくなるようなことを自分で考えよう。
そんな風に思って。
「……よし、では……こちらに、しよう」
「良いですね!」
「……同意見の、ようだ」
「ホッとしました! じゃあ次、これについて考えましょっか」
何か楽しいこと、と思って、良さそうなテーマを探す。
店が繁盛して大金持ちになる。急に近所の人から褒められる。新しいタイプの美味しいパンが発売される。
明るい気持ちになれるテーマは、探せばいくらでもある。
が、そのほとんどが敢えてじっくり考えるほどではない細やかな内容だった。
この作戦は失敗かもしれない。
「……あぁ、これとこれが……ある、のか」
「そうです! これとこれ、あと、これ」
「……多いな」
一人で想像して楽しめることを探す作戦は失敗。私は良いテーマを見つけようとすることを諦め、大人しくダリアとシュヴェーアの会話を聞いておくことにした。なんだかんだで、それが一番楽だし簡単だ。
「ねぇセリナ! 花、どれがいい?」
「えっ」
「赤、黄、桜、橙——色々あるわよー」
急に意見を求められたが、すぐには答えられない。
「花って?」
「結婚式の時に飾る花束の色よー」
それを先に言ってほしかった……。
「色はセリナが選ぶといいわ」
「うーん」
こういう時だけは、何でも即決できる性格の人が羨ましい。
一度でいいから、一時的にでもいいから、決断力のある人になってみたいものだ。
今は花の色を選ばなくてはならないのに、私の脳は別のことばかり考えようとしてしまう。
「母さんはどれがいいと思う?」
「そうねー……黄かしら」
「えっ。そんなところ!?」
「あくまで私の意見よー。決めるのはセリナだわ」
長年私を見てきた母が言うのだから、黄が良いのかもしれない。私自身も黄色は嫌いではないし。でも「こんなすぐに決めていいのか?」と思う気持ちも多少はあって。とはいえ、自分の中にこれといったはっきりした選択肢があるわけでもない。
「……黄色、か」
「あ! シュヴェーアさんはどれが良いと思う?」
思いきってシュヴェーアに話を振ってみた。
仕入れる意見は多い方が良い。
「……そう、だな……良いと、思うが」
「黄色?」
「……あぁ」
ダリアもシュヴェーアも黄色を推してくる。
黄色は元気な感じがするし、それで良いかもしれない。
◆
数日後、朝。
私が起き上がるとシュヴェーアはいなくなっていた。
「あれ? シュヴェーアさんは?」
既に起床し朝食と思われる料理を作っているダリアに尋ねる。
するとダリアは「ちょっと買い物とか言って、出ていったわよー」と情報を与えてくれた。
この感じだと、シュヴェーアのいない朝食になりそうだ。ダリアと二人での食事、それは、何となく新鮮な気がする。もっとも、シュヴェーアが来るまではほとんどずっとそうだったのだけれど。
「朝ごはん食べましょっか」
「うん」
今日の朝食は何だろう? と考えつつ、椅子に座る。
するとダリアが器を持ってきてくれた。
「これね。先に渡しておくわー」
「ありがとう」
ダリアがくれた深さのある器に入っていたのは野菜のスープ。煉瓦色の汁の中に、くたくたになった葉野菜がたくさん入っている。
私は貰ったスプーンを手に取り、先にスープを食べ始めておく。
スープは良い味だった。好みの味付けで、止まることなく食べられる。具も葉野菜だけというシンプルさなので、なおのこと食べ進みやすい。
残量が半分に達したタイミングで、ダリアが次の皿を持ってきてくれた。
「お待たせー。はい、これね」
「これは……燻製肉?」
シュヴェーアがいつか獲ってきてくれた肉だろうか。
今我が家にある肉類は、大抵、シュヴェーアが獲ってきてくれたものだ。
「そうよー。改めてちょっとだけ焼いてみたわ」
「へぇ。美味しそう」
燻製肉特有の少々癖のある匂いと、焼いた肉から立ちのぼるこげのような香りが、半々で混じり合っている。ほんの少し癖のある香ばしさ。最初だけは若干戸惑ったけれど、十秒も経てば匂いの癖は気にならなくなった。
「一口サイズに切ってあって食べやすそう」
「切っちゃったわー」
肉自体は嫌いではないが、食べづらいと上手く完食できないことがある。だから、一口で食べられるサイズにしてもらえているとありがたい。確実に食していくことができる状態になっているのは嬉しい。
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