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43.見た目
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「セリナ、やるわねー」
「え?」
「良いものを紹介できたのね。偉いわ」
ダリアが唐突に褒めてくれた。
私は戸惑わずにはいられない。
「べつに……たいしたことはしていないわ」
首を左右に振りながら述べる。
褒められることは嬉しいけれど、恥じらいがあるせいで素直に喜びを表現することはできなくて。
「でも、さっきのお客様、リピーターになってくれたじゃない」
「ただグーリンティーを薦めただけよ」
「気に入ってもらえたということは素晴らしいことよー?」
私が紹介したものを気に入って再度買いに来てくれた。その事実は、私自身も嬉しかった。緊張しながらも頑張ったかいがあったと思えたから。
しかし、胸を満たす喜の感情を露わにすることは、私にとっては簡単なことではない。
感情は素直に露わにできる方が良いのだろう。その方が人間関係もスムーズになるのだろうし。だが、私には、抱いている感情を速やかに表現する能力がない。それゆえ、抱いている感情を上手く外へ出すことはできなかった。簡単そうで難しいのだ、感情をすぐ露わにすることは。
「すまぬな。少しよろしいか」
「あ! はい! いらっしゃいませー」
感情の表現について考えているうちに、次の客が来た。
かっぱのような髪型の男性だ。頭頂部は頭皮が丸見えになっていて、そこから、前面を覗くすべての向きに三十センチほど髪が垂れている。髪色は黒。そして、眉毛は小さな円形だ。人差し指の爪程度のサイズの丸。日頃あまり見かけない形の眉である。
「緑茶なるものは存在するか」
よく見たら、男性は腰に細身の剣を携えていた。
「グーリンティーですか?」
滅多に見かけない眉と髪型。そして剣を所持している。危険人物なのではと疑いそうになってしまう。なんせ、日頃滅多に見かけないような風貌だから。
私が接客係だったら、きっと、彼をおかしなものを見るような目で見てしまったことだろう。
「緑茶はグリーンティーである」
「えっと……緑色が出る茶葉ですね?」
「うむ。その通り」
そう考えると、怪しすぎる人が相手でも普段通りに接客できるダリアは凄い。
実の母親を称賛するというのは妙かもしれないが……。
「こちらが近いのではないでしょうか。緑色のお茶ができますので」
ダリアは平常心を保っている。欠片ほども動揺せず、数ある茶葉の中から相応しそうなものを取り出してきた——昆布色の茶葉が入った瓶。
「ほう。それは良い」
「ではこちらの茶葉になさいますかー?」
「うむ。それでよろしく頼む」
「承知しましたー。それではしばらくお待ち下さい」
茶葉を瓶から小袋へ移し、それをさらに持ち帰り用の紙袋へ入れる。茶葉を移したのが小袋だったので、私は、一番小さな紙袋を選択した。選択を誤ってはいなかったようで、ダリアは何も言わない。そのまま一番小さな紙袋に商品を詰め、会計を済ませてから、それを手渡す。
「これで懐かしい味に会えそうだな。感謝する」
「いえいえー」
「またいずれ機会があれば、その時には、また訪れよう」
「ありがとうございます!」
男性は紙袋を手に持って店から去っていった。
独創的な格好の人だが、悪い人ではなさそうだった。次に会った時なら、私でも挨拶くらいはできるかもしれない。顔を覚えておいて今度は笑顔で挨拶しよう、と、私は密かに決意した。
「母さん、よく平気だったわね」
「あら? 何の話?」
「さっきのお客さん。不思議な格好の人だったでしょ」
「えぇ、そうねー」
ダリアは春の陽のような穏やかさのある笑みを浮かべつつ「珍しい格好の方だったわねー」と述べる。
珍しい格好の人だからといって怪しい人と認識するのは、さすがに早かったのかもしれない。そんな風に思い、自身の他者の捉え方を少し反省した。見かけない格好だからといって、初めて目にする人だからといって、勝手に不審者認定するのは良くなかった。今はそう思う。
「ノーマルブレンドM一つ下さい!」
「はーい。Mを一つですね」
「よろしくお願いします! 急ぎませんので!」
一人思考を巡らせているうちに、カウンターには次の客がやって来ていた。
今度はいたって普通の少女。先ほどのかっぱに似たヘアスタイルの男性が怪しさ満点だったこともあってか、平凡な少女を目にして安堵した。
謎の髪型が悪いわけではない。珍しい服装が悪なわけでもない。ただ、見慣れていないものを目にするというのは、自然と奇妙な心持ちになってしまうものなのだ。
それ自体は人間の本能だろう。
差別するのは良くないが。
「セリナ! 袋!」
「……あ」
しまった、役割を忘れてしまっていた。
「ごめん。これよね」
「そうよー」
「よし。ちょっと待って。……お待たせ!」
紙袋の口を開ける、それだけの仕事。それすらまともにできないようでは、まともな未来などありはしない。いくらグーリンティーを気に入ってくれた人が一人いても、何人もの客をテンポ良く捌いていく能力がなければ店は回せないのだ。姉が出ていった今、私がこの店を継ぐ者なのだから、しっかりしなくては。
「ありがとうございましたー」
ダリアの元気なお見送りの声が聞こえた気がした。
「……大丈夫? セリナ」
「え」
「何だか考え事をしているみたいだけれど」
思考の海に溺れかけていることにダリアは気づいているようだ。
でも、私の思考の内容なんて、どうでもいいことが大半。打ち明けるほどのことを考えている時など滅多にない。
「気にしないで。くだらないことだから」
「そう言われると逆に気になってくるわよ!?」
「本当に、どうでもいいことだから」
「き、気になる……。気になり過ぎる……」
私とてダリアに隠し事はしたくない。が、忙しい彼女にくだらない考え事の内容を打ち明けるというのも、気が進まないのだ。
だから私は言わないことを選択した。
ただそれだけのこと。
気にしてもらえているのは幸せだと思う。それだけ興味を持ってもらえているということだから。でもそれは、すべてを話す理由にはならない。気にしてもらった代わりにすべて吐かなくてはならない、なんていう決まりがあるわけでもないのだし。
「え?」
「良いものを紹介できたのね。偉いわ」
ダリアが唐突に褒めてくれた。
私は戸惑わずにはいられない。
「べつに……たいしたことはしていないわ」
首を左右に振りながら述べる。
褒められることは嬉しいけれど、恥じらいがあるせいで素直に喜びを表現することはできなくて。
「でも、さっきのお客様、リピーターになってくれたじゃない」
「ただグーリンティーを薦めただけよ」
「気に入ってもらえたということは素晴らしいことよー?」
私が紹介したものを気に入って再度買いに来てくれた。その事実は、私自身も嬉しかった。緊張しながらも頑張ったかいがあったと思えたから。
しかし、胸を満たす喜の感情を露わにすることは、私にとっては簡単なことではない。
感情は素直に露わにできる方が良いのだろう。その方が人間関係もスムーズになるのだろうし。だが、私には、抱いている感情を速やかに表現する能力がない。それゆえ、抱いている感情を上手く外へ出すことはできなかった。簡単そうで難しいのだ、感情をすぐ露わにすることは。
「すまぬな。少しよろしいか」
「あ! はい! いらっしゃいませー」
感情の表現について考えているうちに、次の客が来た。
かっぱのような髪型の男性だ。頭頂部は頭皮が丸見えになっていて、そこから、前面を覗くすべての向きに三十センチほど髪が垂れている。髪色は黒。そして、眉毛は小さな円形だ。人差し指の爪程度のサイズの丸。日頃あまり見かけない形の眉である。
「緑茶なるものは存在するか」
よく見たら、男性は腰に細身の剣を携えていた。
「グーリンティーですか?」
滅多に見かけない眉と髪型。そして剣を所持している。危険人物なのではと疑いそうになってしまう。なんせ、日頃滅多に見かけないような風貌だから。
私が接客係だったら、きっと、彼をおかしなものを見るような目で見てしまったことだろう。
「緑茶はグリーンティーである」
「えっと……緑色が出る茶葉ですね?」
「うむ。その通り」
そう考えると、怪しすぎる人が相手でも普段通りに接客できるダリアは凄い。
実の母親を称賛するというのは妙かもしれないが……。
「こちらが近いのではないでしょうか。緑色のお茶ができますので」
ダリアは平常心を保っている。欠片ほども動揺せず、数ある茶葉の中から相応しそうなものを取り出してきた——昆布色の茶葉が入った瓶。
「ほう。それは良い」
「ではこちらの茶葉になさいますかー?」
「うむ。それでよろしく頼む」
「承知しましたー。それではしばらくお待ち下さい」
茶葉を瓶から小袋へ移し、それをさらに持ち帰り用の紙袋へ入れる。茶葉を移したのが小袋だったので、私は、一番小さな紙袋を選択した。選択を誤ってはいなかったようで、ダリアは何も言わない。そのまま一番小さな紙袋に商品を詰め、会計を済ませてから、それを手渡す。
「これで懐かしい味に会えそうだな。感謝する」
「いえいえー」
「またいずれ機会があれば、その時には、また訪れよう」
「ありがとうございます!」
男性は紙袋を手に持って店から去っていった。
独創的な格好の人だが、悪い人ではなさそうだった。次に会った時なら、私でも挨拶くらいはできるかもしれない。顔を覚えておいて今度は笑顔で挨拶しよう、と、私は密かに決意した。
「母さん、よく平気だったわね」
「あら? 何の話?」
「さっきのお客さん。不思議な格好の人だったでしょ」
「えぇ、そうねー」
ダリアは春の陽のような穏やかさのある笑みを浮かべつつ「珍しい格好の方だったわねー」と述べる。
珍しい格好の人だからといって怪しい人と認識するのは、さすがに早かったのかもしれない。そんな風に思い、自身の他者の捉え方を少し反省した。見かけない格好だからといって、初めて目にする人だからといって、勝手に不審者認定するのは良くなかった。今はそう思う。
「ノーマルブレンドM一つ下さい!」
「はーい。Mを一つですね」
「よろしくお願いします! 急ぎませんので!」
一人思考を巡らせているうちに、カウンターには次の客がやって来ていた。
今度はいたって普通の少女。先ほどのかっぱに似たヘアスタイルの男性が怪しさ満点だったこともあってか、平凡な少女を目にして安堵した。
謎の髪型が悪いわけではない。珍しい服装が悪なわけでもない。ただ、見慣れていないものを目にするというのは、自然と奇妙な心持ちになってしまうものなのだ。
それ自体は人間の本能だろう。
差別するのは良くないが。
「セリナ! 袋!」
「……あ」
しまった、役割を忘れてしまっていた。
「ごめん。これよね」
「そうよー」
「よし。ちょっと待って。……お待たせ!」
紙袋の口を開ける、それだけの仕事。それすらまともにできないようでは、まともな未来などありはしない。いくらグーリンティーを気に入ってくれた人が一人いても、何人もの客をテンポ良く捌いていく能力がなければ店は回せないのだ。姉が出ていった今、私がこの店を継ぐ者なのだから、しっかりしなくては。
「ありがとうございましたー」
ダリアの元気なお見送りの声が聞こえた気がした。
「……大丈夫? セリナ」
「え」
「何だか考え事をしているみたいだけれど」
思考の海に溺れかけていることにダリアは気づいているようだ。
でも、私の思考の内容なんて、どうでもいいことが大半。打ち明けるほどのことを考えている時など滅多にない。
「気にしないで。くだらないことだから」
「そう言われると逆に気になってくるわよ!?」
「本当に、どうでもいいことだから」
「き、気になる……。気になり過ぎる……」
私とてダリアに隠し事はしたくない。が、忙しい彼女にくだらない考え事の内容を打ち明けるというのも、気が進まないのだ。
だから私は言わないことを選択した。
ただそれだけのこと。
気にしてもらえているのは幸せだと思う。それだけ興味を持ってもらえているということだから。でもそれは、すべてを話す理由にはならない。気にしてもらった代わりにすべて吐かなくてはならない、なんていう決まりがあるわけでもないのだし。
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