懐かしい

四季

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懐かしい

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懐かしい道を走ってゆく
それはまだ幼き日の記憶

今はもう遥か過去に消え
思い出すことすらできず
言葉にならないもの抱え
生きてゆく明日しかない

楽しかった頃
無邪気でいられた頃

それがとても懐かしくて

一種の憧れのように感じられる

遠いあの過去の河原で
蝉の鳴き声を聞いた
夢のような心地で聞いていたそれは
何だったのだろう

綺麗で生きていられた頃は
とても幸せで

けれどもその幸せに気づけずに

ただ毎日を過ごしていた

あの頃の自分の肩
ぽんと叩いて
声をかけてあげたい
その幸せを伝えたい
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