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本編
26.説得
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寝静まるにはまだ少し早い時間帯。
自室として与えられた部屋で寛いでいた加奈子は、背後でほんのわずかな扉の開閉音が聞こえたような気がして振り返ると、黒いローブを纏った二人組が立っていた。
「誰!?」
突然押し入って来た男たちに加奈子は強張った顔を向けると、座っていたソファーから飛びのき慣れた手つきで素早く腰に差していたナイフを抜いた。
その表情には怯えが見えるものの、一連の動作は慣れている者の手つきであった。
侵入者たちはナイフを向けられても怯えるでもなく、目深にローブを被りその下に隠された表情をうかがい知ることはできなかった。
――こいつらヤバい…。
対峙しただけでわかる相手との明確な実力差に、足元から震えが這い上がる。
彼女の焦りと緊張感が最高潮に達した瞬間――
「そう警戒しないでください。俺たちはあなたとお同じ召喚者です」
と苦笑交じりの柔らかな声音と流調な日本語で話しかけられた。
「ビックリ…させないでよ。そんな格好をしてるから、てっきりあいつ等かと思ったじゃない」
緊張で強張っていた膝からカクンと力が抜けた加奈子は、左側に立つ少し背の高い笑っている方の男を睨みつけた。
「驚かせてしまいすみません」
「で、私になんの用なの?」
加奈子は不機嫌さを隠そうともせず、男の謝罪の言葉をかき消すように食い気味に先を促した。
「それを説明する前に、他の人たちもこの部屋に集めてくれませんか?」
「それはかまわないけど、その前にフードを取ってあなたたちの顔を確認させてくれないかしら」
「失礼、それもそうですね」
二人がフードをめくり上げ顔を見せてみても、彼女は首を傾げるばかりで予想通り覚えてはいないようだ。
「見覚えはないわね」
「あの日すぐに俺たちはこの城を出ましたから、当然だと思いますよ」
「一人足りないようだけど、死んだことになってる三人組ってもしかしてあなたたちのことかしら?」
「ええそうです。「能無しは不要だ」と殺されかけました。この通りピンピンしてますけどね」
「はっ! そいつらの目は節穴ね」
こ馬鹿にしたように加奈子が鼻で笑うと、瑛冬たちも肩をすくめて笑った。
「なるほどね、話は何となく理解したわ。なんで一度は逃げたあなたたちがこうしてわざわざこの場所に戻って来たのか。その理由も後で教えてもらえるのかしら?」
勘のいい加奈子に瑛冬たちは内心舌を巻く。彼女はこちらの予想以上に理解力が高くて助かる反面、こじれた時の説得にも骨が折れそうだ。
「ええ、もちろんです」
「ならいいわ。それじゃあ私は今から皆を呼んでくるから、適当に待っていてくれるかしら」
くれぐれも自分の私物には手を触れなようにと厳重注意した後、彼女は素早く部屋を出て行ってしまった。
「とりあえず…彼女に任せておけばなんとかなりそうだな」
パタリと扉が閉まり、ずっと黙ってことの成り行きを見守っていた瑛冬がホッと嘆息する。どうやら女性と会話するのが彼は苦手らしい。
いつも以上に無口な瑛冬に諸々と察した慎哉は、非常に空気の読める男であった。
「でもまだやっと第一段階クリアってところでしょ。こんな突然やって来た俺たちの説得に応じてくれればいいんだけど、そればっかりは話してみなきゃ分からないからね」
「全員は無理だったとしても、希望する人だけでも連れだそう」
「そうだね。
あ、そうだ。十秋くんだっけ? これから来る人たちには俺が説明しておくから、瑛冬は知り合いの子にでも会いに行って来たら?」
「いや、いい……。俺もここで協力する」
あんなに必死だった瑛冬の姿を見ている慎哉は、心配じゃないのかと気を利かせたのだが、なにやら複雑そうな顔でうつむいてしまった。
「そっか…。まあ、まずは彼らの説得を優先しよう」
「大眞は上手くやってると思うか?」
「どうだろうね、問題がおこれば何かしら連絡を寄こすはずだから大丈夫だと思うけど」
「調子にノって自滅してたりしてな」
「それは大いにあり得る…」
そう待つこともなくパラパラと集まりだした召喚者たちの不躾な「お前ら誰だ」という視線にさらされながら、二人はこの部屋の主が来るのを待った。
「お待たせ。一応このフロアーにいる全員に声はかけたんだけど、何人かには拒否されてしまったわ」
「そうですか、どうもご協力ありがとうございます」
ざっと見ただけでも十五、六人ほどの若い男女がこの場所に集まっていた。
一度は見たことのあるメンツだが、半月前のことなので二人もほとんど見覚えがない。
「さて皆さん、早速で悪いんですが。
――俺たちと一緒に、この国から逃げませんか?」
慎哉の前触れもない唐突な提案にざわつく召喚者たちを見渡しつつ、名乗る時間も惜しいと言わんばかりに早口でことの詳細を説明し始める。
実際この人数で動くと人目にもつきやすくその分見つかるリスクがあがるので、悠長に時間をかけてはいられない。
「ひ、姫様に許可なく、侵入し、我々を誑かそうと、する…不届き者どもめ!!」
「そうだ!! 姫様のご意思に反する、お前達の行いは、罰せられなければ、ならない!!」
「フリューゲル王子のもとを去るなんて、出来るはずがないじゃないの!」
「そうよ、私は王子に求められてこの世界に召喚されたのよ。あなたたちなんかに着いて行くはずがないわ!」
どこか様子のおかしい数人の男女が瑛冬と慎哉に敵意をむき出しにして声高に妄言を叫び出し、場は騒然とし始めた。
「ちょっと、急にどうしたの。落ち着きなさいよ…」と周りの者がいさめても全く聞く耳を持たず、二人に敵意をむき出しにしている。
瑛冬はチッと鋭い舌打ちと同時に素早い動きで構築した魔法を浴びせかけ、妄言者たちは淡く光った後硬直したように固まった。
一連の動きに着いて行くことができず動揺する一同に落ち着くよう声をかけ、慎哉が瑛冬の代わりに魅了の魔法について説明を行った。と言っても、彼も瑛冬の素早すぎる対応に反応できなかった一人であるため、瑛冬から事前に聞いていなければ彼も同じような反応しかできなかっただろう。
「…つまり、私たちは王族に魔法をかけられていて、彼らの意のままに操られている…と?」
「程度にもよりますが、大半はたいした影響もないと思います。ただ、そこの彼らは個別に濃厚接触でもしていたんじゃないですか?」
「濃厚接触……な、なんて羨ましい……(私だって一度はお呼ばれしたかった!!)」
慎哉の含みのある言い方に、正気に戻った者たちが気まずげに視線を逸らしたのがその答えだろう。
「では同じことが起こる前に、全員に解除魔法をかけさせてもらいますね」
部屋全体を包み込むほどの淡い魔法陣が出現し、皆を正常な状態へと整えていく。
ついでに回復魔法も組み込んだのか、あちこちから「体が軽くなった」「腰痛が治った」「肌荒れがキレイになった気がする!」などと喜びの声があがる。
「さあ、皆さんどうしますか? まだ迷っているかもしれませんが、あまり時間はありませんよ」
「ま、待ってくれ…! もし君らの言う通りにここから脱出できたとしても、俺たちは一体どこへ逃げればいいんだ!」
「脱出後はそれぞれどこへ行くでも良し、好きにしてもらって結構です」
「好きにしろって言われても……」
困惑する男は周りを見渡すが、みな自分と同じような顔をしている者ばかりであった。
「このままだとこの国は近日中に隣国と戦争になります。あなた方の殺し合う相手は魔獣ではなく、普通の人間ですよ。それでもこの国に居続けたいですか?」
「戦争なんてしたくないに決まってるじゃないか!」
「だからってこっちは、あんたたちみたいに規格外な強さは持ち合わせていないんだ。ここを出て生活していける保障がないと……なぁ?」
そのもっともな意見に、周りの者たちも賛同するように頷いた。
「多くはないですがしばらく生活していけるだけのお金はお渡しできますし、仕事の斡旋などはできませんが、希望地への移動中の護衛などは俺たちに任せてください」
「もう少しだけ考える時間をくれないかしら」
「では決まった方のみこちらに来てください」
召喚者たちが列から離れポツポツとこちらへ集まってくるその様子を眺めていても、瑛冬の探し人らしき人物の姿は一向に見当たらなかった。
自室として与えられた部屋で寛いでいた加奈子は、背後でほんのわずかな扉の開閉音が聞こえたような気がして振り返ると、黒いローブを纏った二人組が立っていた。
「誰!?」
突然押し入って来た男たちに加奈子は強張った顔を向けると、座っていたソファーから飛びのき慣れた手つきで素早く腰に差していたナイフを抜いた。
その表情には怯えが見えるものの、一連の動作は慣れている者の手つきであった。
侵入者たちはナイフを向けられても怯えるでもなく、目深にローブを被りその下に隠された表情をうかがい知ることはできなかった。
――こいつらヤバい…。
対峙しただけでわかる相手との明確な実力差に、足元から震えが這い上がる。
彼女の焦りと緊張感が最高潮に達した瞬間――
「そう警戒しないでください。俺たちはあなたとお同じ召喚者です」
と苦笑交じりの柔らかな声音と流調な日本語で話しかけられた。
「ビックリ…させないでよ。そんな格好をしてるから、てっきりあいつ等かと思ったじゃない」
緊張で強張っていた膝からカクンと力が抜けた加奈子は、左側に立つ少し背の高い笑っている方の男を睨みつけた。
「驚かせてしまいすみません」
「で、私になんの用なの?」
加奈子は不機嫌さを隠そうともせず、男の謝罪の言葉をかき消すように食い気味に先を促した。
「それを説明する前に、他の人たちもこの部屋に集めてくれませんか?」
「それはかまわないけど、その前にフードを取ってあなたたちの顔を確認させてくれないかしら」
「失礼、それもそうですね」
二人がフードをめくり上げ顔を見せてみても、彼女は首を傾げるばかりで予想通り覚えてはいないようだ。
「見覚えはないわね」
「あの日すぐに俺たちはこの城を出ましたから、当然だと思いますよ」
「一人足りないようだけど、死んだことになってる三人組ってもしかしてあなたたちのことかしら?」
「ええそうです。「能無しは不要だ」と殺されかけました。この通りピンピンしてますけどね」
「はっ! そいつらの目は節穴ね」
こ馬鹿にしたように加奈子が鼻で笑うと、瑛冬たちも肩をすくめて笑った。
「なるほどね、話は何となく理解したわ。なんで一度は逃げたあなたたちがこうしてわざわざこの場所に戻って来たのか。その理由も後で教えてもらえるのかしら?」
勘のいい加奈子に瑛冬たちは内心舌を巻く。彼女はこちらの予想以上に理解力が高くて助かる反面、こじれた時の説得にも骨が折れそうだ。
「ええ、もちろんです」
「ならいいわ。それじゃあ私は今から皆を呼んでくるから、適当に待っていてくれるかしら」
くれぐれも自分の私物には手を触れなようにと厳重注意した後、彼女は素早く部屋を出て行ってしまった。
「とりあえず…彼女に任せておけばなんとかなりそうだな」
パタリと扉が閉まり、ずっと黙ってことの成り行きを見守っていた瑛冬がホッと嘆息する。どうやら女性と会話するのが彼は苦手らしい。
いつも以上に無口な瑛冬に諸々と察した慎哉は、非常に空気の読める男であった。
「でもまだやっと第一段階クリアってところでしょ。こんな突然やって来た俺たちの説得に応じてくれればいいんだけど、そればっかりは話してみなきゃ分からないからね」
「全員は無理だったとしても、希望する人だけでも連れだそう」
「そうだね。
あ、そうだ。十秋くんだっけ? これから来る人たちには俺が説明しておくから、瑛冬は知り合いの子にでも会いに行って来たら?」
「いや、いい……。俺もここで協力する」
あんなに必死だった瑛冬の姿を見ている慎哉は、心配じゃないのかと気を利かせたのだが、なにやら複雑そうな顔でうつむいてしまった。
「そっか…。まあ、まずは彼らの説得を優先しよう」
「大眞は上手くやってると思うか?」
「どうだろうね、問題がおこれば何かしら連絡を寄こすはずだから大丈夫だと思うけど」
「調子にノって自滅してたりしてな」
「それは大いにあり得る…」
そう待つこともなくパラパラと集まりだした召喚者たちの不躾な「お前ら誰だ」という視線にさらされながら、二人はこの部屋の主が来るのを待った。
「お待たせ。一応このフロアーにいる全員に声はかけたんだけど、何人かには拒否されてしまったわ」
「そうですか、どうもご協力ありがとうございます」
ざっと見ただけでも十五、六人ほどの若い男女がこの場所に集まっていた。
一度は見たことのあるメンツだが、半月前のことなので二人もほとんど見覚えがない。
「さて皆さん、早速で悪いんですが。
――俺たちと一緒に、この国から逃げませんか?」
慎哉の前触れもない唐突な提案にざわつく召喚者たちを見渡しつつ、名乗る時間も惜しいと言わんばかりに早口でことの詳細を説明し始める。
実際この人数で動くと人目にもつきやすくその分見つかるリスクがあがるので、悠長に時間をかけてはいられない。
「ひ、姫様に許可なく、侵入し、我々を誑かそうと、する…不届き者どもめ!!」
「そうだ!! 姫様のご意思に反する、お前達の行いは、罰せられなければ、ならない!!」
「フリューゲル王子のもとを去るなんて、出来るはずがないじゃないの!」
「そうよ、私は王子に求められてこの世界に召喚されたのよ。あなたたちなんかに着いて行くはずがないわ!」
どこか様子のおかしい数人の男女が瑛冬と慎哉に敵意をむき出しにして声高に妄言を叫び出し、場は騒然とし始めた。
「ちょっと、急にどうしたの。落ち着きなさいよ…」と周りの者がいさめても全く聞く耳を持たず、二人に敵意をむき出しにしている。
瑛冬はチッと鋭い舌打ちと同時に素早い動きで構築した魔法を浴びせかけ、妄言者たちは淡く光った後硬直したように固まった。
一連の動きに着いて行くことができず動揺する一同に落ち着くよう声をかけ、慎哉が瑛冬の代わりに魅了の魔法について説明を行った。と言っても、彼も瑛冬の素早すぎる対応に反応できなかった一人であるため、瑛冬から事前に聞いていなければ彼も同じような反応しかできなかっただろう。
「…つまり、私たちは王族に魔法をかけられていて、彼らの意のままに操られている…と?」
「程度にもよりますが、大半はたいした影響もないと思います。ただ、そこの彼らは個別に濃厚接触でもしていたんじゃないですか?」
「濃厚接触……な、なんて羨ましい……(私だって一度はお呼ばれしたかった!!)」
慎哉の含みのある言い方に、正気に戻った者たちが気まずげに視線を逸らしたのがその答えだろう。
「では同じことが起こる前に、全員に解除魔法をかけさせてもらいますね」
部屋全体を包み込むほどの淡い魔法陣が出現し、皆を正常な状態へと整えていく。
ついでに回復魔法も組み込んだのか、あちこちから「体が軽くなった」「腰痛が治った」「肌荒れがキレイになった気がする!」などと喜びの声があがる。
「さあ、皆さんどうしますか? まだ迷っているかもしれませんが、あまり時間はありませんよ」
「ま、待ってくれ…! もし君らの言う通りにここから脱出できたとしても、俺たちは一体どこへ逃げればいいんだ!」
「脱出後はそれぞれどこへ行くでも良し、好きにしてもらって結構です」
「好きにしろって言われても……」
困惑する男は周りを見渡すが、みな自分と同じような顔をしている者ばかりであった。
「このままだとこの国は近日中に隣国と戦争になります。あなた方の殺し合う相手は魔獣ではなく、普通の人間ですよ。それでもこの国に居続けたいですか?」
「戦争なんてしたくないに決まってるじゃないか!」
「だからってこっちは、あんたたちみたいに規格外な強さは持ち合わせていないんだ。ここを出て生活していける保障がないと……なぁ?」
そのもっともな意見に、周りの者たちも賛同するように頷いた。
「多くはないですがしばらく生活していけるだけのお金はお渡しできますし、仕事の斡旋などはできませんが、希望地への移動中の護衛などは俺たちに任せてください」
「もう少しだけ考える時間をくれないかしら」
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