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本編
7.誘拐
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マニア共和国元首の執務室では、アジームの帰りを待っていたジェーク補佐官による、厳しい事情聴取が執り行われているところであった。
市街地で大規模な乱闘騒ぎがおこり、それを鎮圧する為に向かったはずのアジームが、なぜか人間の青年を抱え非常に慌てた様子で帰ってきたのだ。その青年の姿は目撃証言にあった人物と一致するものであった。
「はぁ……。どうしてあなたって人は、息抜きしに出かけたはずなのに、人を攫って帰って来るんですかね」
獣人にしては線の細い、出来る男然としたジェークから放たれる絶対零度の視線を浴びながらも、自分の膝の上で抱きかかえている青年を離すまいと、さらに腕の力を込めた。
「人聞きの悪いことを言うな…、攫ってなどいないぞ。ちゃんと同意はとった!」
「そうでしょうか…? 私にはそうは見えませんが。せめてこちらのソファーへ座らせてあげたらいかがですか?」
「………イヤだ」
「イヤだって、子供ですか…まったくもう!」
アジームの頑なな態度に呆れ果てるジェークだったが、今の彼には何を言っても無駄であろうと、諦めて席を立った。時間は有限なのだ。目の前で堂々とサボっている上司のおかげで、仕事は山のようにある。
それにジェークは、アジームと青年を二人きりにしたところで、間違いなど起こらないだろうと高を括っていた。
哀れなアジーム、完全にヘタレ扱いである。事実その通りなので、補佐官殿はなんでもお見通しだ。
「程々になさってくださいよ?」
「なにを」とは言わず、優秀すぎる補佐官殿は自分のやるべき仕事に戻る為、アジームの執務室をあとにした。
口では色々と言ったが、遅すぎる春をやっと迎えたらしい上司の為に、今後のスケジュールを少々調整してあげるぐらいの優しさは持ち合わせているのだった。
ジェークの姿が見えなくなってから、ようやくノロノロと顔を上げた慎哉は、自分を抱く太い腕をペシペシと叩き、下からアジームの顔を覗き込む。半分以上が髪の毛で隠れているので相手の表情は全くわからず、見える所といえば、高い鼻梁ゆえによく見える鼻の穴と、肉厚な分厚い唇のみだった。
「そろそろ、離してくれませんか?」
「あぁ、悪い…苦しかったか?」
「いいえ、そうじゃありません。しばらく休めたおかげで大方治癒できたので、もう大丈夫です」
「…そうか」
あの時急に抱き上げられて運ばれている最中に慎哉は急に動けなくなり、すぐさま異変に気付いたアジームが慌てて介抱したのだが、その際わかったのは毒による症状だろうということのみ。大慌てで自身の仕事部屋にいるはずのジェークを頼って戻ってきたものの、本人には誰にも知らせないでくれと頼まれてしまった。
困ったアジームは、ジェークの質問をうまくかわすこともできず、ただじっと慎哉を抱っこしていたのだった。
「あの、すみませんでした…。あなたが、まさかこんなに怒られるとは思わなくって。俺、無理言っちゃいましたよね…」
「いや、いいんだ。こちらの習慣を知らない君を、早とちりして強引に連れ去ってしまったのは俺のミスだ…。それに、ジェークに、あ、ジェークって、さっきのおっかない顔した奴のことな。あいつに怒られるのは、いつものことだから気にしないでくれ!」
それもそれでどうかと思った慎哉だったが、空気を読むことにかけては他の追随を許さない日本人なので、大人しく黙っておいた。
ソファーに降ろしてもらった慎哉は、室内をぐるりと見渡した。部屋の主の印象とは異なり、スッキリと整えられた室内は、家具のセンスも良く、高級感の漂う空間だった。
ただ一点のみ、重厚な机に積み上げられた紙の山だけが彼らしいというか、ごちゃっとしていて生活感がある。
「お仕事中だったんですよね? 俺、そろそろおいとま…」
仕事の臭いを敏感に嗅ぎ取った慎哉は、ソファーから腰を上げようとしたのだが、その前にアジームから待ったがかかった。
「ああ、そうだ! 自己紹介がまだだったな! 俺はアジーム・デラクロアという。えーと、勝手に呼んでしまっていたが、その、君を…ナツキと呼んでもいいかい?」
(そっちは名字なんだけどなぁ)と思いつつ、今更説明するのも面倒だったので、慎哉はアジームの問いに無言で頷いた。日本でも、圧倒的に名字で呼ばれることの方が多かったから、とくに違和感もない。
表情はよく見えないのに、パァァァァと明るくなったアジームの雰囲気に、ちょっと笑ってしまった。
この人反応が面白いな、とアジームに対して興味を持った慎哉は、ずっと気になっていたことを聞いてみたくなった。
そう、アジームの種族である。髪の量が多すぎて耳の形が分からなかったのだ。
あわよくば、少しだけでも触らせてもらえないかと期待しソワソワする慎哉を、不思議そうにアジームが見つめていた。
*
一方、アジームに連れ去られた慎哉を、すぐに追いかけることが出来ずにいた瑛冬と大眞はーー
ei_to:「王様って、さっきの赤毛の奴か?」
warlock:「そう赤毛の。あ、でも王様じゃなくて、元首? って偉い人みたいよ」
ei_to:「元首ね…。この国の権力者には違いないんだな。で、居場所はわかりそうか?」
warlock:「バッチリ(๑و•̀ω•́)و」
ei_to:「ん、じゃあ行くか」
warlock:「その前にー。お仕置きが必要な奴がいるよ」
ei_to:「…どいつだ?」
warlock:「怖い怖い。あーあ、眠れる獅子を起こしちゃって。俺知らないぞー。慎哉が優しいからって、勘違いしちゃったのかね」
ei_to:「人のこと言えんのか、お前だって大概だろうが。俺もいろいろ知ってるんだぞ」
warlock:「…マジか。君らにはバレてないと思ってたのにぃぃ」
ei_to:「慎哉は知らんはずだか、他のクランメンバーの奴らはみんな知ってたぞ?」
warlock:「マジかぁぁぁ…。なにそれ、めっちゃ恥ずい…(´;ω;`)」
ei_to:「裏でお前が俺たちの為に汚れ役やってたって言ったら、あいつ怒るだろうな」
warlock:「怒るだろうねぇ~慎哉俺らの『お母さん』だもん」
ei_to:「お母さんwwwwwww それこそ怒るだろww」
warlock:「でもなんかさー、慎哉にはバカなことして怒られたくならん? オカン的なあったかさって言うか。つい、甘えたくなっちゃうんだよね」
ei_to:「わからんでもないが。でもバカなことすんのも程々にしとけよ。じゃないと、そのうち愛想尽かされるぞ」
warlock:「りょーかい。ほどよくおバカになります٩( ๑•̀o•́๑ )و 」
ei_to:「なんだ、そのおかしな宣言は。おら、さっさと悪い子にお仕置きして、俺らの『お母さん』を迎えに行くぞ!」
warlock:「おー٩( ๑•̀o•́๑ )و」
慎哉によからぬ事をしていた奴らを大眞が見つけ、瑛冬が即ブチのめす流れ作業がひとしきり続き、辺りは綺麗になった。お掃除完了である。
残ったのは瑛冬に挑んでいた者たちと大眞のハーレムの子たちだけだったが、彼らは慎哉がアジームに連れ去られたのを見てピタリと大人しくなっていた。心なしか、人数も減っているような気もする。
「大眞様ご安心ください。アジーム様でしたら仲間の方にそう酷い扱いはしていないと思いますよ」
「んーそれでもさ、急に攫っていくってのは許せないよね~」
「元首かなんだか知らんが、俺たちは仲間を取り返す!」
「それでしたら、私があなた方をアジーム様のもとへお連れいたしましょう!」
その時二人に声をかけてきたのは、瑛冬に散々投げられて嬉しそうに尻尾を振っていた変態紳士、もといマニアの救国の英雄、グランツであった。
「よかったですね!」と我がことのように喜んでいる、大眞のハーレムの子たちとは違い、二人は素直に喜べなかったのは致し方ないことであった。
市街地で大規模な乱闘騒ぎがおこり、それを鎮圧する為に向かったはずのアジームが、なぜか人間の青年を抱え非常に慌てた様子で帰ってきたのだ。その青年の姿は目撃証言にあった人物と一致するものであった。
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獣人にしては線の細い、出来る男然としたジェークから放たれる絶対零度の視線を浴びながらも、自分の膝の上で抱きかかえている青年を離すまいと、さらに腕の力を込めた。
「人聞きの悪いことを言うな…、攫ってなどいないぞ。ちゃんと同意はとった!」
「そうでしょうか…? 私にはそうは見えませんが。せめてこちらのソファーへ座らせてあげたらいかがですか?」
「………イヤだ」
「イヤだって、子供ですか…まったくもう!」
アジームの頑なな態度に呆れ果てるジェークだったが、今の彼には何を言っても無駄であろうと、諦めて席を立った。時間は有限なのだ。目の前で堂々とサボっている上司のおかげで、仕事は山のようにある。
それにジェークは、アジームと青年を二人きりにしたところで、間違いなど起こらないだろうと高を括っていた。
哀れなアジーム、完全にヘタレ扱いである。事実その通りなので、補佐官殿はなんでもお見通しだ。
「程々になさってくださいよ?」
「なにを」とは言わず、優秀すぎる補佐官殿は自分のやるべき仕事に戻る為、アジームの執務室をあとにした。
口では色々と言ったが、遅すぎる春をやっと迎えたらしい上司の為に、今後のスケジュールを少々調整してあげるぐらいの優しさは持ち合わせているのだった。
ジェークの姿が見えなくなってから、ようやくノロノロと顔を上げた慎哉は、自分を抱く太い腕をペシペシと叩き、下からアジームの顔を覗き込む。半分以上が髪の毛で隠れているので相手の表情は全くわからず、見える所といえば、高い鼻梁ゆえによく見える鼻の穴と、肉厚な分厚い唇のみだった。
「そろそろ、離してくれませんか?」
「あぁ、悪い…苦しかったか?」
「いいえ、そうじゃありません。しばらく休めたおかげで大方治癒できたので、もう大丈夫です」
「…そうか」
あの時急に抱き上げられて運ばれている最中に慎哉は急に動けなくなり、すぐさま異変に気付いたアジームが慌てて介抱したのだが、その際わかったのは毒による症状だろうということのみ。大慌てで自身の仕事部屋にいるはずのジェークを頼って戻ってきたものの、本人には誰にも知らせないでくれと頼まれてしまった。
困ったアジームは、ジェークの質問をうまくかわすこともできず、ただじっと慎哉を抱っこしていたのだった。
「あの、すみませんでした…。あなたが、まさかこんなに怒られるとは思わなくって。俺、無理言っちゃいましたよね…」
「いや、いいんだ。こちらの習慣を知らない君を、早とちりして強引に連れ去ってしまったのは俺のミスだ…。それに、ジェークに、あ、ジェークって、さっきのおっかない顔した奴のことな。あいつに怒られるのは、いつものことだから気にしないでくれ!」
それもそれでどうかと思った慎哉だったが、空気を読むことにかけては他の追随を許さない日本人なので、大人しく黙っておいた。
ソファーに降ろしてもらった慎哉は、室内をぐるりと見渡した。部屋の主の印象とは異なり、スッキリと整えられた室内は、家具のセンスも良く、高級感の漂う空間だった。
ただ一点のみ、重厚な机に積み上げられた紙の山だけが彼らしいというか、ごちゃっとしていて生活感がある。
「お仕事中だったんですよね? 俺、そろそろおいとま…」
仕事の臭いを敏感に嗅ぎ取った慎哉は、ソファーから腰を上げようとしたのだが、その前にアジームから待ったがかかった。
「ああ、そうだ! 自己紹介がまだだったな! 俺はアジーム・デラクロアという。えーと、勝手に呼んでしまっていたが、その、君を…ナツキと呼んでもいいかい?」
(そっちは名字なんだけどなぁ)と思いつつ、今更説明するのも面倒だったので、慎哉はアジームの問いに無言で頷いた。日本でも、圧倒的に名字で呼ばれることの方が多かったから、とくに違和感もない。
表情はよく見えないのに、パァァァァと明るくなったアジームの雰囲気に、ちょっと笑ってしまった。
この人反応が面白いな、とアジームに対して興味を持った慎哉は、ずっと気になっていたことを聞いてみたくなった。
そう、アジームの種族である。髪の量が多すぎて耳の形が分からなかったのだ。
あわよくば、少しだけでも触らせてもらえないかと期待しソワソワする慎哉を、不思議そうにアジームが見つめていた。
*
一方、アジームに連れ去られた慎哉を、すぐに追いかけることが出来ずにいた瑛冬と大眞はーー
ei_to:「王様って、さっきの赤毛の奴か?」
warlock:「そう赤毛の。あ、でも王様じゃなくて、元首? って偉い人みたいよ」
ei_to:「元首ね…。この国の権力者には違いないんだな。で、居場所はわかりそうか?」
warlock:「バッチリ(๑و•̀ω•́)و」
ei_to:「ん、じゃあ行くか」
warlock:「その前にー。お仕置きが必要な奴がいるよ」
ei_to:「…どいつだ?」
warlock:「怖い怖い。あーあ、眠れる獅子を起こしちゃって。俺知らないぞー。慎哉が優しいからって、勘違いしちゃったのかね」
ei_to:「人のこと言えんのか、お前だって大概だろうが。俺もいろいろ知ってるんだぞ」
warlock:「…マジか。君らにはバレてないと思ってたのにぃぃ」
ei_to:「慎哉は知らんはずだか、他のクランメンバーの奴らはみんな知ってたぞ?」
warlock:「マジかぁぁぁ…。なにそれ、めっちゃ恥ずい…(´;ω;`)」
ei_to:「裏でお前が俺たちの為に汚れ役やってたって言ったら、あいつ怒るだろうな」
warlock:「怒るだろうねぇ~慎哉俺らの『お母さん』だもん」
ei_to:「お母さんwwwwwww それこそ怒るだろww」
warlock:「でもなんかさー、慎哉にはバカなことして怒られたくならん? オカン的なあったかさって言うか。つい、甘えたくなっちゃうんだよね」
ei_to:「わからんでもないが。でもバカなことすんのも程々にしとけよ。じゃないと、そのうち愛想尽かされるぞ」
warlock:「りょーかい。ほどよくおバカになります٩( ๑•̀o•́๑ )و 」
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慎哉によからぬ事をしていた奴らを大眞が見つけ、瑛冬が即ブチのめす流れ作業がひとしきり続き、辺りは綺麗になった。お掃除完了である。
残ったのは瑛冬に挑んでいた者たちと大眞のハーレムの子たちだけだったが、彼らは慎哉がアジームに連れ去られたのを見てピタリと大人しくなっていた。心なしか、人数も減っているような気もする。
「大眞様ご安心ください。アジーム様でしたら仲間の方にそう酷い扱いはしていないと思いますよ」
「んーそれでもさ、急に攫っていくってのは許せないよね~」
「元首かなんだか知らんが、俺たちは仲間を取り返す!」
「それでしたら、私があなた方をアジーム様のもとへお連れいたしましょう!」
その時二人に声をかけてきたのは、瑛冬に散々投げられて嬉しそうに尻尾を振っていた変態紳士、もといマニアの救国の英雄、グランツであった。
「よかったですね!」と我がことのように喜んでいる、大眞のハーレムの子たちとは違い、二人は素直に喜べなかったのは致し方ないことであった。
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