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女騎士編、再訪問
廊下は結構、人が通るもんだな。
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亜梨沙は玄関ドアの前で四つん這いの姿勢である。ただしタオルで後ろ手に縛られ、頬を床に置かれたクッションにつけているので、立っているのは膝と腰だけである。脚は後ろから犯すのに程よい幅に開かれている。アソコはドアに向けられている。顔にはカフェエプロンをかけられている。
「俺、ちょっと外にタバコ買いに行ってくるね。」リュウは言った。亜梨沙はビクッ、と尻を震わせた。
「鍵はかけずに出るから。」亜梨沙はまたビクッ、と尻を震わせた。
「その間に、セールスの男とか来ちゃったりするかもしれないね。それで、ドアとかいきなり開けられちゃったりして。そしたら、何が目に飛び込んでくるかな?」
「…あたし。」亜梨沙がうわずった声で答えた。
「そうだね。しかも全裸でアソコを出してる。」亜梨沙の体が赤くなった気がした。
「多分、犯されるよ。」亜梨沙がまた尻をビクッと震わせた。
「俺、10分くらい戻って来ないよ。」
「亜梨沙には、選択肢が2つあるよ。」
「一つは、さっさと立ち上がって、どこかに隠れてること。なんならそのタオルも外しちゃっていいよ。本気で縛ってないから、多分すぐほどけるよ。」
「もう一つは、そのまま脚を開いて、ここでじっと待っていること。」
カフェエプロンで顔を覆っているが、亜梨沙がこくっ、と頷いた気がした。選択肢が2つあるというゲームのルールを理解したということなのか、それとも2番目のオプションを選んだということなのか、どちらなのかはわからない。
「じゃあ放置プレーの始まりだよ。俺、ちょっと出てくるね。」リュウは言い、靴を掃いて外に出た。
外に出て静かにドアを閉めると、リュウは音を立てないように慎重にドアに背中からもたれかかった。放置プレーとはいったものの、リュウには亜梨沙を実際に危ない目に合わせる気は毛頭ない。10分ほどで中に入るつもりだし、それまで玄関ドアは誰にも入れぬようしっかり守る予定だ。
「それにしても。」リュウは思った。「意外に人が通るもんだな。」
わずか10分の間に、亜梨沙の階の住人がまず一人通過した。住人はリュウを怪訝そうに見ながら近づくが、目の前を通り過ぎるときは目を合わさないようにしてそそくさと通り過ぎるのだった。そして自分の部屋の前で一瞬だけチラッとリュウを見、それ以上の関心は示さずに自室に消えていくのだった。
さらに、チラシのポスティングの男もやってきた。下の集合ポストにもチラシは結構突っ込まれていたことをリュウは思い出した。しかしこのように、わざわざ一部屋一部屋に入れにくる人も中にはいるらしい。一部屋一部屋ドアのポストに投函しながら、男は気まずそうに近づいてくる。リュウの前まで来ると困った表情を浮かべたので、リュウはチラシを受け取ってやった。男は満足気に会釈すると、廊下を次の部屋へと進んで行き、突き当たりまで行くと引き返し、早足でリュウの前を通り過ぎると階段に消えていった。
「そろそろ10分が経つかな?」リュウは呟いた。
「ドアを開けてみよう。」リュウはドアを開けて部屋の中に踏み込んだ。
「俺、ちょっと外にタバコ買いに行ってくるね。」リュウは言った。亜梨沙はビクッ、と尻を震わせた。
「鍵はかけずに出るから。」亜梨沙はまたビクッ、と尻を震わせた。
「その間に、セールスの男とか来ちゃったりするかもしれないね。それで、ドアとかいきなり開けられちゃったりして。そしたら、何が目に飛び込んでくるかな?」
「…あたし。」亜梨沙がうわずった声で答えた。
「そうだね。しかも全裸でアソコを出してる。」亜梨沙の体が赤くなった気がした。
「多分、犯されるよ。」亜梨沙がまた尻をビクッと震わせた。
「俺、10分くらい戻って来ないよ。」
「亜梨沙には、選択肢が2つあるよ。」
「一つは、さっさと立ち上がって、どこかに隠れてること。なんならそのタオルも外しちゃっていいよ。本気で縛ってないから、多分すぐほどけるよ。」
「もう一つは、そのまま脚を開いて、ここでじっと待っていること。」
カフェエプロンで顔を覆っているが、亜梨沙がこくっ、と頷いた気がした。選択肢が2つあるというゲームのルールを理解したということなのか、それとも2番目のオプションを選んだということなのか、どちらなのかはわからない。
「じゃあ放置プレーの始まりだよ。俺、ちょっと出てくるね。」リュウは言い、靴を掃いて外に出た。
外に出て静かにドアを閉めると、リュウは音を立てないように慎重にドアに背中からもたれかかった。放置プレーとはいったものの、リュウには亜梨沙を実際に危ない目に合わせる気は毛頭ない。10分ほどで中に入るつもりだし、それまで玄関ドアは誰にも入れぬようしっかり守る予定だ。
「それにしても。」リュウは思った。「意外に人が通るもんだな。」
わずか10分の間に、亜梨沙の階の住人がまず一人通過した。住人はリュウを怪訝そうに見ながら近づくが、目の前を通り過ぎるときは目を合わさないようにしてそそくさと通り過ぎるのだった。そして自分の部屋の前で一瞬だけチラッとリュウを見、それ以上の関心は示さずに自室に消えていくのだった。
さらに、チラシのポスティングの男もやってきた。下の集合ポストにもチラシは結構突っ込まれていたことをリュウは思い出した。しかしこのように、わざわざ一部屋一部屋に入れにくる人も中にはいるらしい。一部屋一部屋ドアのポストに投函しながら、男は気まずそうに近づいてくる。リュウの前まで来ると困った表情を浮かべたので、リュウはチラシを受け取ってやった。男は満足気に会釈すると、廊下を次の部屋へと進んで行き、突き当たりまで行くと引き返し、早足でリュウの前を通り過ぎると階段に消えていった。
「そろそろ10分が経つかな?」リュウは呟いた。
「ドアを開けてみよう。」リュウはドアを開けて部屋の中に踏み込んだ。
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