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メス高夏休み前半編。三里。
てぃかんプレーの始まり
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~メタバース空間起動中。~
「これまでのあらすじ・現在の状況」が、揮発性仮想記憶としてリュウと三里の脳にダウンロードされていく。
ボラタイルメモリは、メタバース空間にログインしたプレーヤーにダウンロードされる、合成された記憶と現状認識である。夢や催眠術のようなもので、ログイン中は現実の事のように思えるが、ログアウトすると夢のようなものであったとわかる。またログイン中も、心のどこかではこれは現実のことではないとわかっている。そのようなものである。
さて、2人にダウンロードされた「これまでのあらすじ・現在の状況」は次のようなものであった…。
或る日の朝である。三里は家で学校に行く支度をしていた。制服を着用すると、ダイニングルームでテーブルにつき、母が用意してくれたトーストに齧り付いた。
三里のスカートは短い。本来は長いのだが、服装検査があるとき以外は、腰のところをくるくると巻き上げて短くしている。
「ちょっとスカート短くない?」母が心配そうに聞いた。
「え、みんなこんなもんだよ。」
「そうかもしれないけど…。電車で痴漢に遭ったりしてない?お母さん心配なんだけど。」
「大丈夫だよ。」
「そう…ならいいけど…ほら、東京方面行きの電車だし、一番混む時間帯じゃない?」
「大丈夫だよ。そこまで混まないよ。痴漢とかいないよ。」三里は答えた。
嘘である。本当は激混みになる。そして三里はよく痴漢に遭っている。三里は見るからに大人しそうなので、痴漢に狙われやすいようだ。ひどいのになると、パンツの中に手を入れ、アソコに指を入れてくる痴漢もいる。三里がそんな痴漢に遭遇したことは2度や3度ではない。
しかし三里はこのことを親には言わない。バレたら通学方法を変えられかねない。正直、痴漢が嫌ではないのだ。
「本当は痴漢によく遭ってて、しかも娘がそれを嫌がってないって知ったら、ショックだろうな。」三里はそう思いながら家を出て駅に向かった。
駅につき、ホームの乗車位置に並んだ。後ろにスッと男が立った。男はリュウである。
「痴漢かな」三里は思った。
駅に電車が着き、三里は乗り込んだ。人並みの中、流れに逆らうような不自然な動きで、リュウは三里の後に付いてくる。そしてリュウは三里の右斜め後方にピッタリと立った…。
~「これまでのあらすじ・現在の状況」のダウンロード完了。~
ここからはリアルタイムになる。2人は電車の中にいる女子校生と痴漢になりきって痴漢プレーを行うが、実際は部屋の中にいる三里とリュウである…。
「これまでのあらすじ・現在の状況」が、揮発性仮想記憶としてリュウと三里の脳にダウンロードされていく。
ボラタイルメモリは、メタバース空間にログインしたプレーヤーにダウンロードされる、合成された記憶と現状認識である。夢や催眠術のようなもので、ログイン中は現実の事のように思えるが、ログアウトすると夢のようなものであったとわかる。またログイン中も、心のどこかではこれは現実のことではないとわかっている。そのようなものである。
さて、2人にダウンロードされた「これまでのあらすじ・現在の状況」は次のようなものであった…。
或る日の朝である。三里は家で学校に行く支度をしていた。制服を着用すると、ダイニングルームでテーブルにつき、母が用意してくれたトーストに齧り付いた。
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「ちょっとスカート短くない?」母が心配そうに聞いた。
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「そうかもしれないけど…。電車で痴漢に遭ったりしてない?お母さん心配なんだけど。」
「大丈夫だよ。」
「そう…ならいいけど…ほら、東京方面行きの電車だし、一番混む時間帯じゃない?」
「大丈夫だよ。そこまで混まないよ。痴漢とかいないよ。」三里は答えた。
嘘である。本当は激混みになる。そして三里はよく痴漢に遭っている。三里は見るからに大人しそうなので、痴漢に狙われやすいようだ。ひどいのになると、パンツの中に手を入れ、アソコに指を入れてくる痴漢もいる。三里がそんな痴漢に遭遇したことは2度や3度ではない。
しかし三里はこのことを親には言わない。バレたら通学方法を変えられかねない。正直、痴漢が嫌ではないのだ。
「本当は痴漢によく遭ってて、しかも娘がそれを嫌がってないって知ったら、ショックだろうな。」三里はそう思いながら家を出て駅に向かった。
駅につき、ホームの乗車位置に並んだ。後ろにスッと男が立った。男はリュウである。
「痴漢かな」三里は思った。
駅に電車が着き、三里は乗り込んだ。人並みの中、流れに逆らうような不自然な動きで、リュウは三里の後に付いてくる。そしてリュウは三里の右斜め後方にピッタリと立った…。
~「これまでのあらすじ・現在の状況」のダウンロード完了。~
ここからはリアルタイムになる。2人は電車の中にいる女子校生と痴漢になりきって痴漢プレーを行うが、実際は部屋の中にいる三里とリュウである…。
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