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伝言ダイヤル変態メッセージ編。百合。
元サヤ
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ネトラレプレイは終わった。メタバース空間が終了したので、2人は夢から覚めたような状態になっている。
「百合さんネトラレちゃったね、俺に。」
「うん。ふふ、ごっこ?だけどね。」
「興奮した?」
「したっ」百合はリュウにぎゅっ、と抱きついた。
「あんなこと、妄想の中でしかしないからね、俺。」
「うん。アタシも妄想の中だけだよ。」百合はリュウの肩に頬を載せた。「あたし、一途だから。」
実際には今、百合には彼氏はいない。リュウも彼氏がいる女子や人妻は、知り合っても避けている。2人はメタバース空間の中で健全に?ネトラレプレーを楽しんだにすぎない。
この後も百合は、何度もリュウの部屋に遊びに来た。2人はその度にセックスをした。当初は、リュウは入れる時少しキツいと感じたし、百合も少しだけ痛そうにしていたが、回数をこなすとそれもすっかりなくなった。
2人は様々な対位を試した。リュウは百合のアソコに実際に中出しさせてもらったこともあるし、精液を飲んでもらったこともある。
しかし、別れは急にやってきた。
リュウは多忙で、しばらく百合に連絡を取っていなかった。2週間近く疎遠にしていたあと、リュウはやっと百合と電話で話すことができた。
「もしもし。百合さん。久しぶり。」
「あら。リュウ君。久しぶりね。」百合はどこかそっけない。
「バイトとレポートでしばらく会えなかったけど、やっとピーク越えたから。久しぶりに近々会わない?」
「うーん…。」
「どうしたの?」
「会ったら、するよね?」
「え、うん、まぁ…。」急にどうしたんだろう、リュウは思った。
「脚、完治したから、外でもいいよ。」
「うーん…。でも結局、最後は部屋に行って、することになるよね?」
「まぁ…。そりゃ来て欲しいけど…。どうしたの?まずい?」最後に会った時に何かマズイことでもしたかな、リュウは振り返ってみたが心当たりはない。
「リュウ君は悪くないの…。実は…元彼とヨリが戻っちゃって…。」百合は申し訳なさそうに言った。「リュウ君とは、別に付き合ってたわけじゃないから…。」
「え、俺はそのつもりだったけど…」
「でも、付き合ってとか、言ったことないじゃない。」
「…。」リュウは言葉に詰まった。確かに言っていない。自分が勝手にそう思っていただけである。
また、所詮伝言ダイヤル、それも変態メッセージで知り合った関係である。「付き合って」などと言ったら白けられ振られるかもしれない、どこかでそう思っていた自分がいる。
まさか変態メッセージでこんなに可愛い人が来るとは思っていなかった。「なんでよりによって、変態メッセージの時に知り合っちゃったかな。」リュウはついていないと思った。
「今からでも、ちゃんと言う機会ないかな。」
「…ごめん、元彼ともう、セックスもしちゃってるから…。」
「リュウ君が開発してくれたおかげかも。」
「今までは処女ムーブしちゃってて、彼も手を出しにくかったのかもしれない。」
「だから変態さんには感謝してるよ。」百合は優しく笑った。
「…せめて、もしまた彼氏と別れたりしたら、電話くれないかな。」
「…」しばらく考えて、百合は言った。「…わかった。」
これが百合との最後の会話になった。「電話はくれなさそうだな…。」電話を切った後リュウは思った。実際その後、百合から連絡が来ることはなかった。今でも元彼と続いているのか、それとも次へと進んだのかはわからない。
「百合さんネトラレちゃったね、俺に。」
「うん。ふふ、ごっこ?だけどね。」
「興奮した?」
「したっ」百合はリュウにぎゅっ、と抱きついた。
「あんなこと、妄想の中でしかしないからね、俺。」
「うん。アタシも妄想の中だけだよ。」百合はリュウの肩に頬を載せた。「あたし、一途だから。」
実際には今、百合には彼氏はいない。リュウも彼氏がいる女子や人妻は、知り合っても避けている。2人はメタバース空間の中で健全に?ネトラレプレーを楽しんだにすぎない。
この後も百合は、何度もリュウの部屋に遊びに来た。2人はその度にセックスをした。当初は、リュウは入れる時少しキツいと感じたし、百合も少しだけ痛そうにしていたが、回数をこなすとそれもすっかりなくなった。
2人は様々な対位を試した。リュウは百合のアソコに実際に中出しさせてもらったこともあるし、精液を飲んでもらったこともある。
しかし、別れは急にやってきた。
リュウは多忙で、しばらく百合に連絡を取っていなかった。2週間近く疎遠にしていたあと、リュウはやっと百合と電話で話すことができた。
「もしもし。百合さん。久しぶり。」
「あら。リュウ君。久しぶりね。」百合はどこかそっけない。
「バイトとレポートでしばらく会えなかったけど、やっとピーク越えたから。久しぶりに近々会わない?」
「うーん…。」
「どうしたの?」
「会ったら、するよね?」
「え、うん、まぁ…。」急にどうしたんだろう、リュウは思った。
「脚、完治したから、外でもいいよ。」
「うーん…。でも結局、最後は部屋に行って、することになるよね?」
「まぁ…。そりゃ来て欲しいけど…。どうしたの?まずい?」最後に会った時に何かマズイことでもしたかな、リュウは振り返ってみたが心当たりはない。
「リュウ君は悪くないの…。実は…元彼とヨリが戻っちゃって…。」百合は申し訳なさそうに言った。「リュウ君とは、別に付き合ってたわけじゃないから…。」
「え、俺はそのつもりだったけど…」
「でも、付き合ってとか、言ったことないじゃない。」
「…。」リュウは言葉に詰まった。確かに言っていない。自分が勝手にそう思っていただけである。
また、所詮伝言ダイヤル、それも変態メッセージで知り合った関係である。「付き合って」などと言ったら白けられ振られるかもしれない、どこかでそう思っていた自分がいる。
まさか変態メッセージでこんなに可愛い人が来るとは思っていなかった。「なんでよりによって、変態メッセージの時に知り合っちゃったかな。」リュウはついていないと思った。
「今からでも、ちゃんと言う機会ないかな。」
「…ごめん、元彼ともう、セックスもしちゃってるから…。」
「リュウ君が開発してくれたおかげかも。」
「今までは処女ムーブしちゃってて、彼も手を出しにくかったのかもしれない。」
「だから変態さんには感謝してるよ。」百合は優しく笑った。
「…せめて、もしまた彼氏と別れたりしたら、電話くれないかな。」
「…」しばらく考えて、百合は言った。「…わかった。」
これが百合との最後の会話になった。「電話はくれなさそうだな…。」電話を切った後リュウは思った。実際その後、百合から連絡が来ることはなかった。今でも元彼と続いているのか、それとも次へと進んだのかはわからない。
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