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メス高定期試験対策・期末編。二美と五月と六花
二美は残ってね。
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さて、メス高こと雌鹿女子商業の3人との勉強合宿も、本日日曜日が最終日である。
帰宅を控えた最終日であるため、3人とも来たときと同じ制服姿に戻っている。メス高の制服はダサい。公立中学のような濃紺のスカートは膝上くらいまであり、太ももはほとんど露出しない。シャツも白いカッターシャツである。第二ボタンまで留めているので、胸チラも無い。
3人がフェロモンを出しまくっていた土曜日とは大違いである。おかげでリュウは、かなり賢者モードを取り戻すことができた。
休憩時間。二美がトイレに行っているときである。
「あのさぁ、二美とは付き合ってるの?」六花が不思議そうな顔で聞いてきた。「あんまり、付き合ってるとかそういう雰囲気でもないね。」
リュウは考え込んだ。正直、いちごちゃんからあてがわれるような形で二美を受け取り、そのままヤッちゃって、それから二美が通って来るようになり、会うたびにセックスしている、という関係である。別に二美をセフレにして遊んでいるつもりでは無いし、リュウは同時に複数の女子と性的な関係を持つことは無いので二股三股をかけていたりもしないが、付き合ってるかといわれるとそういう関係でもない。時々会ってる関係、としか言いようがない。
「まぁ別に二美を遊んでる、ってわけでもなさそうだからいいけどね。」と六花。別に咎める風ではない。「この先もずっと付き合いたいんなら、付き合ってって、ちゃんと言った方がいいとは思うけどね。」
「そうだね。考えてみるよ。ありがと。」リュウは今の関係のままでいいと思っているが、一応そう答えた。
夕方になり帰宅する頃合いになった。女子3人は玄関の靴脱ぎ場の前に固まっている。最後方は二美だ。後ろ姿がなんとなく寂しげに見える。
二美はこの3日間リュウに十分にかまわれていない。また自分以外の女子の露出度の高い格好にリュウが鼻の下を伸ばすのも散々見せつけられた。二美が自尊心を傷つけられていたとしても不思議ではない。
「あれ、二美も一緒に帰っちゃうの?」リュウは声をかけた。二美にはもう少し残って欲しい、というより、このまま帰したら悪い、という気持ちが強い。
「二美はもう少しゆっくりしていきなよ。」リュウは言った。
「わかった。」二美の表情が明るくなった。
五月と六花は先に帰ることになったので、二美はマンションの外廊下まで出て二人を見送った。程なくして二美は戻ってきて、玄関に入るとドアの鍵をかちゃりとかけ、部屋の中に戻ってきた。
部屋に戻ってきた二美と、リュウは立ったまま無言で相対し、二美の全身の上から下まで、熱い視線を何度も往復させた。
二美も真剣な表情でリュウの目を喰い入るように見つめている。何か切り出したいことでもあるのだろうか。やがて二美が口を軽く開いた。
帰宅を控えた最終日であるため、3人とも来たときと同じ制服姿に戻っている。メス高の制服はダサい。公立中学のような濃紺のスカートは膝上くらいまであり、太ももはほとんど露出しない。シャツも白いカッターシャツである。第二ボタンまで留めているので、胸チラも無い。
3人がフェロモンを出しまくっていた土曜日とは大違いである。おかげでリュウは、かなり賢者モードを取り戻すことができた。
休憩時間。二美がトイレに行っているときである。
「あのさぁ、二美とは付き合ってるの?」六花が不思議そうな顔で聞いてきた。「あんまり、付き合ってるとかそういう雰囲気でもないね。」
リュウは考え込んだ。正直、いちごちゃんからあてがわれるような形で二美を受け取り、そのままヤッちゃって、それから二美が通って来るようになり、会うたびにセックスしている、という関係である。別に二美をセフレにして遊んでいるつもりでは無いし、リュウは同時に複数の女子と性的な関係を持つことは無いので二股三股をかけていたりもしないが、付き合ってるかといわれるとそういう関係でもない。時々会ってる関係、としか言いようがない。
「まぁ別に二美を遊んでる、ってわけでもなさそうだからいいけどね。」と六花。別に咎める風ではない。「この先もずっと付き合いたいんなら、付き合ってって、ちゃんと言った方がいいとは思うけどね。」
「そうだね。考えてみるよ。ありがと。」リュウは今の関係のままでいいと思っているが、一応そう答えた。
夕方になり帰宅する頃合いになった。女子3人は玄関の靴脱ぎ場の前に固まっている。最後方は二美だ。後ろ姿がなんとなく寂しげに見える。
二美はこの3日間リュウに十分にかまわれていない。また自分以外の女子の露出度の高い格好にリュウが鼻の下を伸ばすのも散々見せつけられた。二美が自尊心を傷つけられていたとしても不思議ではない。
「あれ、二美も一緒に帰っちゃうの?」リュウは声をかけた。二美にはもう少し残って欲しい、というより、このまま帰したら悪い、という気持ちが強い。
「二美はもう少しゆっくりしていきなよ。」リュウは言った。
「わかった。」二美の表情が明るくなった。
五月と六花は先に帰ることになったので、二美はマンションの外廊下まで出て二人を見送った。程なくして二美は戻ってきて、玄関に入るとドアの鍵をかちゃりとかけ、部屋の中に戻ってきた。
部屋に戻ってきた二美と、リュウは立ったまま無言で相対し、二美の全身の上から下まで、熱い視線を何度も往復させた。
二美も真剣な表情でリュウの目を喰い入るように見つめている。何か切り出したいことでもあるのだろうか。やがて二美が口を軽く開いた。
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