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二美とノーブラと配達員
昼下がり。ひとり留守番中の二美
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メタバース空間発動中&「これまでのあらすじ」インストール中
メタバース空間ではログイン後のプレーヤーに「これまでのあらすじ」や「状況の設定」を記憶として、プレーヤーに一時的に持たせることが可能だ。この記憶は、メタバースからログアウトすると夢であったことがわかるので、「揮発性仮想記憶」と呼ばれている。
ここからは二美の記憶にインストールされた「これまでのあらすじ」と「状況の設定」である。
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二美は自宅の自室でくつろいでた。場所は某県である。この県の施設には「トーキョー何々」という名称のものが多い。二美の自宅は県北東部にある。なだらかな山が多い地域で、東に横断すると太平洋に出る。なおリュウは、同県南部に住んでおり、東京湾口が近い。
二美の自宅は築数十年の古い貸家である。母との二人暮らしには広すぎるほどであるが、この地域にはこれくらいの家がいくらでも貸し出されており、家賃もおしなべて安い。家は道路から少し引っ込んでいて、配達の軽バンなどは軒先に余裕で停車できる。ドアはカラカラと横開きするタイプである。
時刻はまだ午後3時半くらいである。二美は、先ほど帰宅したばかりである。母は仕事に出かけているので、二美は自分で鍵を開けて家に入った。
二美はクッションを胸のあたりに当て、うつ伏せの姿勢で雑誌を見て過ごしている。ロンT一枚である。脱いだ制服のシャツやスカート、靴下、更には外したブラなどが乱雑に脱ぎ捨てられて散らかっている。二美はチラッとそれらを見やり、もう少し遊んでから片付けよう、と思った。
ロンTは黒っぽい色なので、ノーブラでも乳首が透けて見えることはない。またゆったりめのサイズなので、オッパイの輪郭もハッキリとは出ないし、何より着たり脱いだりが楽で良い。丈の長さは、真っ直ぐに立った時膝上が軽く出るくらいである。
二美の家族に男はいないので、自宅ではこのような格好で過ごすことが多く、二美は同じようなロンTを何枚も持っている。
ズザザ。軒先に車が停車する音がした。配達でも来たのだろうか?二美は思い、耳をすませた。続いでバン、と車のドアを閉める音、それからスライドドアをガーッと開く音がした。
ピンポーン。玄関のチャイムが鳴った。古い貸家なのでインターホンなどは無い。玄関入り口外側に、指紋認証器くらいのサイズの小さな、チャイムのボタンがあるっきりである。
「はーい。」二美は返事をし、パタパタッと玄関に向かった。ノーブラにロンTのみという格好だが、配達員はまず例外なく男なので気にしない。この格好で応対すると、大抵の配達員はニヤニヤとエッチな目で二美を見て喜んでいる。二美はこの視線が好きなのだ。
むしろこの格好を女性に見られる方がよっぽど恥ずかしい。女性は蔑みの目で見てきたり、説教をしてきたりするので。
「どうぞー。空いてますからー。」廊下を靴脱ぎ場の手前まで出てきた二美は、軒先で待っている配達員に呼びかけた。さぁ、どんな男の人かな?二美は思った。
メタバース空間発動中&「これまでのあらすじ」インストール中
メタバース空間ではログイン後のプレーヤーに「これまでのあらすじ」や「状況の設定」を記憶として、プレーヤーに一時的に持たせることが可能だ。この記憶は、メタバースからログアウトすると夢であったことがわかるので、「揮発性仮想記憶」と呼ばれている。
ここからは二美の記憶にインストールされた「これまでのあらすじ」と「状況の設定」である。
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二美は自宅の自室でくつろいでた。場所は某県である。この県の施設には「トーキョー何々」という名称のものが多い。二美の自宅は県北東部にある。なだらかな山が多い地域で、東に横断すると太平洋に出る。なおリュウは、同県南部に住んでおり、東京湾口が近い。
二美の自宅は築数十年の古い貸家である。母との二人暮らしには広すぎるほどであるが、この地域にはこれくらいの家がいくらでも貸し出されており、家賃もおしなべて安い。家は道路から少し引っ込んでいて、配達の軽バンなどは軒先に余裕で停車できる。ドアはカラカラと横開きするタイプである。
時刻はまだ午後3時半くらいである。二美は、先ほど帰宅したばかりである。母は仕事に出かけているので、二美は自分で鍵を開けて家に入った。
二美はクッションを胸のあたりに当て、うつ伏せの姿勢で雑誌を見て過ごしている。ロンT一枚である。脱いだ制服のシャツやスカート、靴下、更には外したブラなどが乱雑に脱ぎ捨てられて散らかっている。二美はチラッとそれらを見やり、もう少し遊んでから片付けよう、と思った。
ロンTは黒っぽい色なので、ノーブラでも乳首が透けて見えることはない。またゆったりめのサイズなので、オッパイの輪郭もハッキリとは出ないし、何より着たり脱いだりが楽で良い。丈の長さは、真っ直ぐに立った時膝上が軽く出るくらいである。
二美の家族に男はいないので、自宅ではこのような格好で過ごすことが多く、二美は同じようなロンTを何枚も持っている。
ズザザ。軒先に車が停車する音がした。配達でも来たのだろうか?二美は思い、耳をすませた。続いでバン、と車のドアを閉める音、それからスライドドアをガーッと開く音がした。
ピンポーン。玄関のチャイムが鳴った。古い貸家なのでインターホンなどは無い。玄関入り口外側に、指紋認証器くらいのサイズの小さな、チャイムのボタンがあるっきりである。
「はーい。」二美は返事をし、パタパタッと玄関に向かった。ノーブラにロンTのみという格好だが、配達員はまず例外なく男なので気にしない。この格好で応対すると、大抵の配達員はニヤニヤとエッチな目で二美を見て喜んでいる。二美はこの視線が好きなのだ。
むしろこの格好を女性に見られる方がよっぽど恥ずかしい。女性は蔑みの目で見てきたり、説教をしてきたりするので。
「どうぞー。空いてますからー。」廊下を靴脱ぎ場の手前まで出てきた二美は、軒先で待っている配達員に呼びかけた。さぁ、どんな男の人かな?二美は思った。
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