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姫菜さん宅にて月曜昼。

玄関手前横の和室

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姫菜ひなさんとリュウの二人は、電話が置いてあるサイドボード前でのセックスを中断して、一旦本当にピザのデリバリーのオーダーを行った。もちろん姫菜さんはちゃんと服を着ているし、ましてセックスしながらのオーダーではない。エロバース空間内で妄想プレイを楽しむのと、実際に行うのとは全く別の話である。

ピザは30分も待たずに届いた。土曜日と同じ店員クンである。姫菜さんいわく、雲城院うんじょういん邸は閑静な住宅地の中にある、逆に言えばあまり何もないところにあるので、利用できるピザ屋も規模が小さくスタッフも少ないらしい。

姫菜さんは先ほどのサイドボード前でのセックスまではノーブラだったが、その後はちゃんとブラを付けて店員クンの到着に備えていた。

ピザを食べて食欲が満たされると、また姫菜さんに対してエロい気持ちが湧いてきて、サイドボード前でのセックスの続きがしたくなってきた。

「ちゃんとブラをして応対するんですね。」
「昨日敷地内の草むしりをしてたときは、ノーブラだったじゃないですか」とリュウが問うと、
「誰かが来るとわかってたら、ちゃんとするよ」との姫菜さんの返事である。
「恥ずかしくなかったですか?」
「え、なんで?ブラはしてたよ?」
「いやそっちじゃなくて。だってさっきまで、全裸で電話しながらヤってるところを妄想して楽しんでたじゃないですか。店員さんの応対するとき、思い出してちょっと恥ずかしくなかったですか?」
「ちょっとだけね。」姫菜さんは親指と人差し指でコの字を作った。
「ちょっと、一緒に来てもらえます?」リュウは、姫菜さんを玄関までつれていった。

玄関の戸は田舎によくあるタイプの、カラカラと横に開ける引き戸である。夏などは開けっぱなしにしておき、アコーディオン型の網戸だけ閉めておいたりするやつである。そんな引き戸であるが、今は閉まっている。

廊下の、玄関の土間に降りる直前あたりの横に、和室への入り口がある。
「ここで、さっきの続きがしたいです。」リュウはメタバース空間エロバースを起動した。

~ここからはエロバース空間~

姫菜さんとリュウは、ピザの到着を待っている。電話でオーダーしてから15分ほど経過しているので、あともう10分から15分で店員クンは着くだろう。

玄関の引き戸は開けてあり、アコーディコン式の網戸だけが閉めてある。店員クンは、到着したらこの網戸の前でチャイムを鳴らすか、あるいは網戸越しに玄関を覗くようにして「ごめんくださーい」などと呼びかけて来るはずである。

姫菜さんとリュウの二人は、玄関そばの和室にいる。二人は廊下への出入り口の近くに立っている。来客が玄関の入り口の前に立ったら、壁を隔ててちょうど二人の横に立つ事になる。

廊下への戸は開け放ってある。玄関は、網戸も含めてほとんど見えないが、来客に返事をしたらその声は普通に通じる、それくらいの距離である。

「続き、ここでさせてください」リュウは言い、姫菜さんを抱きしめた。
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