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最後はやっぱりハメられちゃった。

リアルでも、あの状況ならヤられちゃうかも

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優見とリュウは、エロバースからログアウトした。リュウは今回、ミュートモードでの参加であるため何もしていない。一方シングルプレーヤーとして参加し、NPCとセックスした優見は、クッションの上に顎をのせ、うつ伏せでぐったりと性的余韻に浸っている。

優見は、リュウにいやらしいシチュエーションをいろいろ囁かれ妄想させられて興奮し、暗示にかかったような状態になり、没入して白昼夢的な体験をした、と思っている。したがってNPCとセックスしているときも、これは夢を見ているような状態だから、セックスでも中出しでも、何をされても大丈夫、現実じゃないから、と了解していた。決して優見のことをバカな淫乱女などと蔑まないでほしい。

リュウが「エロバース」と呼ぶメタバース空間では、お好みのタイプのNPCを登場させ、高度生成AI制御により、役割に応じた行動をとらせることが可能である。NPCに愛撫されたりセックスしたりすると、リアルと全く変わらない感覚・快感を、エロバースが信号として送信してくれる。

リュウ好みの男性NPCは、おじさんやおじいちゃんである。リュウは女の子がおじさんやおじいちゃんにネトラレNTRされるのを見るのが大好きなのである。もちろんこれは、AVやエロバースの中だけの嗜好である。リアルでは、自分の彼女や思い人には、何人たりとも指一本触れさせたくない。

リュウは優見に、女子の気持ちをいくつか尋ねてみた。

ー 中年男性おじさん高齢男性おじいちゃんに対して性的な好意を抱き、ホテルに同行するなどしてセックスをする可能性はあるか。
「ないない。恋愛対象として見ないから。」

ー 何らかの事情で、裸の状態で中年男性おじさん高齢男性おじいちゃんと二人きりになってしまった、という状況になり、男性が迫ってきて性器を挿入しようとしてきたら、ヤられてしまうか。
「たぶん、ヤられると思う。抵抗はすると思うけど、本気の抵抗はできないと思う…。」
「多分、心底イヤじゃないんだろうなぁ…。男の人もかわいそうだし…。」
「ハメられちゃったら、もうそれ以上は抵抗しないと思う…。力が抜けると思う」

ー 相手が中年男性おじさん高齢男性おじいちゃんであっても、男性棒を入れられてしまったら、アンアンッ、となってしまうんだろうか。
「まぁなっちゃうんだろうなぁ…。入れられちゃったら、たぶんそうなると思う…。」

制服姿だと真面目で可愛い学生にしか見えないなのにエロいこと言うなぁ、こういう大好きだわ、いろんなシチュエーションでこのとたくさんシたいわ、と思うリュウであった。
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