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優見18歳。恥ずかしいカッコウをアパートの管理人さんに見られたい。
バイバイ!また遊びに来るねっ!
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「ふぅ~う。」セックスが終わって、くたーっと部屋に寝そべりながら、優見は一仕事を終えたときのような声を出した。右腕を真っ直ぐに伸ばして横たわっており、左手はお腹の前くらいに落ちている。右腕を枕にして、愛らしい瞳でリュウを優しく見つめている。下着は、ノーブラの上に着ていたTシャツと一緒にプチ廊下に落ちたままになっており、全裸である。
いつも不思議に思うことなのだが。女子は普段外を歩く時はブラをつける。階段を昇るときは下からパンツが見えないように気をつけるし、椅子に座る際は脚を開きすぎないように気をつける。セックスのために脱がされるときも恥ずかしがり、なかなか脱がせてくれなかったり。何故セックスが終わると、急に元々裸族であったかのようなくつろぎっぷりになるのだろうか。
「さっきの何あれ?相手はあなただって頭ではわかってるのに、まるで管理人さんにやられちゃってるみたいな感じだった。あれ最初っから最後まで、間違いなくあなただったよね?催眠術でもかけた?」こう尋ねる優見だが、特に心配して不安になっている様子ではない。あれなんだったの?と純粋に好奇心から尋ねているだけ、という様子であり、そんなに答えを追求してくる感じでもない。
「いや、違うよ。ただ、ちょっと暗示にかかっちゃったのかもしれないね。全然危険なものじゃないから心配しないで。」リュウは優見に優しい言葉をかけた。
「そっか。」優見はそれ以上このことに興味は無い様子である。リュウも、このプレイがユニークスキル「メタバーシング」であることは絶対に言ってはいけない気がするので、助かる。
「暗示かぁ…。」左手の先に視線を移し、
「またかけてね。」優見は左手の人差し指で畳をゆっくりこすりながら呟いた。
「ねぇ、このあたり案内してよ。また遊びに来たいから。色々気に入っちゃった。」
「それに、昼間っからマッパで部屋でごろごろしてるなんて、不健康だよね。」優見はニシシと笑った。
「じゃ、近くにおっきな公園があるから、行ってみようか。」
「いいねぇ。行こっ!」
身長が162センチくらいあって骨格がしっかりしており、また胸もある方なので、裸だと大人の女に見える優見であった。しかしリュウは22歳なので、実際は4歳も年下ということになる。この年頃の4歳差は大きい。服を着て私服姿に戻った優見は、高校生らしい子どもっぽさが戻ったように思えた。
アパートを出ると、管理人さんが建物の前の道路などをホウキではいていた。頭に白いタオルを巻き、首の後ろでキュッと片結びにしている。
前庭、というほどでもないのだが、アパートの前には車一台分くらいのスペースがあり、そのスペースを介して道路に接している。前庭のようなスペースの端に植っている木の落ち葉を掃き集めているようだ。管理人さんはいつも仕事に真摯なのである。
リュウが管理人さんに挨拶をすると、「こんにちは~」と優見も、リュウの隣からヒュっと上半身をあらわして、管理人さんに朗らかな挨拶をした。
「あぁ、こんにちは。リュウ君の彼女さんかな?」と管理人さんは返した。
「これからそうなっていくのかな?」優見はリュウの腕に腕をからませ、リュウを見上げてニシシと笑った。
「まさかこんな子が、実はさっき管理人さんをオカズにして抜いてた、なんて想像もしないだろうな。」カドを曲がって管理人さんが視界から消えると、リュウは呟いた。
「もーっ!」優見は恥ずかしそうにふくれ、肩でリュウに軽く体当たりをし、屈託なく笑った。
イチャつきながら歩いていく二人であった。
(この回はこれでおしまい。)
いつも不思議に思うことなのだが。女子は普段外を歩く時はブラをつける。階段を昇るときは下からパンツが見えないように気をつけるし、椅子に座る際は脚を開きすぎないように気をつける。セックスのために脱がされるときも恥ずかしがり、なかなか脱がせてくれなかったり。何故セックスが終わると、急に元々裸族であったかのようなくつろぎっぷりになるのだろうか。
「さっきの何あれ?相手はあなただって頭ではわかってるのに、まるで管理人さんにやられちゃってるみたいな感じだった。あれ最初っから最後まで、間違いなくあなただったよね?催眠術でもかけた?」こう尋ねる優見だが、特に心配して不安になっている様子ではない。あれなんだったの?と純粋に好奇心から尋ねているだけ、という様子であり、そんなに答えを追求してくる感じでもない。
「いや、違うよ。ただ、ちょっと暗示にかかっちゃったのかもしれないね。全然危険なものじゃないから心配しないで。」リュウは優見に優しい言葉をかけた。
「そっか。」優見はそれ以上このことに興味は無い様子である。リュウも、このプレイがユニークスキル「メタバーシング」であることは絶対に言ってはいけない気がするので、助かる。
「暗示かぁ…。」左手の先に視線を移し、
「またかけてね。」優見は左手の人差し指で畳をゆっくりこすりながら呟いた。
「ねぇ、このあたり案内してよ。また遊びに来たいから。色々気に入っちゃった。」
「それに、昼間っからマッパで部屋でごろごろしてるなんて、不健康だよね。」優見はニシシと笑った。
「じゃ、近くにおっきな公園があるから、行ってみようか。」
「いいねぇ。行こっ!」
身長が162センチくらいあって骨格がしっかりしており、また胸もある方なので、裸だと大人の女に見える優見であった。しかしリュウは22歳なので、実際は4歳も年下ということになる。この年頃の4歳差は大きい。服を着て私服姿に戻った優見は、高校生らしい子どもっぽさが戻ったように思えた。
アパートを出ると、管理人さんが建物の前の道路などをホウキではいていた。頭に白いタオルを巻き、首の後ろでキュッと片結びにしている。
前庭、というほどでもないのだが、アパートの前には車一台分くらいのスペースがあり、そのスペースを介して道路に接している。前庭のようなスペースの端に植っている木の落ち葉を掃き集めているようだ。管理人さんはいつも仕事に真摯なのである。
リュウが管理人さんに挨拶をすると、「こんにちは~」と優見も、リュウの隣からヒュっと上半身をあらわして、管理人さんに朗らかな挨拶をした。
「あぁ、こんにちは。リュウ君の彼女さんかな?」と管理人さんは返した。
「これからそうなっていくのかな?」優見はリュウの腕に腕をからませ、リュウを見上げてニシシと笑った。
「まさかこんな子が、実はさっき管理人さんをオカズにして抜いてた、なんて想像もしないだろうな。」カドを曲がって管理人さんが視界から消えると、リュウは呟いた。
「もーっ!」優見は恥ずかしそうにふくれ、肩でリュウに軽く体当たりをし、屈託なく笑った。
イチャつきながら歩いていく二人であった。
(この回はこれでおしまい。)
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