上 下
316 / 475
第8章 戻ってきた日常……?

12※

しおりを挟む

「ルーは前を触らなくてもイけるようになるなんてほんとにエロいなぁ……。さっきまで動く度に軽くイきまくってたもんなぁ」

 軽く……。そか、やっぱりさっきのイってたんだ?
 でもなんだろう? 今日の俺はなんか変かもしれない……。
 何が変って全身がしびれてる感じと言うか……。
 あ、そうだ……。今日は前を兄が触ってくれてないんだ。
 だからなのかな……。いつもならイくとしばらくしたら気だるい感じになるのに今日は満足感というか満たされてる感じが少ないのは……。

「あにぃ……。ね、触って? いつもみたいに僕の──前も触ってよぉ……」
「ちゃんと俺の名前を呼べたらな?」

 そんな言葉と同時に動きだし、射精感は全くないのに頭は弾けそうになる。

「ヤト……。ダメ、ダメぇ……! あああっ……ん、はあっ!」

 またしても射精はないまま頭の中が弾けた。
 何て言うかいつもみたいにいっぱい出したって言う疲労感に満足感が足りない気がする。
 そう思っていたら名前を呼んだことの褒美なのか前を兄が優しく握ってくれてソレをいつものようにしごいてくれた。
 そしてすぐにやって来る射精感。

「出る……出ちゃう……。っひ! …………出るぅ~っ! ヤト、ヤト、ヤ──ああああっ」

 なんだか久しぶりの大きな射精感に目が熱くなって涙が出た。
 さっきみたいなドロリと勢いのない射精ではなく、中から外へ押し出されるように出た精液になんと言うか完全に体が満たされた感じがする。

「ルー、そんなに射精が気持ちよかった? 蕩けた顔してる」

 ペロリとこぼれた涙を舐め取られ、それからは兄の気がすむまで抱かれた。
 なんといいますか? 俺もダンスとかで体力が最近ついてきたんだけど、最後は俺はヘロヘロになったのに何故か兄がピンピンしてるのは一体どう言うことなの?
 そしていつもはクリーンを使って綺麗にしてくれるのにわざとなの? 指をいれて中に注いだ精液を掻き出すと言う行動に出たのは……。
 シーツに溜まっていく兄の精液に逆に抱かれた時間や回数などを思い出されて恥ずかしさが酷いんですけど……。
 俺が恥ずかしがっていると兄に宥められるようにキスをされ、キスをしている間にシーツも体も体の中もクリーンで綺麗にされ、兄にヒールで開ききった肛門を治療されました。
 いつも自分でヒールをかけて治してるのでなんか恥ずかしかったです。


   ◆ ◆ ◆


(おまけ・ルカが寝てからのヤト)

「せっかく前を触らないで前立腺と精嚢でイける様になったのにルカのヒールで治させるわけねぇだろ」

 ルカのヒールが肛門だけにかけてるのかも不明なのに……。
 とりあえずルカが起きたら次回からアナ……肛門だけ治すように言い含めとくかな……。
 全体に回復と言うか治療したらルカが毎回苦しいだけだからと洗の──言い含めれば大丈夫だろ……。たぶん……。
 あとルカにエロ系の単語教えるのやめとこう……。




 ーーーーーーーーーーーーーー

 いつになくエロくしてみようと思ったのに少し変な文章になった気がします。
 今度から朝チュンにしようかな……ハハハ……。




しおりを挟む
感想 410

あなたにおすすめの小説

もふもふ相棒と異世界で新生活!! 神の愛し子? そんなことは知りません!!

ありぽん
ファンタジー
[第3回次世代ファンタジーカップエントリー] 特別賞受賞 書籍化決定!! 応援くださった皆様、ありがとうございます!! 望月奏(中学1年生)は、ある日車に撥ねられそうになっていた子犬を庇い、命を落としてしまう。 そして気づけば奏の前には白く輝く玉がふわふわと浮いていて。光り輝く玉は何と神様。 神様によれば、今回奏が死んだのは、神様のせいだったらしく。 そこで奏は神様のお詫びとして、新しい世界で生きることに。 これは自分では規格外ではないと思っている奏が、規格外の力でもふもふ相棒と、 たくさんのもふもふ達と楽しく幸せに暮らす物語。

悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!

梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!? 【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】 ▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。 ▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。 ▼毎日18時投稿予定

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

【完結】別れ……ますよね?

325号室の住人
BL
☆全3話、完結済 僕の恋人は、テレビドラマに数多く出演する俳優を生業としている。 ある朝、テレビから流れてきたニュースに、僕は恋人との別れを決意した。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

処理中です...