【完結】忘れられた王女は獣人皇帝に溺愛される

雑食ハラミ

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第18話 彼女をめぐる攻防

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カルランスから来た使者たちは壮年の男性が多い中、一人だけ30にも満たなそうなエド・ターナーが交っているのは異質ではあった。しかし、一瞬だけではあるが、ロザリンドと面識があるということで、使節団の中にいる理由が何となく察せられた。

(向こうとしては、何とかして私を巻き込みたいのかしら?)

そう思ったものの、自分にあてがわれた役割を思い出し、そ知らぬ顔でにこやかに応対する。

「たった一瞬だったのによく覚えていましたね。私ったらすっかり失念していて」

「こちらから一方的に話しかけただけですから当然です。ラッセル夫人に非礼をとがめられたことを今でも反省しています」

そう。ラッセル夫人が踊っているのを壁際で待っていた時、彼が急に話しかけて来たのだ。そのせいで、色目を使うなと夫人にとがめられた。

「こちらこそ忘れていてごめんなさい。まさかまたお会いするとは思いませんでしたわ」

「仕事で来たとは言え、再会できて光栄です。こちらにいるのは短い期間ですが、よろしくお願いします」

エドはそう言って丁寧に礼をした。育ちのよさそうな見目麗しい20代後半の好青年だ。ロザリンドの件がなくても、有望な若手として抜擢されたかもしれない。次に年長の者が口を開いた。

「今回我々が来たのは、友好関係をさらに発展させたいというのが目的です。ロザリンド王女が皇后として嫁がれる以上、両国の交流をさらに発展させたい。それを推進するためにやって参りました」

表向きはカルランスの次女の不始末の尻拭いだが、裏の目的があるに違いないとレグルスは言っていた。こう言った公式の場面では、お互い腹の内を見せず水面下で駆け引きをするのが外交というものらしい。政治が分からないロザリンドは、最初から足を踏み入れない方がいいと判断した。

**********

使節団をもてなすだけのごく内輪のパーティーだが、レグルスと一緒しかも夜に行われる社交行事に参加するのは、タルホディアに来てから初めてのことだ。昼の行事とは微妙にマナーが違う。貴族社会に慣れていないロザリンドは、間違いがないか一つ一つ入念にチェックした。

「ロザリンド様、おきれいですよ」

鏡に写ったドレス姿を見て、ハンナが声をかけた。モスリンでできたローズピンクのドレスは、小柄なロザリンドを妖精のようにあえかに見せた。

「そうかしら? 馬子にも衣装の間違いではなくて?」

自分に自信が持てないので、着飾った姿を見てもいまいち心が踊らない。こんな時頭に浮かぶのは、美しいカッサンドラの姿である。彼女ならどんなシンプルな装いでも大輪の花にも劣らない魅力を振りまいただろう。ここしばらく思い出さなかったのに、プレッシャーのかかる舞台に立たされることで、また思い出してしまう。

公の場に出る前にレグルスと会った時も、彼ははっと息を飲んでロザリンドを見つめた。一瞬瞳孔が開いたように見えたのは気のせいだろうか?

「とても素敵だ。私の奥さんになる人はこんなに美しいなんて誰にも知られたくない。ここに閉じ込めておきたいくらいだ」

「そんな、からかわないでください。これも仕事のためですから」

「半分は本気だよ。あなたを狙っている者がいる」

エド・ターナーのことだ。ロザリンドはにわかに体をこわばらせた。

「そんな、狙っているだなんて……。一度だけ舞踏会で会っただけです。しかも私は仕事中でした。一緒に踊ってすらいません」

「そんな彼が、なぜ使節団に入っていると思う? あなたもおかしいと思っただろう?」

「それはそうですけど……」

「滞在中、彼から何らかのアプローチがあるかもしれない。些細な会話でもいい、逐一私に教えて欲しい」

「はい……、分かりました」

「それと、これからの時間、私と仲睦まじい関係を演出してくれ。二人きりの時よりも距離が近い感じで。これも作戦のうちなんだ」

「そんなことおっしゃらなくても陛下のことは元からお慕い申し上げてます」

「それでは対外アピールとしては弱いんだ。もっと、みんなに見せつけるつもりで」

このように念押しされては従うしかない。男性とまともに交流したことのないロザリンドにとってはハードルが高いことだったが、頑張ってお務めを果たそうと思うことにした。

そんなやり取りをしているうちに晩餐会の時間になった。長テーブルにそれぞれの国の代表が集まって来る。当たり前のようにロザリンドはレグルスの隣の席だ。

エドも少し離れた席に着いている。正装姿の彼を見ると、舞踏会の時を思い出す。あの時はラッセル夫人に顎で使われていたのに、つい最近のことが遠い過去のような気がする。あの頃は、舞踏会でくるくる踊る世界はすぐ近くにあるのに全く縁がない場所と思っていた。

「このサラダに入っている野菜は、本来暑い季節にしか採れないものなんです。今回は特別に取り寄せました」

レグルスがにこやかに説明する。何気ない会話だが、緊張した空気が一瞬流れたのをロザリンドは見逃さなかった。気候や季節を問わず植物が生える現象は、獣人が持つ異能でコントロールしている。人間からすれば喉から手が出るほど欲しい能力である。それを当てこするためにわざとメニューに入れたに違いない。血のない戦争というのはこういうものなのかと、密かに背筋がぞくっとした。

「それはすばらしい。こちらでは冬になると野菜が採れず栄養が偏ってしまうのが悩みなのに、羨ましい限りだ。一体どんな魔法が隠されているんですか?」

一同が緊張する中、さりげなく合わせて来たのはエドだった。ロザリンドだけでなく、他のカルランスの使者たちも彼に顔を向ける。

「魔法ではない。私たちが固有から持っている能力です。人間の方が機序を知ったところで取得はできない。そういうものです」

「そうか。あなた方は、我々とは起源が異なる高度な文明をお持ちだと聞きました。それが今の世にどう息づいているのか非常に興味がありますね」

「ほう、我々の歴史について正しく理解してくださっているカルランスの方に初めてお会いしました。非常に喜ばしいことです」

レグルスもエドも一歩も引かない攻防だ。レグルスが「お前たちが手に入れられるものではないから諦めろ」と言外にけん制したのに対し、エドは、カルランスに伝わる獣人にまつわる差別的な俗説ではなく、獣人の間で伝えられる歴史観を持ちだして「我々はあなたたちを見誤っているわけではない」とにおわせたのだ。ロザリンドは、裏で交わされるやり取りを想像して、胃がキリキリ痛む思いだ。そんな空気を、年長者の使者が言葉を継いで終わりにした。

「これについては、カルランスでも誤解が多い。ロザリンド王女に付いていた侍女もこちらで非礼をしたと聞く。今回の訪問は、その謝罪のためでもあるのです。この婚姻を機に、両国の交流を盛んにして、お互いの理解を深めていきましょう」

表面上は和やかな雰囲気で晩餐会は終了した。しかし、ロザリンドは料理を味わう心の余裕はなかった。これでは食べた気がしない。レグルスは日々こんな舞台で戦っているのだと頭が下がる思いだった。

食事が終わった一同は、部屋を移して歓談することとなった。天井の高い部屋は、開放感があって過ごしやすく、寒い冬だというのに熱帯で咲く花の香りに包まれている。これも最初から手配していたのは明らかだろう。

それだけではなく、部屋にはカルテットの一団が音楽を奏でている。奏でているのはタルホディアで作られた曲だが、カルテットの形態は人間由来の文化である。相手の真似だけにとどまらず自分たちの文化を取り入れながらうまく融合させているというアピールらしい。この音楽がまた、ゆったりした気持ちに浸れる心地よさで、緩急のバランスが絶妙と言わざるを得ない。

「せっかくだからロザリンド、踊ろうか。あなたと踊るのはこれが初めてかな? 緊張しないでこちらにおいで」

甘くとろけるような笑顔で、レグルスが片手を差し出しロザリンドを誘う。突然の名前呼びに少し驚きながらも、「仲睦まじさを演出するように」という先ほどの言葉を思い出してロザリンドも前に出た。

(そう、これは演出。普通なら陛下にエスコートされるなんて身が縮む思いだけど、あえてのアピールならちゃんと任務を果たさなくては)

ロザリンドはそう言い聞かせ、怖気づく自分を叱咤した。ダンスなんて寄宿舎時代、学校で習ったきりである。ごく最近は、カルランスの王宮で束の間練習しただけだ。きちんどできるか心配だ。

「緊張しなくていい。仲良くしているところを見せるためだから。僕がリードするから適当に合わせて」

二人向き合い、お互いの手を取ったところで彼の顔が近づきそっと耳打ちされる。間近で聞く彼の声にまたぞくっとしてしまった。甘く響くその声は余りにも危険だ。

みなが注目する中、音楽に合わせて二人は踊り出した。レグルスは優れた踊り手でもあるらしく、うまくロザリンドを誘導して優雅な貴婦人へと飾り立てた。踊り手が優秀だとリードもスムーズで足がもつれることはない。まるで自分までうまくなった気分になる。最初は不安が大きかったロザリンドも、だんだんと彼に身をゆだね、音楽の音色を楽しむ余裕すら出て来るようになった。ふと目が合うと、彼が微笑んでくる。その流れが余りにも自然だったので、思わず自分も微笑み返した。間違いない。この空間は二人が支配している。外交とか両国の思惑とか、そんなことはしばし忘れ、ただ彼とのダンスを楽しんだ。

やがて音楽が終わり、お互い礼をした。ロザリンドはここで我に返り、彼に魔法をかけられていたことに気付く。いつ魔法にかけられたのか気付く余裕もなかった。

「よくやった。完璧だ。君は皇妃の才能がある」

再び甘い声が耳元で囁く。レグルスに褒めてもらえて、ロザリンドは心臓がどくんと跳ねた。

(よかった。陛下が褒めて下さった。これで嫌われないで済む)

与えられた役割を全うできたことに満足する。これ以上何かを要求されることはないだろう。そう思ったのだが、レグルスはなかなロザリンドを放そうとせず、ずっと自分の側に置いていた。嫌ではない、むしろ自分のような人間がそばにいるなんて恐れ多くてこそばゆいという気持ちだったのだが、レグルスは彼女を隣に座らせ、片手をずっと握ったまま離そうとしなかった。

(まだ仲良しアピールは続いているの? 別に構わないけど、そんな優しいお顔で見つめられたら勘違いしてしまいそうになる……本当に私なんかでいいのかしら?)

骨の髄まで自分に自信が持てないロザリンドは、レグルスの優しいアプローチにも戸惑うばかりだった。



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