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ブラザー・キス
第六話
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「椎奈くんも見る?秘蔵のビデオ」
風呂から上がった後、自分の部屋に戻ろうとしたら、あお兄に呼び止められた。
珍しいこともあるものだ。
あお兄は、爽やかで男前な外見と物腰の柔らかさを裏切るような、兄弟を盗撮+盗聴するというヤバイ趣味を持っている。
部屋の中には、コレクションと称して兄弟達のAVも真っ青なビデオが転がっているんだけど……。
この人は、一体何にこれを使っているのか……。
「別にいいけど、今日は誰?」
「紅と天」
……あの二人ね。
紅と天は一卵性の双子だ。
いつも仲が良くて、一人身だとあてられる。
池仲家公認のカップルだ。
しかし、夢にまで見た相手と二人で、弟のAV見るなんてなんかおかしくない?
「あお兄、ちょっと聞きたいんだけど、あお兄はビデオ見て興奮するの?」
「え?」
僕は特に紅と天には弟としての興味しかないから、いくら可愛い声を聞かされても興奮しない。
寧ろ、横にいるあお兄のことが気になるんだけど。
「えっと…、なんで、そんなに近付いてくるのかな?」
「それはね、あお兄が興奮してないか確かめるため」
「えっ!?ちょっと……っ」
焦っている所が可愛い。
前に見た淫らな夢と重なって、理性は崩壊寸前。
それにあお兄も悪いんだよ?
オオカミの前に美味しそうな餌を並べて……。
弟達のビデオ見せて、煽って……。
……もう、どうなっても知らないよ?
風呂から上がった後、自分の部屋に戻ろうとしたら、あお兄に呼び止められた。
珍しいこともあるものだ。
あお兄は、爽やかで男前な外見と物腰の柔らかさを裏切るような、兄弟を盗撮+盗聴するというヤバイ趣味を持っている。
部屋の中には、コレクションと称して兄弟達のAVも真っ青なビデオが転がっているんだけど……。
この人は、一体何にこれを使っているのか……。
「別にいいけど、今日は誰?」
「紅と天」
……あの二人ね。
紅と天は一卵性の双子だ。
いつも仲が良くて、一人身だとあてられる。
池仲家公認のカップルだ。
しかし、夢にまで見た相手と二人で、弟のAV見るなんてなんかおかしくない?
「あお兄、ちょっと聞きたいんだけど、あお兄はビデオ見て興奮するの?」
「え?」
僕は特に紅と天には弟としての興味しかないから、いくら可愛い声を聞かされても興奮しない。
寧ろ、横にいるあお兄のことが気になるんだけど。
「えっと…、なんで、そんなに近付いてくるのかな?」
「それはね、あお兄が興奮してないか確かめるため」
「えっ!?ちょっと……っ」
焦っている所が可愛い。
前に見た淫らな夢と重なって、理性は崩壊寸前。
それにあお兄も悪いんだよ?
オオカミの前に美味しそうな餌を並べて……。
弟達のビデオ見せて、煽って……。
……もう、どうなっても知らないよ?
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