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桜花の姫
第一話
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そして――、次の日。
僕は暁ちゃんと一緒に登校した。
本当は雄哉も誘ったんだけど、今日は用事があるからと先に行ってしまった。
(兄ちゃん達と雄哉って仲悪いのかなぁ?)
僕は内心首を傾げた。
昨日の入学式の帰りの車でも、なんか殺伐とした雰囲気だったし……。
考え事をしていた僕は、周りの悲鳴のような声に我に返った。
(今日は何事なの!?)
「桜花の姫がいらしたぞ~」
「今日も麗しいな」
僕達は生徒達に遠巻きに囲まれた。
僕は芸能人と対面した時のような周りの反応に絶句した。
(……それに姫ってなんだ?)
ツッコミ所満載で、どこからツッコんでいいのかもわからない。
「暁ちゃん、この騒ぎは何……?」
「まぁ、男子校ならではのお遊びってトコかな。直に慣れるよ」
暁ちゃんは苦笑を浮かべながら、僕の肩を自分の方に抱き寄せた。
その瞬間、周りがどよめいた。
本当に一体、なんなんだよ!コイツらは……。
「今日も派手な登校だったな」
教室に入ると、 雄哉がイタズラっぽい笑みを浮かべながら近付いてきた。
「なんで知ってるの?雄哉」
「窓から校門丸見えだし。そうじゃなくてもこの学校は噂が早いしな」
「噂?」
窓際の自分の席に向かうと、登校してくる生徒が見える。
「そう。男子校だから、娯楽が少ないんだ。だからちょっとした噂でもすぐ広がる」
(それはちょっと嫌だな……)
「雄哉、『桜花の姫』って何?」
ふと、さっきの生徒達の会話を思い出して訊いてみた。
「珍しいな、お前がそんなこと訊いてくるなんて」
雄哉が驚いた顔をして、僕を見た。
(失礼なヤツだな)
確かに、僕は噂話に疎いし、あんまり関心がないけど、あれだけ派手にやられたら、いくら僕でも気付くよ!!
僕は暁ちゃんと一緒に登校した。
本当は雄哉も誘ったんだけど、今日は用事があるからと先に行ってしまった。
(兄ちゃん達と雄哉って仲悪いのかなぁ?)
僕は内心首を傾げた。
昨日の入学式の帰りの車でも、なんか殺伐とした雰囲気だったし……。
考え事をしていた僕は、周りの悲鳴のような声に我に返った。
(今日は何事なの!?)
「桜花の姫がいらしたぞ~」
「今日も麗しいな」
僕達は生徒達に遠巻きに囲まれた。
僕は芸能人と対面した時のような周りの反応に絶句した。
(……それに姫ってなんだ?)
ツッコミ所満載で、どこからツッコんでいいのかもわからない。
「暁ちゃん、この騒ぎは何……?」
「まぁ、男子校ならではのお遊びってトコかな。直に慣れるよ」
暁ちゃんは苦笑を浮かべながら、僕の肩を自分の方に抱き寄せた。
その瞬間、周りがどよめいた。
本当に一体、なんなんだよ!コイツらは……。
「今日も派手な登校だったな」
教室に入ると、 雄哉がイタズラっぽい笑みを浮かべながら近付いてきた。
「なんで知ってるの?雄哉」
「窓から校門丸見えだし。そうじゃなくてもこの学校は噂が早いしな」
「噂?」
窓際の自分の席に向かうと、登校してくる生徒が見える。
「そう。男子校だから、娯楽が少ないんだ。だからちょっとした噂でもすぐ広がる」
(それはちょっと嫌だな……)
「雄哉、『桜花の姫』って何?」
ふと、さっきの生徒達の会話を思い出して訊いてみた。
「珍しいな、お前がそんなこと訊いてくるなんて」
雄哉が驚いた顔をして、僕を見た。
(失礼なヤツだな)
確かに、僕は噂話に疎いし、あんまり関心がないけど、あれだけ派手にやられたら、いくら僕でも気付くよ!!
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