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番外編
初恋 side遥
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前に言っていた、遥が宮本真尋を好きになった理由です!
幼少期の遥ちゃーん
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「はるー!お母さんたちお昼行くけど一緒に行かない?」
「まひろくんもいる??」
「ええ、真尋くんも来るみたいよ?」
「ほんと!?いく!!」
これは私がまだ幼稚園くらいのときで、裕也たちともまだ会ってなかった頃の話。
私のお母さんと真尋のお母さんが大学の時の友達同士だったこともあって、家も近かったしよくお昼食べに行ったりしてた。
この時は仲のいい友達なんてあまり居なかったし、真尋はどうかしらないけど私は、真尋と遊ぶのが唯一の楽しみだったのよね。
だからってこともあってか、あの頃の私は真尋がいるって聞くだけでテンション上がってたわ……
「ふふっ、本当にはるは真尋くんのこと好きね。」
「うん!友達だもん!!大きくなったら結婚するんだよ!」
「あらあら!」
でも、別れは突然だった…
「はる、ごめんな…。お父さんのお仕事でお家が変わることになったんだ。真尋くんとはもう会えないんだ…」
「え…?まひろくんと会えないの?どうして!?」
その時の私には引越しの話は難しくて、真尋と会えないのがどうしてか、会えないのは嫌だからと「イヤイヤ」泣きながら駄々をこねた。
引っ越すといっても電車で30分くらいの距離だったんだけどね?
それから泣きすぎた私は疲れて眠ったようだけど、真尋と会えなくなることは分かってたから次の日からはずっと、真尋にベッタリ引っ付いて遊びから家に帰るのも拒否してた。
その時はみんな困った顔をしてた気がするけど、そんなこと私には見えてなかったし、有難いことに晩御飯までお世話になってた。
それから引越し当日……
見送りに来てくれた真尋から、泣いて離れない私に、
「ぐすっ、はるちゃ!お母さんがねっ、大きくなったらまた会えるっ、…って言ってた、からっ、元気だして?ふぇっ、」
って泣いて離れない私の頭を撫でながら、真尋が慰めてくれて、
私につられたのか同じように泣いてたけど、「大きくなったらまた会える」ってことがほんとに嬉しくて
最後は笑ってバイバイした。
今思えば、友達が全然いない所で唯一一緒に遊んでくれたから好きになったっていうだけな気もするし、単純だなって思う。
だけど、あの時の私にとっては、ひとり寂しくしてる私を見つけて遊びに誘ってくれるヒーローみたいなものだったのよね。
引っ越した先では、はじめは真尋がいなくて寂しかったから泣いてた。
だけど、幼稚園に行き始めると裕也たちと友達になって、ついでに家も近かったから真尋としてたみたいにずっと朝から夜まで遊んだ。
そして、高校生になる。
入学式が終わってお母さんのところに行くと、懐かしいことに真尋のお母さんと話してて、約10年振りに真尋と再開した。
再開した時の真尋は、小さい時よりも当たり前だけど背が高くなってて、顔もかっこいいし、声も低くて誰かわからなかった。
だけど、
「はるちゃん、久しぶり!」
ってあの時と同じ笑顔で言われて、心臓がキュンっとして、やっぱり好きだったんだなって思った。
どうして真尋に告白しないの?なんて気になる人はいると思う。だけど、私にそんな勇気はない…
真尋はかっこいいし、多分人気があるからもしもフラれたらと思うと怖くて勇気が出ない。
話せなくなるくらいなら今のままが何倍もいいでしょ?
そんなこんなで、いまも初恋を続けてます!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
他にどんな話があるかな…
思いつけば書いていきますので、更新に気づけば見ていただけると嬉しいです( o̴̶̷̥᷄ ̫ o̴̶̷̥᷅ )
希望があればできる限り応えます!
幼少期の遥ちゃーん
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「はるー!お母さんたちお昼行くけど一緒に行かない?」
「まひろくんもいる??」
「ええ、真尋くんも来るみたいよ?」
「ほんと!?いく!!」
これは私がまだ幼稚園くらいのときで、裕也たちともまだ会ってなかった頃の話。
私のお母さんと真尋のお母さんが大学の時の友達同士だったこともあって、家も近かったしよくお昼食べに行ったりしてた。
この時は仲のいい友達なんてあまり居なかったし、真尋はどうかしらないけど私は、真尋と遊ぶのが唯一の楽しみだったのよね。
だからってこともあってか、あの頃の私は真尋がいるって聞くだけでテンション上がってたわ……
「ふふっ、本当にはるは真尋くんのこと好きね。」
「うん!友達だもん!!大きくなったら結婚するんだよ!」
「あらあら!」
でも、別れは突然だった…
「はる、ごめんな…。お父さんのお仕事でお家が変わることになったんだ。真尋くんとはもう会えないんだ…」
「え…?まひろくんと会えないの?どうして!?」
その時の私には引越しの話は難しくて、真尋と会えないのがどうしてか、会えないのは嫌だからと「イヤイヤ」泣きながら駄々をこねた。
引っ越すといっても電車で30分くらいの距離だったんだけどね?
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それから引越し当日……
見送りに来てくれた真尋から、泣いて離れない私に、
「ぐすっ、はるちゃ!お母さんがねっ、大きくなったらまた会えるっ、…って言ってた、からっ、元気だして?ふぇっ、」
って泣いて離れない私の頭を撫でながら、真尋が慰めてくれて、
私につられたのか同じように泣いてたけど、「大きくなったらまた会える」ってことがほんとに嬉しくて
最後は笑ってバイバイした。
今思えば、友達が全然いない所で唯一一緒に遊んでくれたから好きになったっていうだけな気もするし、単純だなって思う。
だけど、あの時の私にとっては、ひとり寂しくしてる私を見つけて遊びに誘ってくれるヒーローみたいなものだったのよね。
引っ越した先では、はじめは真尋がいなくて寂しかったから泣いてた。
だけど、幼稚園に行き始めると裕也たちと友達になって、ついでに家も近かったから真尋としてたみたいにずっと朝から夜まで遊んだ。
そして、高校生になる。
入学式が終わってお母さんのところに行くと、懐かしいことに真尋のお母さんと話してて、約10年振りに真尋と再開した。
再開した時の真尋は、小さい時よりも当たり前だけど背が高くなってて、顔もかっこいいし、声も低くて誰かわからなかった。
だけど、
「はるちゃん、久しぶり!」
ってあの時と同じ笑顔で言われて、心臓がキュンっとして、やっぱり好きだったんだなって思った。
どうして真尋に告白しないの?なんて気になる人はいると思う。だけど、私にそんな勇気はない…
真尋はかっこいいし、多分人気があるからもしもフラれたらと思うと怖くて勇気が出ない。
話せなくなるくらいなら今のままが何倍もいいでしょ?
そんなこんなで、いまも初恋を続けてます!
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他にどんな話があるかな…
思いつけば書いていきますので、更新に気づけば見ていただけると嬉しいです( o̴̶̷̥᷄ ̫ o̴̶̷̥᷅ )
希望があればできる限り応えます!
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