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本編
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俺たちは第2ステージの始まりの部屋からクラスメイトを救出して、クラスメイトが起きるのを待っていた。
すると、当たり前のことだが他のクラスメイト達が集まって話しかけてきた。まだ10時くらいだけど、昼に集合するように話してたからな!
それにしても、集合場所の部屋の外でお茶を飲みながらくつろいでる知り合いを見たら話しかけたくなるよなー?
ついでに言うと、なぜか倒れたパーティー付きって…
『訳あり=面白い』ということで気になるよね。最近何も変化ないしさ...
「おーい!『翠』パーティーじゃん!そこ待ち合わせの部屋だろ?部屋の外なんかに出てなんかあったん?」
翠は涼介の苗字なんだけど、俺たちのパーティーってそう呼ばれてたんだな?
その名前知らなかったし、ついつい涼介の顔を見てしまったわ。
ーーん?うわっ!コイツめっちゃ照れて耳まで赤くなってる!!絶対知ってたけどイジられるの分かって言えなかったやつだ!
確かに、俺だって自分の名前がパーティー名になるのは恥ずいけど!
涼介の反応が意外すぎて、俺と同じく涼介を見てたらしい他のメンバーと目が合って笑ってしまった。
この時の俺たち(涼介以外)の思ったことはきっと一つだっただろう。『あ、涼介がかわいい』と。
「こほん!あ、ああ清水のパーティーか。お前ら早くきすぎだろ!」
涼介リーダー!言葉に焦りが出てます!表情も繕わないとバレるぞ!
「はははっ、やっぱりそう思った?でもさ、もう10時過ぎてるし早いパーティーはもう来てると思ってさ! って、え?お前顔赤いけど大丈夫か?!」
「だ、大丈夫だから、問題ない。」
あ、気づかれてるー!清水もいじろうと思ってるのかと思うくらいタイミング良くつっこむな!?
にしても、涼介は普段いじる側だから、いじられるとおかしくなるんだよね。これがまた面白いんだ、ぷふっ!
「ほんとかよ?ならいいけどよ、しんどくなる前に回復ポーションとか治癒魔法かけてもらえよ??」
「そうするよ。ありがとうな...」
あれ、照れてることに気づいてない...?
清水は自分の発言が原因だとは気づかないけど、相手の変化には気づく。なんというか微妙に抜けてるタイプだったんだな?
いや、もしかしたら空気を読んであまり掘り下げないようにしたのかも!?
清水のことはクラスが同じってことくらいで最低限の付き合いしかないからあまり知らないけど、結構良い奴なのかもしれないと覚えておこう。
あれから少しすると煙をすって倒れていたメンバーが起きてきた。なので、予定通り用意しておいたお茶を配る。
「では、何があったのか聞いてもいいか?」
「ああ、もちろんだ。その前に、パーティー代表としてお礼を言わせてほしい。本当にありがとう、助かった。」
「いえいえ、私の知識が役に立ったようでよかったわ。」
遥は目立つのがあまり好きじゃないみたいだけど、今回のことは一番活躍したし、さっきまで普通に関われてたということで涼介からお礼を受けるように言われていた。
なんだか感情のこもってない目で応えてて、さっきまでのテキパキ動く遥はなんだったんだと思うと少しおかしい。
でも、ここで笑うとまた口を聞いてくれなくなるかもしれないからな、我慢した。もちろん俺以外のパーティーメンバーもちゃんと我慢してたよ。
おっと、考え事に夢中になるところだった。ちゃんと話を聞かなきゃな。
「ということは、森のパーティーは時間があるからと肉を焼いていて、気がついたら倒れていたということか?」
森のパーティーっていうのは、リーダーが森広斗だから。
なんだけど、森のパーティーって聞いたら森のくまさんみたいで、なんか森のお友達感がすごい...。
にしても、ん??あの部屋でBBQしてたら一酸化中毒になってしまったと!話を始めらへん聞いてなかった。
「ああ、恥ずかしながらな... 俺たちは、昼に集合ということだったから早く行って昼食の準備でもしておこうと思ってたんだ。あれだけ部屋が広いから火を使っても大丈夫だと思っていたんだけどこのザマだ...」
「確かに、あんなに広い部屋だったからな、火を使っても良さそうなもんだがな…」
うん、俺もそう思う。
でも、だからあの部屋を開けた時は焦げた肉の臭いと一緒に焼肉みたいな匂いもしたんだな!
それに、森たちの間にあった箱は、予想通り肉を焼くための台だったわけだ。見覚えがあるはずだよな。
それにしても、皆の昼食まで準備しようとしてくれてて、それで死にそうになるってすごく嫌な経験だよな。
「それで、あの部屋はあれからどうなってたんだ?」
「えっとあの部屋はな、言いにくいんだが部屋に煙が充満してしまっていて使い物にならなくなってしまったんだ。だから少しここから距離はあるが食堂ですることになった。」
「そうだったのか...。わざわざ俺たちのために待っててくれてありがとう。迷惑をかけてすまなかった。」
「大丈夫だ。お前らこそ体に問題は無いか?それなら、そろそろ移動しよう。」
俺たちは森パーティーが眠ってから、あの部屋の煙がなくなってないか確認したりしていた。でも、空調設備が働いていないのか様子は変わらず煙たいままだった。
だから急遽部屋替えを希望した。
だけど、この後あの部屋であんなことが起きていたなんて、この場を後にした俺たちには知るよしもなかった。
すると、当たり前のことだが他のクラスメイト達が集まって話しかけてきた。まだ10時くらいだけど、昼に集合するように話してたからな!
それにしても、集合場所の部屋の外でお茶を飲みながらくつろいでる知り合いを見たら話しかけたくなるよなー?
ついでに言うと、なぜか倒れたパーティー付きって…
『訳あり=面白い』ということで気になるよね。最近何も変化ないしさ...
「おーい!『翠』パーティーじゃん!そこ待ち合わせの部屋だろ?部屋の外なんかに出てなんかあったん?」
翠は涼介の苗字なんだけど、俺たちのパーティーってそう呼ばれてたんだな?
その名前知らなかったし、ついつい涼介の顔を見てしまったわ。
ーーん?うわっ!コイツめっちゃ照れて耳まで赤くなってる!!絶対知ってたけどイジられるの分かって言えなかったやつだ!
確かに、俺だって自分の名前がパーティー名になるのは恥ずいけど!
涼介の反応が意外すぎて、俺と同じく涼介を見てたらしい他のメンバーと目が合って笑ってしまった。
この時の俺たち(涼介以外)の思ったことはきっと一つだっただろう。『あ、涼介がかわいい』と。
「こほん!あ、ああ清水のパーティーか。お前ら早くきすぎだろ!」
涼介リーダー!言葉に焦りが出てます!表情も繕わないとバレるぞ!
「はははっ、やっぱりそう思った?でもさ、もう10時過ぎてるし早いパーティーはもう来てると思ってさ! って、え?お前顔赤いけど大丈夫か?!」
「だ、大丈夫だから、問題ない。」
あ、気づかれてるー!清水もいじろうと思ってるのかと思うくらいタイミング良くつっこむな!?
にしても、涼介は普段いじる側だから、いじられるとおかしくなるんだよね。これがまた面白いんだ、ぷふっ!
「ほんとかよ?ならいいけどよ、しんどくなる前に回復ポーションとか治癒魔法かけてもらえよ??」
「そうするよ。ありがとうな...」
あれ、照れてることに気づいてない...?
清水は自分の発言が原因だとは気づかないけど、相手の変化には気づく。なんというか微妙に抜けてるタイプだったんだな?
いや、もしかしたら空気を読んであまり掘り下げないようにしたのかも!?
清水のことはクラスが同じってことくらいで最低限の付き合いしかないからあまり知らないけど、結構良い奴なのかもしれないと覚えておこう。
あれから少しすると煙をすって倒れていたメンバーが起きてきた。なので、予定通り用意しておいたお茶を配る。
「では、何があったのか聞いてもいいか?」
「ああ、もちろんだ。その前に、パーティー代表としてお礼を言わせてほしい。本当にありがとう、助かった。」
「いえいえ、私の知識が役に立ったようでよかったわ。」
遥は目立つのがあまり好きじゃないみたいだけど、今回のことは一番活躍したし、さっきまで普通に関われてたということで涼介からお礼を受けるように言われていた。
なんだか感情のこもってない目で応えてて、さっきまでのテキパキ動く遥はなんだったんだと思うと少しおかしい。
でも、ここで笑うとまた口を聞いてくれなくなるかもしれないからな、我慢した。もちろん俺以外のパーティーメンバーもちゃんと我慢してたよ。
おっと、考え事に夢中になるところだった。ちゃんと話を聞かなきゃな。
「ということは、森のパーティーは時間があるからと肉を焼いていて、気がついたら倒れていたということか?」
森のパーティーっていうのは、リーダーが森広斗だから。
なんだけど、森のパーティーって聞いたら森のくまさんみたいで、なんか森のお友達感がすごい...。
にしても、ん??あの部屋でBBQしてたら一酸化中毒になってしまったと!話を始めらへん聞いてなかった。
「ああ、恥ずかしながらな... 俺たちは、昼に集合ということだったから早く行って昼食の準備でもしておこうと思ってたんだ。あれだけ部屋が広いから火を使っても大丈夫だと思っていたんだけどこのザマだ...」
「確かに、あんなに広い部屋だったからな、火を使っても良さそうなもんだがな…」
うん、俺もそう思う。
でも、だからあの部屋を開けた時は焦げた肉の臭いと一緒に焼肉みたいな匂いもしたんだな!
それに、森たちの間にあった箱は、予想通り肉を焼くための台だったわけだ。見覚えがあるはずだよな。
それにしても、皆の昼食まで準備しようとしてくれてて、それで死にそうになるってすごく嫌な経験だよな。
「それで、あの部屋はあれからどうなってたんだ?」
「えっとあの部屋はな、言いにくいんだが部屋に煙が充満してしまっていて使い物にならなくなってしまったんだ。だから少しここから距離はあるが食堂ですることになった。」
「そうだったのか...。わざわざ俺たちのために待っててくれてありがとう。迷惑をかけてすまなかった。」
「大丈夫だ。お前らこそ体に問題は無いか?それなら、そろそろ移動しよう。」
俺たちは森パーティーが眠ってから、あの部屋の煙がなくなってないか確認したりしていた。でも、空調設備が働いていないのか様子は変わらず煙たいままだった。
だから急遽部屋替えを希望した。
だけど、この後あの部屋であんなことが起きていたなんて、この場を後にした俺たちには知るよしもなかった。
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