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本編
プロローグ
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ここは真っ黒な壁に血管のようには巡らされた回路がカラフルに輝く広い空間。イメージするなら体育館?競技場?ってくらい広い。
俺の周りには、この世界に来るまでは同じクラスで勉強してたクラスメイトたち。
あ、もちろん生きているよ?
「裕也、前になにかいる...」
「はっ!?」
裕也とはもちろん俺の事。そして、前に何かいることを教えてくれたのは同じパーティーであり幼馴染の晶だ。
そして、目の前には女の顔を持った生き物…
見た目は可愛いけど、そんな見た目に反して油断した瞬間にこの世界とおさらばするだろう予感をビシビシ感じるようなやつだ。
たぶんコイツが元の世界に戻る鍵になる気がする。
そしてその生き物は、俺たちがいる場所より奥にある少し高くなったステージらしき場所から座って、こちらをニコニコと楽しそうに見ながら笑っている。
…と、思ったら意味不明なことを話し始めた
「Congratulation!第2ステージクリアおめでとう!それにしてもよくここまで来たね?待ってたよ!えっとー、じゃあとりあえず、3人1組になって私の攻撃防いでみてよ!」
は??
今俺たちの心はひとつになっただろう。声に出さなかったことを褒められるレベルだよね?
そんな前触れもなく突然の、訳の分からない指示。
もちろんここで、まだあいつは子どもだからそんなこと言ってるんだな。とか、見た目からくる感想は生まれない!
そんな余裕のあるやついるなら見てみたいよ!
「ねえ、あの子、遊び相手がいないのかな?」
「「......。」」
き、聞こえてないから...!
いや、誰だよ!あの力を持った生き物を前にして子ども扱いするようなやつは!?
うん、同じパーティーの麗奈でしたね。分かってたよ。こんなこと言えるの、ほんとお前しかいないから。。
「ほら、はやくはやくー!
じゃないとお前ら…殺っちゃうよ?」
さっきまで麗奈の発言から緩みそうになっていた空気が、アイツの一言で一瞬にして張りつめる。
なんなら、ビシビシくる殺気に温度が10度くらい一気に下がった気さえする。最後の「殺っちゃうよ」の部分なんて、目が本気だった。
それから、いつもの6人パーティーから急いで3人パーティーを構成する。この時間はおそらく30秒足らず。
だけど、思ったよりも時間がかかった気がする、そんなピリピリした時間。
生き物は俺たちが指示に従って満足したのか、初めの楽しそうな雰囲気に戻る。
そんな姿を見て、俺たちは緊張そのままに少し安堵する…
「ふふふ!やればできるじゃない!
じゃあ、私の攻撃防いでみてね!だーいじょうぶ!ただの準備体操だし!ちゃんと手加減してあげるから気楽にやろ!」
この言葉のあと、「えいっ」という可愛らしい掛け声と共に、12チーム同時に攻撃が降り注いだのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読んでいただきありがとうございます!
実は、夢に見た事が不思議すぎて、共有したいなーと思い文字にしてみました(笑)!
何かを示唆してるのか、ただの夢なのか…
まぁ、予知夢の経験なんてないので安心ですけどね!というか、こんなこと現実になったらそれこそファンタジーですから!!
とりあえず、完結を目指して頑張らせて頂きます!
俺の周りには、この世界に来るまでは同じクラスで勉強してたクラスメイトたち。
あ、もちろん生きているよ?
「裕也、前になにかいる...」
「はっ!?」
裕也とはもちろん俺の事。そして、前に何かいることを教えてくれたのは同じパーティーであり幼馴染の晶だ。
そして、目の前には女の顔を持った生き物…
見た目は可愛いけど、そんな見た目に反して油断した瞬間にこの世界とおさらばするだろう予感をビシビシ感じるようなやつだ。
たぶんコイツが元の世界に戻る鍵になる気がする。
そしてその生き物は、俺たちがいる場所より奥にある少し高くなったステージらしき場所から座って、こちらをニコニコと楽しそうに見ながら笑っている。
…と、思ったら意味不明なことを話し始めた
「Congratulation!第2ステージクリアおめでとう!それにしてもよくここまで来たね?待ってたよ!えっとー、じゃあとりあえず、3人1組になって私の攻撃防いでみてよ!」
は??
今俺たちの心はひとつになっただろう。声に出さなかったことを褒められるレベルだよね?
そんな前触れもなく突然の、訳の分からない指示。
もちろんここで、まだあいつは子どもだからそんなこと言ってるんだな。とか、見た目からくる感想は生まれない!
そんな余裕のあるやついるなら見てみたいよ!
「ねえ、あの子、遊び相手がいないのかな?」
「「......。」」
き、聞こえてないから...!
いや、誰だよ!あの力を持った生き物を前にして子ども扱いするようなやつは!?
うん、同じパーティーの麗奈でしたね。分かってたよ。こんなこと言えるの、ほんとお前しかいないから。。
「ほら、はやくはやくー!
じゃないとお前ら…殺っちゃうよ?」
さっきまで麗奈の発言から緩みそうになっていた空気が、アイツの一言で一瞬にして張りつめる。
なんなら、ビシビシくる殺気に温度が10度くらい一気に下がった気さえする。最後の「殺っちゃうよ」の部分なんて、目が本気だった。
それから、いつもの6人パーティーから急いで3人パーティーを構成する。この時間はおそらく30秒足らず。
だけど、思ったよりも時間がかかった気がする、そんなピリピリした時間。
生き物は俺たちが指示に従って満足したのか、初めの楽しそうな雰囲気に戻る。
そんな姿を見て、俺たちは緊張そのままに少し安堵する…
「ふふふ!やればできるじゃない!
じゃあ、私の攻撃防いでみてね!だーいじょうぶ!ただの準備体操だし!ちゃんと手加減してあげるから気楽にやろ!」
この言葉のあと、「えいっ」という可愛らしい掛け声と共に、12チーム同時に攻撃が降り注いだのだった。
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読んでいただきありがとうございます!
実は、夢に見た事が不思議すぎて、共有したいなーと思い文字にしてみました(笑)!
何かを示唆してるのか、ただの夢なのか…
まぁ、予知夢の経験なんてないので安心ですけどね!というか、こんなこと現実になったらそれこそファンタジーですから!!
とりあえず、完結を目指して頑張らせて頂きます!
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