夢の世界を救うには（仮）

学園編

パパラチア家の使用人（マリア視点）

皆様、こんばんわ！おはようございます！こんにちは！そして、お久しぶりですm(*_ _)m
書くスピードが落ちて本当にすみません…

まだまだ1日1話投稿に戻れそうにありません…
このような不定期ですが、少しずつ書いていきたいと思いますのでよろしくお願い致します！

そして今日は、マグノリアの専属侍女のマリア視点です！
本編じゃないのかよ！と思った皆様、ごもっともだと思います(´TωT｀)
お付き合いいただけると嬉しいです(/// ^///)

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あの日…、お嬢様とオリバーお坊っちゃま、ゼファーお坊っちゃまがピリピリした雰囲気で学校に向かった日のこと。そう、サークル勧誘の日。
いつもは和やかな雰囲気で行かれる学園なのに、前日から姉のアリアに学園の様子を聞いたりして、しっかり対策を練っているようでした。

その日は学園から帰ってアリア姉に相談するまで、3人揃ってすごく真っ青な顔してたんですよ！？学園が危険な場所だとは思っていながったので考えを改めるキッカケになりましたね！
それにしても私たちが相談に乗れないなんて、あとから考えてみてもこの日より学園に通わなかったことを悔やんだ日はないと思います。その日の夜はメリアと一緒にアリア姉の部屋に行って、どれだけ羨ましいか語り明かしましたからね！もう時間が戻せるなら戻したいですよ！でも、そうしたらお嬢様の専属侍女にはなれないので考えものなんですけど…。
アリア姉はウィスタリカ魔法学園に通ってたけど、私とメリアはお嬢様の侍女になりたくて侍女育成学校に通ったから…。はぁ…

いやいや、今はそのことを考えたかったわけではなかったのよ！どうしてこんな暗いことを考えてしまったの…！
あ、今はお嬢様が学園に行っていて近くにいないからかしら… はぁ…。

いやだから、暗い話じゃないのよ！
そのサークル勧誘のために学園に行った日、お嬢様たちが学園から無事帰ってくるのを、今か今かと待ってたんだけど、夕方になって元気に帰ってきてくれたと思ったら、私たちに「マリア、メリアただいま。いつもありがとう！」って、クッキーをくれたんですよ！オリバーお坊ちゃまからも「いつもリアのそばにいてくれてありがとう」って！
お嬢様のそばにいるのは自分の願望でもあるのでお礼を言われるまでもないんですけど、改めて尊敬するお嬢様からお礼を言われるなんてもう幸せすぎます！もしかして、今日死んでしまうんですか！？
オリバーお坊ちゃまが購入したクッキーだと聞きましたけど、そんなのは関係ありません！

今日はピリピリするくらい大変な場所に行っていたはずなのに、お土産までいただけるなんて！
私たちはお嬢様たちの成長をビシビシ感じてしまいまして、この成長は寂しくもあり嬉しくもありますね…ぐすん…。これが親の気持ちなのでしょうか…？
お嫁に行く時もついて行きますから…！


それで、この日はクッキーだったんですけど、学園入学前にはなんとお嬢様から魔道具のバッチも頂いたんですよ！
アリア姉との授業で旦那様たちのために魔道具を作成した時、私たちの分も作るという約束したのを覚えてくれていたんです！それも、使用人全員にって仰おっしゃって本当に全員分！メイド服の襟えりにつけるタイプで表面には侯爵家の家紋が入っていました。
もちろん私とメリア、アリア姉以外は、旦那様が渡されていましたけどね。それは、お嬢様が直接メイドに渡していくと、お嬢様の素晴らしい力が使用人から屋敷の外に漏れ出てしまう可能性があるということを危惧きぐした結果みたいです。バッチが魔道具ということも一部の人しか知らないみたいですから問題ない気もするんですけどね？？
それと、転売防止のためにバッチ一つ一つには持ち主の名前が掘り込まれていて、売りに出しても名前が分かるようになっているんだとか。家紋が入っている時点で足がつくんですけどね！
私たちが働く侯爵家の使用人でそんな人はいないはずですけど、一応とはいえ、そこまで考えるなんてさすがお嬢様ですよね！優秀すぎます！！それに、素材や色、柄についても問題を防ぐためということで同じものらしく、私たちの配慮も感じられて、ますますお嬢様のことが大好きになってしまいます！そうですよね、もしも数人だけ違うバッチをつけていたら目をつけられたりするかもしれませんものね！


やっぱり私は、マグノリアお嬢様を尊敬してますし、離れろと言われても離れられる気がしません！
あ、今までのこと、ほとんどメリアも同じことを考えてたみたいですね。さすが私の双子の妹です！頂いたものは絶対に大切にしますね！クッキーも大切に食べます！

お嬢様、私達の方こそ専属侍女にしていつもおそばにいさせてくれてありがとうございます。何があってもお嬢様の幸せだけは守りきってみせますから！