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学園編

学園

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王都に来て1年ほど経ちました!
今日はなんと…私たちが学園に入学する日なんですよ!! 楽しみにしてました!

そうそう!
私たちが入学する学園は、この国ウィスタリア王国にある唯一の学園であり、名前はウィスタリカ魔法学園というらしいです。名前に魔法とあるだけあってそれに特化しているそうですよ!
それに、王国が管理してるって言うこともあって名前がほぼ同じなんです!初めて聞いた時はそのまんまだなって思いましたね!それに初代学園長はその時の国王様の弟さんだったみたいですよ。
もちろん王都の中にあるので王族の方も通われている由緒ある場所です!今だと婚約者になりそうだった王太子殿下とか通われているみたいですね。関わることは無いと思いますけど…。

まぁ、学園のことはこのくらいにしておいて、学園に入学ってことは分かりますよね??
そうです!ちゃんとここにも制服があるんですよ!!
どんな制服かって言うと… 女子の冬服は黒色の長袖のジャンパースカート型の制服なんですけど、スカートのスリット部分にチェック柄の折り返しがあるんですよ!それに、内側に着るシャツは白色で、そのえりは丸襟でリボンと同じ色のラインが1本入っている可愛らしいデザインなんです!そして、リボンの色は学年ごとに違っていて、今年の1年生は赤色です!
本当に可愛くないですか!?私も日本でこんな制服着たかった…!


とりあえず、今日は入学式とクラス確認のために学園に登校する予定なので、いつも通りマリアとメリアに手伝ってもらいながら支度をします。二人ともいつもありがとね!!
今日の髪型はふわふわの髪を後ろでハーフアップにして、細いリボンでしばってもらいます。入学式ですので無難な感じにしてみました!
それに、横に髪が出てくると邪魔ですし、逆にアップにすると寒いんですよ…!これは中間を取った完璧な髪型なのです!手抜きではありませんよ??


「お嬢様、今日も完璧ですわ!制服がとてもお似合いですよ!!」

「ええ、とてもお似合いです!でも、髪型はもっと凝ったものの方がよくありませんか?」

「二人とも、いつもありがとう!髪型はこれがいいのよ!それに、もうお兄様たちも待ってるだろうし、学園に行ってくるわね!」

「そうですか?」

「では、お見送り致します!」


準備も済んだところで、今日はお兄様たちが迎えに来てくれる前に2人が待っているだろうファミリールームに突撃ですよ!



コンコン。

「お兄様、ゼフ様。リアです入ってもよろしいでしょうか?」

「どうぞ。もう準備はいいのかい?」

「はい!今日は学園が楽しみすぎて早く準備が終わってしまいました!私の制服姿はいかがですか?」

制服のお披露目はもう済んではいますが、今日が本番ですからね!くるりと一回転してみせます。やっぱりスリット部分がお気に入りです!

「とても似合ってるよ!一緒に入学できて本当に嬉しいよ!」

「リア嬢、本当に似合ってるよ!今日はそのリボンを着けてくれたんだね!うれしいなぁ!」

そうなんです!今日髪をまとめているリボン。実はこれ、ゼフ様が私のお誕生日にプレゼントしてくれた物の一つで、ゼフ様の瞳の色であるのはもちろんですがとても細かいレースでできているんですよ!それも緑色の宝石も編み込まれているようで光の反射でキラキラ光るのも素敵です!素敵なプレゼントありがとうございました!


「このリボンお気に入りなんです!素敵なプレゼント、ありがとうございました!
 そして、お兄様とゼフ様の制服姿もお似合いですね!おふたりとも黒がとてもお似合いです!」

そして、お兄様とゼフ様が着る男子の冬服は、同じく黒色で、こちらはブレザータイプです!内側のシャツは白色でこちらもえりの部分に学年を表すラインが1本入っています。ズボンは女子のスカートのスリットと同じくグレー系のチェック柄!そして、ネクタイは学年を表す赤色みたいですよ!
お兄様の髪色は黒っぽいですし、ゼフ様の髪色は薄い紫ですが黒が似合います!冬の制服は白色になるみたいですので、それもとても楽しみですね!


「では、いい時間だし出発しようか?」

「えっと、お兄様!お父様とお母様は一緒に行かれないのですか?」

「ああ。それは、父上と母上は先に行くとか言ってもう行ってしまったんだ。場所をとるとか言ってたかな?」

「そうだったんですね?」

場所取りの意味がよくわかりませんが、たぶん入学式を見学する席のことですよね。お父様、お母様。私たちのためにありがとうございます!大好きです!

「向こうで会えると思うから安心して大丈夫だよ。では行こうか!」

「はい!」

では、ウィスタリカ魔法学園に出発です!!
どんな授業、クラスメイトが待っているか楽しみですね!



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