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学園編
初めてのパーティー Part2
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少しの間馬車に揺られると、今日のパーティー会場であるお母様の友人のお屋敷に到着しました。
今日のパーティーの主催者はヘリオドール公爵家という家です。
余談ではありますが、王都は王宮に近づくほど地価が高いので、家柄が高い人ほど王宮寄りになるようにしてあるようです。なので、公爵家は1番王宮寄りですし、同じ家柄同士も比較的近くなる傾向にあるようです。家柄が高い分屋敷の敷地も広いので隣同士でも家同士の距離はありますけどね…。それに、家柄にかかわらずお金を持っている方もいるので例外もあるみたいですけどね?
ヘリオドール公爵家に着くと、お母様が招待状を門番に見せ馬車を中に通してもらいます。そして、そのままお屋敷の前まで馬車で向かって降ります。
もちろん、馬車に乗る時や降りる時もゼフ様にエスコートしてもらいましたよ!これもマナーで習いましたからね!そして、歩く時もゼフ様にエスコートしてもらいながら歩くのです。
馬車が到着すると、そこには公爵家の使用人の方が待ってくれていて、私たちをパーティー会場である庭まで案内してくれます。道中のお庭には季節にあった花々が咲き誇っていてとても綺麗です!さすが公爵家、侯爵家とは全然違います…!
そのまま案内されるまま進むと、庭に空いた空間にテーブルクロスのかけられたテーブルが2つあって、1つのテーブルには6個椅子が用意されて、もう1つのテーブルには3個の椅子が用意されていた。そして、子どもが3人とその母親だろう人がすでに座って話していました。私たちが最後だったみたい?
「あら!ヘザー様お久しぶりですわ!ようこそお越しくださいました。お待ちしておりましたわ!」
パーティー会場に着くと私たちに気づいた一人の女性が駆け寄ってきた。初めの言葉はお母様に向けて、後の言葉は私たち全員に向けてである。
「マーガレット様、ご招待いただきありがとうございます。本当にお久しぶりですわね!沢山お話したいことがありますが、その前に紹介致しますわ。息子のオリバーと、娘のマグノリア。そして、ジェダイト伯爵のご子息、ゼファー様です。」
「ご紹介に預かりました。私はパパラチア侯爵が息子、オリバー・パパラチアと申します。本日はお招きいただきありがとうございます。」
「ご紹介に預かりました。私はパパラチア侯爵が娘、マグノリア・パパラチアと申します。本日はお招きいただきありがとうございます。」
「ご紹介に預かりました。私はジェダイト伯爵が息子、ゼファー・ジェダイトと申します。母は事情により欠席ではありますが、私だけの出席を認めていただきありがとうございます。本日はよろしくお願い致します。」
「ふふふ、ご丁寧にありがとう。欠席の件についてはレイラ様からも手紙でお話を伺っているわ。ご懐妊おめでとうございます!」
「ありがとうございます。母も行けないことに残念がっていました。」
この会話でもうお気づきだとは思いますが、そうなんです、もう少しでジェダイト伯爵家に新しい命が誕生するんです!そういうこともあってゼフ様は私たちの家に滞在しているのかな?
「私はマーガレット・ヘリオドールと申します。こちらこそ今日は来てくれてありがとう。では、挨拶も済んだところで、娘も待ってるわ!席に案内するわね。」
挨拶も手短に、席に案内されます。
案内されたテーブルには女の子が2人に男の子が1人座っていました。
「マリー、お客さんが来たわよ!」
椅子に座ると自己紹介が始まります。
「ようこそお越しくださいました!私、ローズマリー・ヘリオドールと申します。ローズマリーでいいですわよ!
そして、こちらはデイジー様とバーチ様ですわ。双子なんですのよ!」
ローズマリー様は、ホワイトブロンドの髪を束ねていて、ぱっちりとしたゴールドの瞳も輝いています。天真爛漫?という感じでしょうか?公爵令嬢と聞くと大人しめの雰囲気を想像しますが、少し違うようですね!
そして、なぜかデイジー様とバーチ様のことをすごく自慢してらっしゃいますね?なんだか微笑ましい…。おっと、私の方が年下でした!
でも双子さんは初めて見ました!この世界では出産の危険が高いので少ないみたいです。
「ご紹介に預かりました。私は、ルベライト侯爵が娘、デイジー・ルベライトと申します。デイジーとお呼びください。そして、私が姉です!本日はよろしくお願い致します。」
次はデイジー様ですね。デイジー様は明るいローズブロンドの髪をまとめて、ぱっちりとした赤い瞳を持っています。デイジー様はさりげなく姉を強調してきましたが、何かあったのでしょうか?
「ご紹介に預かりました。私は、ルベライト侯爵が息子、バーチ・ルベライトと申します。バーチとお呼びください。本日はお会いできて光栄です。」
バーチ様はシンプルですわね、容姿はやはり双子と言うだけあってデイジー様とパーツがそっくりです!服装で分かりますけど、まだ入れ替わりも可能そうですね!しないと思いますけど…!
先程、お兄様やゼフ様を見て心做しか嬉しそうな表情をしたのは男ひとりで心細かったのでしょうか?
なんだか楽しそうな人達なので、ぜひ皆さんと仲良くなりたいです!
「お招きありがとうございます。私は、パパラチア侯爵が息子、オリバー・パパラチアと申します。ローズマリー様、デイジー様、バーチ様、よろしくお願いします。私もオリバーとお呼びください。」
「お招きいただきありがとうございます。私は、パパラチア侯爵が娘、マグノリア・パパラチアと申します。私のこともマグノリアと呼んでください。仲良くしてくださいませ!」
「お招きいただきありがとうございます。私は、ジェダイト伯爵が息子、ゼファー・ジェダイトと申します。私のこともゼファーと呼んでください。本日はよろしくお願い致します。」
「オリバー様、マグノリア様、ゼファー様、私あなたがたがいらっしゃるのを楽しみにしていましたのよ!沢山お話しましょうね!」
なんだかすごく質問攻めに合いそうな気配を感じます!
でも、避けられるとか言うわけではなさそうで本当に良かったです。
自己紹介が終わると、後ろに着いていてくれていたお母様と公爵夫人も安心できたのか保護者席に話しながら歩いていきました。場を取り持って下さりありがとうございます!
今日のパーティーの主催者はヘリオドール公爵家という家です。
余談ではありますが、王都は王宮に近づくほど地価が高いので、家柄が高い人ほど王宮寄りになるようにしてあるようです。なので、公爵家は1番王宮寄りですし、同じ家柄同士も比較的近くなる傾向にあるようです。家柄が高い分屋敷の敷地も広いので隣同士でも家同士の距離はありますけどね…。それに、家柄にかかわらずお金を持っている方もいるので例外もあるみたいですけどね?
ヘリオドール公爵家に着くと、お母様が招待状を門番に見せ馬車を中に通してもらいます。そして、そのままお屋敷の前まで馬車で向かって降ります。
もちろん、馬車に乗る時や降りる時もゼフ様にエスコートしてもらいましたよ!これもマナーで習いましたからね!そして、歩く時もゼフ様にエスコートしてもらいながら歩くのです。
馬車が到着すると、そこには公爵家の使用人の方が待ってくれていて、私たちをパーティー会場である庭まで案内してくれます。道中のお庭には季節にあった花々が咲き誇っていてとても綺麗です!さすが公爵家、侯爵家とは全然違います…!
そのまま案内されるまま進むと、庭に空いた空間にテーブルクロスのかけられたテーブルが2つあって、1つのテーブルには6個椅子が用意されて、もう1つのテーブルには3個の椅子が用意されていた。そして、子どもが3人とその母親だろう人がすでに座って話していました。私たちが最後だったみたい?
「あら!ヘザー様お久しぶりですわ!ようこそお越しくださいました。お待ちしておりましたわ!」
パーティー会場に着くと私たちに気づいた一人の女性が駆け寄ってきた。初めの言葉はお母様に向けて、後の言葉は私たち全員に向けてである。
「マーガレット様、ご招待いただきありがとうございます。本当にお久しぶりですわね!沢山お話したいことがありますが、その前に紹介致しますわ。息子のオリバーと、娘のマグノリア。そして、ジェダイト伯爵のご子息、ゼファー様です。」
「ご紹介に預かりました。私はパパラチア侯爵が息子、オリバー・パパラチアと申します。本日はお招きいただきありがとうございます。」
「ご紹介に預かりました。私はパパラチア侯爵が娘、マグノリア・パパラチアと申します。本日はお招きいただきありがとうございます。」
「ご紹介に預かりました。私はジェダイト伯爵が息子、ゼファー・ジェダイトと申します。母は事情により欠席ではありますが、私だけの出席を認めていただきありがとうございます。本日はよろしくお願い致します。」
「ふふふ、ご丁寧にありがとう。欠席の件についてはレイラ様からも手紙でお話を伺っているわ。ご懐妊おめでとうございます!」
「ありがとうございます。母も行けないことに残念がっていました。」
この会話でもうお気づきだとは思いますが、そうなんです、もう少しでジェダイト伯爵家に新しい命が誕生するんです!そういうこともあってゼフ様は私たちの家に滞在しているのかな?
「私はマーガレット・ヘリオドールと申します。こちらこそ今日は来てくれてありがとう。では、挨拶も済んだところで、娘も待ってるわ!席に案内するわね。」
挨拶も手短に、席に案内されます。
案内されたテーブルには女の子が2人に男の子が1人座っていました。
「マリー、お客さんが来たわよ!」
椅子に座ると自己紹介が始まります。
「ようこそお越しくださいました!私、ローズマリー・ヘリオドールと申します。ローズマリーでいいですわよ!
そして、こちらはデイジー様とバーチ様ですわ。双子なんですのよ!」
ローズマリー様は、ホワイトブロンドの髪を束ねていて、ぱっちりとしたゴールドの瞳も輝いています。天真爛漫?という感じでしょうか?公爵令嬢と聞くと大人しめの雰囲気を想像しますが、少し違うようですね!
そして、なぜかデイジー様とバーチ様のことをすごく自慢してらっしゃいますね?なんだか微笑ましい…。おっと、私の方が年下でした!
でも双子さんは初めて見ました!この世界では出産の危険が高いので少ないみたいです。
「ご紹介に預かりました。私は、ルベライト侯爵が娘、デイジー・ルベライトと申します。デイジーとお呼びください。そして、私が姉です!本日はよろしくお願い致します。」
次はデイジー様ですね。デイジー様は明るいローズブロンドの髪をまとめて、ぱっちりとした赤い瞳を持っています。デイジー様はさりげなく姉を強調してきましたが、何かあったのでしょうか?
「ご紹介に預かりました。私は、ルベライト侯爵が息子、バーチ・ルベライトと申します。バーチとお呼びください。本日はお会いできて光栄です。」
バーチ様はシンプルですわね、容姿はやはり双子と言うだけあってデイジー様とパーツがそっくりです!服装で分かりますけど、まだ入れ替わりも可能そうですね!しないと思いますけど…!
先程、お兄様やゼフ様を見て心做しか嬉しそうな表情をしたのは男ひとりで心細かったのでしょうか?
なんだか楽しそうな人達なので、ぜひ皆さんと仲良くなりたいです!
「お招きありがとうございます。私は、パパラチア侯爵が息子、オリバー・パパラチアと申します。ローズマリー様、デイジー様、バーチ様、よろしくお願いします。私もオリバーとお呼びください。」
「お招きいただきありがとうございます。私は、パパラチア侯爵が娘、マグノリア・パパラチアと申します。私のこともマグノリアと呼んでください。仲良くしてくださいませ!」
「お招きいただきありがとうございます。私は、ジェダイト伯爵が息子、ゼファー・ジェダイトと申します。私のこともゼファーと呼んでください。本日はよろしくお願い致します。」
「オリバー様、マグノリア様、ゼファー様、私あなたがたがいらっしゃるのを楽しみにしていましたのよ!沢山お話しましょうね!」
なんだかすごく質問攻めに合いそうな気配を感じます!
でも、避けられるとか言うわけではなさそうで本当に良かったです。
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