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第三章
終結
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高い屋根の天井。ぼんやりする頭を彼が整理していると、奥から話し声が聞こえてくる。
「そうじゃったか……やはりあの親子の悲劇が関係しておったのじゃな……」
「本当に気の毒よね。あんな幼い歳の子が、死んでもなお恨みを持ち続けて苦しむなんて……」
「彼を解放することはできましたが……。もう二度とこんなことは起きてほしくないものです」
「この村の村長であるわらわが、二度と起きないように力を尽くすことを約束しよう。それにしても、先代の村長は何をしていたのやら……」
「いや、それが普通なのかもしれないぞ」
「ザルムさん! 良かった、目を覚まされましたか」
「生きててよかったわ。でもそれが普通って、どうして?」
「知能はあっても、俺たちはなかなか理想通りには動けないってことだぜ……」
「そう……ですね。でもその弱さを認めて、少しでも理想に近づけるように努力をしたいものです」
「さすがはアンデットを解放するパーティだけはあるのう。ほれ。村のみんなで集めた報酬金じゃ。少ないが受け取ってくれ」
「ありがとうございます」
アロイスはそうは言ったが、その場にいた三人とも、どこかスッキリしない。そんな風に思っていた。
ある村で起こった心苦しい悲劇は、こうして幕を閉じることになる。カルムの街に帰って行った冒険者たちの去った後、ライナスとその母、ナンシーのお墓には、キラリと光るペンダントが置かれている。そしてその横には、少しばかりのパンと野菜などの食料が、雨に濡れないよう耐水性の布に包まれて、そっと静かに置かれていたそうだ……。
豪傑の虎亭の店主、ファム=レルゴスの元には、たくさんの手紙が送られてきていた。戦士ギルドを初め、魔術師ギルド、斥候ギルドなど、各ギルドからの手紙だ。
ギルドに所属する者は、各ギルドに行って張り出された結果を見に行けば良いのだが、そうでない者については、所属する冒険者の店、もしくは自宅近くの最寄りの冒険者の店に技能検定試験の結果通知を取りに行くことになる。
毎年毎年、冒険者の店の店主たちは、本人のいない間に手紙の封を開けようか開けまいかと頭を悩ませてきたが、ファムももちろん例外ではない。そして今年は特にその衝動が顕著に表れた。
登録したばかりの新人冒険者パーティ、ストレンジには何か特別なものを感じていたからだ。自慢のヒゲがそのセンサーになっているのかどうかは定かではないが、ファムの直感はいつも彼を窮地から救ってくれもすれば、物事の本質を見極めるのに一役買ってもくれた。
先輩冒険者たちの仇討ちに行かせたときだって、本当は止めるべきだっただろう。店に入っての初仕事が邪悪な魔法使いが絡む事件だなんて、普通はハードすぎるのだ。
それでも彼らを仇討ちに行かせたのは、明らかに彼らが普通ではなかったからだ。
竜族の戦士は激しさを秘めながらもどこか鋭いような、尖ったような、とにかく良い目をしていた。あれだけ傷だらけの武具で店にやって来る輩はそういないであろう。
スカーフで髪を留めている女性には隙が一点も見当たらなかった。店に入ってきたときも、できるだけ死角を無くす位置取りをして、誰かと相対するときも、すぐに武器を構えられるように無駄な動作は一切していなかった。おまけに後で気付いたが、彼女は幾つものナイフやダガーを隠し持っている。
そして一番恐ろしいのが魔術師の青年だ。彼からは異様な雰囲気が漂っている。それがどこから来ているのか、見当すらつかないが、彼がいずれ人智を超えた存在になることを簡単に想像させた。
これこそ最初は直感でしかなかったが、徐々に確信へと変わった。知覚魔法の扱い一つを取っても、それはもう鮮やかだった。
確かに敵の探知魔法を逆探知する魔法はあるにはあるが、その扱いは難しく、正確な位置まで割り出すのは至難の業なはず。
ましてや変性魔法の扱いは先輩のカティをも凌ぐときた。魔法は詠唱し終われば効果が表れるような簡単なものではない。
魔導書の魔法の種類はあくまでできることを体系的に整理するためのものであって、それぞれの魔法には独特な精神作業やイメージ能力がいる。難易度が低いとされる分類の魔法であっても、あれだけ使いこなすということがどれだけ恐ろしいことか……。
ファムは自分の店の専属冒険者が実力あるものたちであることは嬉しく思いつつ、とんでもない人物たちと関わっているのかもしれないという畏怖すら抱えているのであった。
部屋の掃除を終えたミアに、ファムさん、そのお手紙は? と聞かれて本当のことを言うかどうか迷ってしまうが、信頼を裏切る前に、ファムはなんとか欲望を堪えて手紙の封を切らずに済んだ。
そうして迷っているとすぐに、ジェルグの村に行っていたストレンジが帰ってくる。おかえりとファムは笑うが、冒険者たちの顔色は優れず、疲れきっているようだった。
「お疲れみたいだね。ミアが部屋の掃除をやってくれたし、ゆっくり休むといいさ。あと、君たちに手紙が来ているよ。検定の結果だろう」
ファムは思い出したかのように手紙のことを伝えるが、早く結果を知りたくて尻尾はユラリユラリと揺れていた。
「ありがとうございます。他に何かないのであれば、先に休ませていただきますね」
報酬の分配は明日にしましょうとアロイスが仲間たちに言うと、ザルムもマデリエネもコクリと頷き、直ちに自室へと行ってしまう。
手紙についても然ることながら、ジェルグの村で何があったのかまで後を引かせてお預けにされ、ファムの耳はショボンと横に垂れるのであった。
「そうじゃったか……やはりあの親子の悲劇が関係しておったのじゃな……」
「本当に気の毒よね。あんな幼い歳の子が、死んでもなお恨みを持ち続けて苦しむなんて……」
「彼を解放することはできましたが……。もう二度とこんなことは起きてほしくないものです」
「この村の村長であるわらわが、二度と起きないように力を尽くすことを約束しよう。それにしても、先代の村長は何をしていたのやら……」
「いや、それが普通なのかもしれないぞ」
「ザルムさん! 良かった、目を覚まされましたか」
「生きててよかったわ。でもそれが普通って、どうして?」
「知能はあっても、俺たちはなかなか理想通りには動けないってことだぜ……」
「そう……ですね。でもその弱さを認めて、少しでも理想に近づけるように努力をしたいものです」
「さすがはアンデットを解放するパーティだけはあるのう。ほれ。村のみんなで集めた報酬金じゃ。少ないが受け取ってくれ」
「ありがとうございます」
アロイスはそうは言ったが、その場にいた三人とも、どこかスッキリしない。そんな風に思っていた。
ある村で起こった心苦しい悲劇は、こうして幕を閉じることになる。カルムの街に帰って行った冒険者たちの去った後、ライナスとその母、ナンシーのお墓には、キラリと光るペンダントが置かれている。そしてその横には、少しばかりのパンと野菜などの食料が、雨に濡れないよう耐水性の布に包まれて、そっと静かに置かれていたそうだ……。
豪傑の虎亭の店主、ファム=レルゴスの元には、たくさんの手紙が送られてきていた。戦士ギルドを初め、魔術師ギルド、斥候ギルドなど、各ギルドからの手紙だ。
ギルドに所属する者は、各ギルドに行って張り出された結果を見に行けば良いのだが、そうでない者については、所属する冒険者の店、もしくは自宅近くの最寄りの冒険者の店に技能検定試験の結果通知を取りに行くことになる。
毎年毎年、冒険者の店の店主たちは、本人のいない間に手紙の封を開けようか開けまいかと頭を悩ませてきたが、ファムももちろん例外ではない。そして今年は特にその衝動が顕著に表れた。
登録したばかりの新人冒険者パーティ、ストレンジには何か特別なものを感じていたからだ。自慢のヒゲがそのセンサーになっているのかどうかは定かではないが、ファムの直感はいつも彼を窮地から救ってくれもすれば、物事の本質を見極めるのに一役買ってもくれた。
先輩冒険者たちの仇討ちに行かせたときだって、本当は止めるべきだっただろう。店に入っての初仕事が邪悪な魔法使いが絡む事件だなんて、普通はハードすぎるのだ。
それでも彼らを仇討ちに行かせたのは、明らかに彼らが普通ではなかったからだ。
竜族の戦士は激しさを秘めながらもどこか鋭いような、尖ったような、とにかく良い目をしていた。あれだけ傷だらけの武具で店にやって来る輩はそういないであろう。
スカーフで髪を留めている女性には隙が一点も見当たらなかった。店に入ってきたときも、できるだけ死角を無くす位置取りをして、誰かと相対するときも、すぐに武器を構えられるように無駄な動作は一切していなかった。おまけに後で気付いたが、彼女は幾つものナイフやダガーを隠し持っている。
そして一番恐ろしいのが魔術師の青年だ。彼からは異様な雰囲気が漂っている。それがどこから来ているのか、見当すらつかないが、彼がいずれ人智を超えた存在になることを簡単に想像させた。
これこそ最初は直感でしかなかったが、徐々に確信へと変わった。知覚魔法の扱い一つを取っても、それはもう鮮やかだった。
確かに敵の探知魔法を逆探知する魔法はあるにはあるが、その扱いは難しく、正確な位置まで割り出すのは至難の業なはず。
ましてや変性魔法の扱いは先輩のカティをも凌ぐときた。魔法は詠唱し終われば効果が表れるような簡単なものではない。
魔導書の魔法の種類はあくまでできることを体系的に整理するためのものであって、それぞれの魔法には独特な精神作業やイメージ能力がいる。難易度が低いとされる分類の魔法であっても、あれだけ使いこなすということがどれだけ恐ろしいことか……。
ファムは自分の店の専属冒険者が実力あるものたちであることは嬉しく思いつつ、とんでもない人物たちと関わっているのかもしれないという畏怖すら抱えているのであった。
部屋の掃除を終えたミアに、ファムさん、そのお手紙は? と聞かれて本当のことを言うかどうか迷ってしまうが、信頼を裏切る前に、ファムはなんとか欲望を堪えて手紙の封を切らずに済んだ。
そうして迷っているとすぐに、ジェルグの村に行っていたストレンジが帰ってくる。おかえりとファムは笑うが、冒険者たちの顔色は優れず、疲れきっているようだった。
「お疲れみたいだね。ミアが部屋の掃除をやってくれたし、ゆっくり休むといいさ。あと、君たちに手紙が来ているよ。検定の結果だろう」
ファムは思い出したかのように手紙のことを伝えるが、早く結果を知りたくて尻尾はユラリユラリと揺れていた。
「ありがとうございます。他に何かないのであれば、先に休ませていただきますね」
報酬の分配は明日にしましょうとアロイスが仲間たちに言うと、ザルムもマデリエネもコクリと頷き、直ちに自室へと行ってしまう。
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