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第三章
亡霊
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親子の家の捜索を終え、三人は村に出る。すると矢庭に、頬に冷たいものが伝った。
それは――雨だった。一滴の雨粒から、数秒もしないうちに激しい土砂降りになる。慌てて三人は村長の家へと向かうが、ふとあることに気付く。……誰も外に出ていないのだ。
それは、夕日がもう落ちかけているということを無情にも意味していた。そして再び、だが今度は背筋に冷たいものが伝ってくる。ザルムの指輪が強く緑色に発光を始める。それは不吉な光であり、三人は名状しがたい何かよからぬものを感じ取った。
日が沈む目線の先、彼らから少し離れた地面の上に、死んだはずの子供……ライナスがぼうっと揺らいで立っていた。
透き通る彼には表情が無い。それなのに、心臓を握りつぶされるかのような苦しさに、激しい悪寒、そして身に迫る危険を一挙に感じさせてくる。少年は、凍りついたような怒りを湛えた声でマデリエネに向かって問いかけてくる。
「ぼく、おなかがすいたんだ……たべもの、ちょうだい?」
しかしマデリエネは何も答えることができない。それどころか、指一本さえ動かせずに、瞬きすることすら叶わない。強すぎる怨念が、マデリエネを金縛りの状態にしていた。
「おい、マデリエネ、しっかりしろ!」
「これは……金縛り!? ……そうか、あのペンダントです!」
暗闇の空から降り注ぐ雨粒が、痛みを伴って腕に突き刺さってくる。ザルムはそんな雨の中でアロイスの言葉を聞き取ると、マデリエネのポーチからペンダントを取り出す。するとマデリエネは解放されたように動き出すが、今度はザルムが苦しみだす。
しかし彼は懊悩の表情を浮かべつつも、重い腕を動かすようにペンダントを少年に掲げた。
「ぐっ……これは……君の……だろう……」
少年はペンダントをじっと見つめている。その彼がゆっくりと目を閉じた直後、ザルムの脳裏に、そして心の中に記憶と感情が流れ込んできた。
優しげな女性の顔。お母さんだ。彼女は穏やかに撫でてくれるが、心は満たされない。ぼくが他の子どもに近づくと、彼らはどこか別のところに離れて行く。ぼくが一人で遊んでいると、突然石をぶつけられる。
きっとお父さんがいないからだ。生まれた時から、お父さんはいなかった。なんでいないのってお母さんに聞いてみた。彼は遠くにいったのよってお母さんは言った。でも、お星さまになったの?ってぼくが聞いたら、お母さんは何にも言わなかった。
いっぱい雨が降った日、もう何も食べてなくてお腹が空いた。村で一番働いてる人も食べ物を分けてくれなかった。自分には子供がいるからって。そしたら、お母さんは動かなくなった。眠っちゃったのかと思って起こそうとしたけど、ゆらゆらして起きてくれない。
雨が冷たい。この土を食べれば元気が出て、お母さんを起こせるかな。きっと大丈夫。お腹が……空いてるだけ……だから……。
そこで記憶は途絶えた。ザルムが目を開けると、少年はすぐ近くまで来ている。マデリエネが投げたナイフは彼をすり抜け、どこか遠くの暗闇へと消えて行った。アロイスも何か魔法を唱えているが、苦しそうに胸を押さえている。上手く集中できずに、最後には杖の先の光は消えてしまった。
土砂降りの雨粒は、ますます痛みを伴い、濡らした腕に重量を感じさせてくる。段々と呼吸が苦しくなり、三人は体が少しずつ膨張しているように感じる。まさしく、これがダレンの死因だろう。
雨水によって体が膨張し、そうして破裂し死に至る。何とかそれを止めようと、ザルムが必死に声を張り上げる。
「辛かったよな。寂しかった……よな。俺も他の子供に……仲間外れにされて……最後には……家が燃えて……無くなったよ」
ザルムは必死に、肺の閉塞感を堪えて話し続ける。
「俺をいじめたやつに……仕返し……してやりたいよ……でも……そんなことしたって……苦しくなる……だけだ……だから……もう……やめるん……だ……」
そう言い切って、ザルムは倒れた。彼が無事かどうかわからない。そして自分たちにもいずれ限界が来る。そう感じたアロイスとマデリエネに、確かに、雨の音に混じって扉の開く音が聞こえた。
すぐに、一人の人物が闇の中から姿を現す。
それは……ダレンの妻メラニーだった。彼女は亡霊となったライナスの前まで行って跪き、涙を流して叫んだ。
「どうか許して……。私の子供も父を失ったわ! 私のことは、憎んでも構わない……けどコリンだけは。あの子だけはこれ以上悲しませないで! ……お願い……」
よく見ると、開かれた扉の前には、息子のコリンが立っている。ライナスはその彼をじっと見つめると、一つだけ聞いた。
「おとうさんがいなくて、さみしい?」
コリンは悲しげな顔で、一度だけ、深く頷いた。ライナスはフーッと息を吐くように口を動かしている。アロイスは、その亡霊の微妙な変化を見逃さなかった。
彼は最後の力を振り絞って、原理の力を司る、上位の世界への扉をほんのわずかだけ開いた。その異空間への扉からは、どこからともなく女性の声が聞こえてくる。
「ライナス……おいで……私のかわいい子……こんなこと……もう……やめるのよ……」
その穏やかな声を聞いた少年は、自然とその方向へ振り向く。
「おかあさん。おかあさんなの?」
「そうよ……もう……十分だわ……さあ………おかあさんといらっしゃい……」
その声の導くままに、ライナスは扉の方へと向かって行く。そうしてそのまま、彼の姿は霞のように薄れて、やがて消え去っていった。
重かった体が次第に軽くなっていく。喉を塞ぐような閉塞感もなくなっていき、強張っていた体の力が、ゆっくり抜けていくのをアロイスとマデリエネは感じる。
だが、未だ降り続く土砂降りの雨の中、戦士ザルムは動くことなく倒れていた……。
それは――雨だった。一滴の雨粒から、数秒もしないうちに激しい土砂降りになる。慌てて三人は村長の家へと向かうが、ふとあることに気付く。……誰も外に出ていないのだ。
それは、夕日がもう落ちかけているということを無情にも意味していた。そして再び、だが今度は背筋に冷たいものが伝ってくる。ザルムの指輪が強く緑色に発光を始める。それは不吉な光であり、三人は名状しがたい何かよからぬものを感じ取った。
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透き通る彼には表情が無い。それなのに、心臓を握りつぶされるかのような苦しさに、激しい悪寒、そして身に迫る危険を一挙に感じさせてくる。少年は、凍りついたような怒りを湛えた声でマデリエネに向かって問いかけてくる。
「ぼく、おなかがすいたんだ……たべもの、ちょうだい?」
しかしマデリエネは何も答えることができない。それどころか、指一本さえ動かせずに、瞬きすることすら叶わない。強すぎる怨念が、マデリエネを金縛りの状態にしていた。
「おい、マデリエネ、しっかりしろ!」
「これは……金縛り!? ……そうか、あのペンダントです!」
暗闇の空から降り注ぐ雨粒が、痛みを伴って腕に突き刺さってくる。ザルムはそんな雨の中でアロイスの言葉を聞き取ると、マデリエネのポーチからペンダントを取り出す。するとマデリエネは解放されたように動き出すが、今度はザルムが苦しみだす。
しかし彼は懊悩の表情を浮かべつつも、重い腕を動かすようにペンダントを少年に掲げた。
「ぐっ……これは……君の……だろう……」
少年はペンダントをじっと見つめている。その彼がゆっくりと目を閉じた直後、ザルムの脳裏に、そして心の中に記憶と感情が流れ込んできた。
優しげな女性の顔。お母さんだ。彼女は穏やかに撫でてくれるが、心は満たされない。ぼくが他の子どもに近づくと、彼らはどこか別のところに離れて行く。ぼくが一人で遊んでいると、突然石をぶつけられる。
きっとお父さんがいないからだ。生まれた時から、お父さんはいなかった。なんでいないのってお母さんに聞いてみた。彼は遠くにいったのよってお母さんは言った。でも、お星さまになったの?ってぼくが聞いたら、お母さんは何にも言わなかった。
いっぱい雨が降った日、もう何も食べてなくてお腹が空いた。村で一番働いてる人も食べ物を分けてくれなかった。自分には子供がいるからって。そしたら、お母さんは動かなくなった。眠っちゃったのかと思って起こそうとしたけど、ゆらゆらして起きてくれない。
雨が冷たい。この土を食べれば元気が出て、お母さんを起こせるかな。きっと大丈夫。お腹が……空いてるだけ……だから……。
そこで記憶は途絶えた。ザルムが目を開けると、少年はすぐ近くまで来ている。マデリエネが投げたナイフは彼をすり抜け、どこか遠くの暗闇へと消えて行った。アロイスも何か魔法を唱えているが、苦しそうに胸を押さえている。上手く集中できずに、最後には杖の先の光は消えてしまった。
土砂降りの雨粒は、ますます痛みを伴い、濡らした腕に重量を感じさせてくる。段々と呼吸が苦しくなり、三人は体が少しずつ膨張しているように感じる。まさしく、これがダレンの死因だろう。
雨水によって体が膨張し、そうして破裂し死に至る。何とかそれを止めようと、ザルムが必死に声を張り上げる。
「辛かったよな。寂しかった……よな。俺も他の子供に……仲間外れにされて……最後には……家が燃えて……無くなったよ」
ザルムは必死に、肺の閉塞感を堪えて話し続ける。
「俺をいじめたやつに……仕返し……してやりたいよ……でも……そんなことしたって……苦しくなる……だけだ……だから……もう……やめるん……だ……」
そう言い切って、ザルムは倒れた。彼が無事かどうかわからない。そして自分たちにもいずれ限界が来る。そう感じたアロイスとマデリエネに、確かに、雨の音に混じって扉の開く音が聞こえた。
すぐに、一人の人物が闇の中から姿を現す。
それは……ダレンの妻メラニーだった。彼女は亡霊となったライナスの前まで行って跪き、涙を流して叫んだ。
「どうか許して……。私の子供も父を失ったわ! 私のことは、憎んでも構わない……けどコリンだけは。あの子だけはこれ以上悲しませないで! ……お願い……」
よく見ると、開かれた扉の前には、息子のコリンが立っている。ライナスはその彼をじっと見つめると、一つだけ聞いた。
「おとうさんがいなくて、さみしい?」
コリンは悲しげな顔で、一度だけ、深く頷いた。ライナスはフーッと息を吐くように口を動かしている。アロイスは、その亡霊の微妙な変化を見逃さなかった。
彼は最後の力を振り絞って、原理の力を司る、上位の世界への扉をほんのわずかだけ開いた。その異空間への扉からは、どこからともなく女性の声が聞こえてくる。
「ライナス……おいで……私のかわいい子……こんなこと……もう……やめるのよ……」
その穏やかな声を聞いた少年は、自然とその方向へ振り向く。
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「そうよ……もう……十分だわ……さあ………おかあさんといらっしゃい……」
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重かった体が次第に軽くなっていく。喉を塞ぐような閉塞感もなくなっていき、強張っていた体の力が、ゆっくり抜けていくのをアロイスとマデリエネは感じる。
だが、未だ降り続く土砂降りの雨の中、戦士ザルムは動くことなく倒れていた……。
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