信頼出来ない語り手のものがたり

明智紫苑

文字の大きさ
上 下
15 / 23

「お笑い三国志道場」出張版 トイレの話

しおりを挟む
 ここはアヴァロンシティのどこかにある秘境(?)、三国志村。そこには、一軒の何でも屋があった。

 郭嘉「すみません、ウンコください」
 紫苑「は!?」
 郭嘉「…じゃなくて、ウンコしたいので、トイレください」
 紫苑「売るのも差し上げるのも出来ませんが、お貸しする事なら出来ます。あの角のドアがある方です」
 郭嘉「失礼します」
(と言いつつ、トイレに入る郭嘉)
 紫苑「…さてと、メルカリで何か物色…ん?」
 張遼「すまん! ウンコくれ!」
 紫苑「え!?」
 張遼「…じゃなくて、ウンコしたいので、トイレをくれ!」
 紫苑「あのぅ…トイレを売ったり差し上げたりは出来ませんが、貸す事なら、出来ます。あの角のドアがトイレですけど、すでに他のお客様が…あ、出ていった」
(他の店に行った張遼)
 紫苑「…あ、お客さん(郭嘉)が出てきた」
 郭嘉「ありがとうございました。失敬!」
(とりあえず去る郭嘉)
 紫苑「やれやれ、焦っているなら仕方ないけど、ヒドい言い間違いだな。私自身も昔、危うく同じ言い間違いをしそうだった事があるけど、未遂だった…ん?」
 呂蒙「すみません、ウンコをくだされ!」
 紫苑「またぁ!?」
 呂蒙「え?」
 紫苑「いや、すみません。トイレならお貸しします。あの角のドアがトイレです」
 呂蒙「す、すみません…」
(サッサとトイレに駆け込む呂蒙)
 魏延「ごめんください」
 紫苑「ウチではトイレは売っていません!」
 魏延「え!? あ、す、すみません…」
(遠慮がちに店を出ていく魏延)

 えーと、何だか良く分からない失敬なネタですが、最近アメブロに投稿した記事を転載しました。失敬!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

その時まで

鈴木まる
大衆娯楽
村に一人暮らしの偏屈な小次郎爺さん。彼は桜が嫌いだと言う。ひょんなことから村の少年・弥助(やすけ)は、その理由を聞くことになる。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

奇妙な日常

廣瀬純一
大衆娯楽
新婚夫婦の体が入れ替わる話

アレンジ可シチュボ等のフリー台本集77選

上津英
大衆娯楽
シチュエーションボイス等のフリー台本集です。女性向けで書いていますが、男性向けでの使用も可です。 一人用の短い恋愛系中心。 【利用規約】 ・一人称・語尾・方言・男女逆転などのアレンジはご自由に。 ・シチュボ以外にもASMR・ボイスドラマ・朗読・配信・声劇にどうぞお使いください。 ・個人の使用報告は不要ですが、クレジットの表記はお願い致します。

処理中です...