1 / 14
プロローグ、と見せかけて第1章!
まさかの展開
しおりを挟む
桜の花がまぁまぁ咲いたくらいの頃、私の入学する中学校は入学式を行う。
そして私の視界にはまぁまぁ咲いている桜の花と昨日の雨が原因でぐちゃぐちゃになってしまった桜の花びらが道路にたくさん敷かれている。
こんな光景を見てしまうと、入学式という人生で数回しかないイベントのお陰で盛り上がっていた気分がダダ下がりだ。
なら見るなよと君たちは言いたいだろう。
私もそう思った。
なので今から上の方をずっと見て歩こうと思う。
まぁ、この道は最近まで毎日通学の為に歩いて居たので見なくとも間違えたりはしないだろう。
…桜、綺麗だな。
そうやって桜の花に気を取られていた私は気づかなかった。
雨上がりと雪が降ったときの天敵、マンホールさんに。
あっと思った後からはまさにあっという間だったんだと思う。
でも私には永遠の様に感じられた。
神様とローファーに文句を言えるくらいには。
あー、晴れの入学式の日にまさか転ぶとは。
私、ツいてないなぁ。
せっかく可愛らしい制服を着ていたのに。
それにしてもなぜマンホールさんで転んだんだろう。
大抵は平気なのに。
はっ!まさかローファーの所為⁉︎いつもは運動靴だったから…
いやいやでも今日、他のマンホールの上も歩いたけど平気だったしなぁ。
こうなると犯人は限られてくる。
きっと神様だろう。
あいつ…私をわざわざ転ばせやがって!
しかも、雨上がりで濡れているし桜の花びらがぐちゃぐちゃになっていて汚い道で!
今日は入学式だぞ!
なんてことをしてくれたんだあいつは!
恨んでやるぅぅぅぅぅぅぅ‼︎
そして私は神様を恨みながら重力に従って頭から落ちていった。
でも、冷静になるとこの事故の原因がすぐに解る。
私の所為だ。
あの時はあんなことを言っていたが、上の方を見て歩いていなければこんなことにはならなかった。
反省している。
なので神様、お願いです。
私をこんな可笑しな森の中から元の世界へと帰らせて下さい。
だっておかしいよねぇ⁉︎
転んでなぜか意識を失った後に起きてみたらここに居たんだよ。
少し歩いてみたらRPGに出てきそうなオーガみたいな見た目の奴等に追いかけられたんだよ。
私、多分だけど最高記録を出したと思う。
そして私が今立っているところの近くにある木が動いてます。ナウで。
攻撃はしてこないっぽいんだけど怖い。
ここ、絶対異世界だって!
そりゃあ?
異世界に行くことは一回はしてみたいって思ったよ?
でもそういうのは妄想するのが良いんであって、現実では要らないんですよ。
というか森の中って…
一体どうすればいいの⁉︎
私は取り敢えず、困っちゃったポーズをした。
うん、意味無いね。
もしかしたら、これは夢なのかも知れない。
ならまた意識を失ったら戻れるかな。
よーし、もう頭がキャパオーバー寸前だし、イケるかもしれない!
そう考えると少し希望が見えてきた私は上を向いた。
そんな少しの希望に頼ってみた私の視界には、大きなガーゴイルみたいな奴が飛んでいるのが見えた。
…これはもうキャパオーバーものですわー
もう無理ですわー
そして私の視界にはまぁまぁ咲いている桜の花と昨日の雨が原因でぐちゃぐちゃになってしまった桜の花びらが道路にたくさん敷かれている。
こんな光景を見てしまうと、入学式という人生で数回しかないイベントのお陰で盛り上がっていた気分がダダ下がりだ。
なら見るなよと君たちは言いたいだろう。
私もそう思った。
なので今から上の方をずっと見て歩こうと思う。
まぁ、この道は最近まで毎日通学の為に歩いて居たので見なくとも間違えたりはしないだろう。
…桜、綺麗だな。
そうやって桜の花に気を取られていた私は気づかなかった。
雨上がりと雪が降ったときの天敵、マンホールさんに。
あっと思った後からはまさにあっという間だったんだと思う。
でも私には永遠の様に感じられた。
神様とローファーに文句を言えるくらいには。
あー、晴れの入学式の日にまさか転ぶとは。
私、ツいてないなぁ。
せっかく可愛らしい制服を着ていたのに。
それにしてもなぜマンホールさんで転んだんだろう。
大抵は平気なのに。
はっ!まさかローファーの所為⁉︎いつもは運動靴だったから…
いやいやでも今日、他のマンホールの上も歩いたけど平気だったしなぁ。
こうなると犯人は限られてくる。
きっと神様だろう。
あいつ…私をわざわざ転ばせやがって!
しかも、雨上がりで濡れているし桜の花びらがぐちゃぐちゃになっていて汚い道で!
今日は入学式だぞ!
なんてことをしてくれたんだあいつは!
恨んでやるぅぅぅぅぅぅぅ‼︎
そして私は神様を恨みながら重力に従って頭から落ちていった。
でも、冷静になるとこの事故の原因がすぐに解る。
私の所為だ。
あの時はあんなことを言っていたが、上の方を見て歩いていなければこんなことにはならなかった。
反省している。
なので神様、お願いです。
私をこんな可笑しな森の中から元の世界へと帰らせて下さい。
だっておかしいよねぇ⁉︎
転んでなぜか意識を失った後に起きてみたらここに居たんだよ。
少し歩いてみたらRPGに出てきそうなオーガみたいな見た目の奴等に追いかけられたんだよ。
私、多分だけど最高記録を出したと思う。
そして私が今立っているところの近くにある木が動いてます。ナウで。
攻撃はしてこないっぽいんだけど怖い。
ここ、絶対異世界だって!
そりゃあ?
異世界に行くことは一回はしてみたいって思ったよ?
でもそういうのは妄想するのが良いんであって、現実では要らないんですよ。
というか森の中って…
一体どうすればいいの⁉︎
私は取り敢えず、困っちゃったポーズをした。
うん、意味無いね。
もしかしたら、これは夢なのかも知れない。
ならまた意識を失ったら戻れるかな。
よーし、もう頭がキャパオーバー寸前だし、イケるかもしれない!
そう考えると少し希望が見えてきた私は上を向いた。
そんな少しの希望に頼ってみた私の視界には、大きなガーゴイルみたいな奴が飛んでいるのが見えた。
…これはもうキャパオーバーものですわー
もう無理ですわー
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
【完結】殿下、自由にさせていただきます。
なか
恋愛
「出て行ってくれリルレット。王宮に君が住む必要はなくなった」
その言葉と同時に私の五年間に及ぶ初恋は終わりを告げた。
アルフレッド殿下の妃候補として選ばれ、心の底から喜んでいた私はもういない。
髪を綺麗だと言ってくれた口からは、私を貶める言葉しか出てこない。
見惚れてしまう程の笑みは、もう見せてもくれない。
私………貴方に嫌われた理由が分からないよ。
初夜を私一人だけにしたあの日から、貴方はどうして変わってしまったの?
恋心は砕かれた私は死さえ考えたが、過去に見知らぬ男性から渡された本をきっかけに騎士を目指す。
しかし、正騎士団は女人禁制。
故に私は男性と性別を偽って生きていく事を決めたのに……。
晴れて騎士となった私を待っていたのは、全てを見抜いて笑う副団長であった。
身分を明かせない私は、全てを知っている彼と秘密の恋をする事になる。
そして、騎士として王宮内で起きた変死事件やアルフレッドの奇行に大きく関わり、やがて王宮に蔓延る謎と対峙する。
これは、私の初恋が終わり。
僕として新たな人生を歩みだした話。
最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません
abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。
後宮はいつでも女の戦いが絶えない。
安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。
「どうして、この人を愛していたのかしら?」
ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。
それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!?
「あの人に興味はありません。勝手になさい!」
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる